こんにちは。Kです。
いよいよ週末からGWに突入。
キャンプシーンは本格的なシーズンインとなりますね。
そして、今年のキャンプの話題は「DOD」や「tent-Mark DESIGNS」などの「新幕」で持ちきりです。
それらの情報はこの「ナチュログ」の新着記事でも多数上がっていて、とても盛り上がっている印象です。
しかし、日本のキャンプシーンをずっと支えるメーカーと言えば、やはり新潟燕三条の「
スノーピーク」です。
スノーピークはもともと根強いファンに支えられたメーカーで、キャンプをしていて知らない人はいないと思います。
2015年には東証1部上場を果たし、2016年には、売上高は92億2200万円、当期純利益4億8,200万円を叩きだしていました。
私たちのメイン幕である「トルテュ」や「カヤード」もこのメーカーのもので、性能と信頼性は折り紙付きの、とても好きなメーカーのひとつです。
でも、昨年は「グランピング」など、かなりの「
高級高額路線」に振りまくっている印象があり、私たちとしては、ちょっとついて行けない感じがしてました。
スノーピークはアウトドアメーカーとしては珍しい「上場企業」ですので、HP上で「
決算報告」が確認出来ます。
で、気になっていたので(といっても発表から2ヶ月たってますけど・・・)
2月に発表された決算短信をみると、当期純利益が、2億5,100万円の赤字だったようです。(※3/1に一部訂正があります)
平成29年12月期 決算短信[日本基準](連結)
(訂正・数値データ訂正)「平成29年12月期 決算短信[日本基準](連結)」の一部訂正について
ただ、売上高は99億1,000万円と、前年比で7.5%の成長をしています。
この赤字の主な原因は、「スノーピークOperation Core HQ2」という大規模な「新物流拠点」の開設による経費と。
SAPという「新基幹システム」の稼働と初期の不具合による損失が嵩んだようです。
つまり、「売上高は順調に伸びたけど、さらに先を見越して大きな投資をしたので、今期の決算は赤字になった。」って事のようですね。
ということで、「赤字だけらダメ」ってことは全く無さそうです。
でも気になる点もありあす。
それが「株式会社スノーピークグランピング」の清算処理(清算決議は平成30年2月)です。
これが29年度の決算で減損損失として、8,200万円を計上しています。
この子会社の事は全く知りませんが、報告書の中に、会社の事業が「
グランピング事業およびアーバンアウトドア事業」であるとなっています。
「減損損失」とは、平たく言えば「投資した資金の回収の見込みが立たない時、未回収分を損失として計上する」というものです。
ですので、スノーピークは「グランピング事業およびアーバンアウトドア事業において、投資した資金が回収できないと判断した」と、読むことも出来ます。
と言う事で「グランピング路線」は、少ない情報からの判断ですが「今のところ失敗だった」とも言えそうですね。
以上のように、スノーピークは「本業は好調」だけど、他でちょっと「攻めすぎちゃった?」って感じでしょうか。
今年の新製品は、昨期の赤字とは関係無いとは思いますが、エントリーモデルの「
ヴォールト」や、タープがセットになった「
エントリーパックTT」を投入しています。
それは、昨年までの「
高級高額路線」の一辺倒から、なんとなく、方向転換しているようにも見えますね。
個人的には、お店で現物を見たときに「一目惚れ」してしまった「トルテュ」のような、魅力的なアウトドアギアを提案するメーカーとして、大きく復活してくれると良いなと思っています。
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