キャンプ場ガイド ② 〜ニュー田代オートキャンプ場〜

zero21kei

2021年02月03日 11:42

こんにちは。Kです。


11都府県で発出している「緊急事態宣言」は、栃木県以外の10都府県の延長が決定しました。

期間は3月7日までのようです。

これで、薪ストーブキャンプを堪能するはずだった今シーズンの「冬」は、あっけなく終わってしまいました。。。


ただ、年末年始に増加した感染者数も減少傾向にあるので、3月後半の「春キャンプ」から再始動が出来そうです。

とは言え、気が重い日々が続きますが、春を目指して気持ちを入れるべく、私たちにっとて「ホームキャンプ場」と言える場所を再度紹介してみます。







ニュー田代オートキャンプ場でのキャンプレポートはこちら









ニュー田代オートキャンプ場


道志川の渓谷沿いに数多のキャンプ場があり「キャンプ銀座」と呼ばれるのが山梨県道志村です。

その中で、ニュー田代オートキャンプ場は、村の中央近くにあるサイト数が25サイトくらいの中堅キャンプ場です。


道志川が作った渓谷沿いで、東西に長い「道志村」で、その中央付近にあるのが「ニュー田代オートキャンプ場」です。






※ニュー田代オートキャンプ場のHPより



フィールドは5つのエリアに分かれていて、それぞれが別のキャンプ場のようにバラエティに富んでいます。

また、Aサイトの一部を除き、オートサイトの区画がとても広いのが特長です。

場所によっては周囲のサイトが全く見えない「プライベートサイト」も多数あるため、満サイトになってもゆったりとキャンプが出来ます。


地形は道志川に削られた斜面のあるので、フィールド全体の高低差はかなりあります。

しかし、各サイトは道志に多い、整備された「砂利サイト」なので、テントを張るときに傾斜に悩むことはありません。


ただ、ニュー田代オートキャンプ場のサイトはちょっとだけ特殊です。

通常のオートキャンプ場は「1サイト=1区画(1張り分)」です。

地形やキャンプ場によって「1区画」でもかなり広さの差がありますが、おおよそ「テント+タープ+車1台」のスペースとなっています。


しかし、ニュー田代の場合、1サイトが必ずしも1区画ではなく、場所によっては「2〜4張り分」のスペースがあります。

例えば、3組でキャンプをする場合、「Fサイト上段」「Dサイト下段」などなら「3張り分以上」のスペースがあるので、基本的に1サイトあれば大丈夫です。

※F上段は2組でセパレートする事もあるので2サイトとも言えます。


「どのサイトをどのくらいの人数で使えるか?」といのは、管理人さんに相談する必要がありますが、どちらにしろ、「知らない人とペグがぶつかるほど隣接する」という状況にはならないフィールドです。










施設



管理棟は、フィールド中央のBサイトの広場にあります。

事務所は9:00〜18:00までとなっていますが、管理人のご夫妻があっちこっちで仕事をしているので「不在」という時間がけっこうあります(笑)

ですので、到着して誰もいない場合は、電話をしてみるのが良い思います。







薪は管理棟脇にある、薪置き場にあります。

基本は1カゴに詰め放題で、500円ですが、最近のキャンプブームで薪が不足するようで、その場合は仕入れた薪を束売りする事もあります。

炭は、1箱(3kg)で600円です。






管理棟の隣には、8カ所の水道がある大きな水場があります。

お湯は出ませんが、道志で多い「共用冷蔵庫」が置いてあるので、生ものなどは名前を書いて冷やして置く事が出来ます。






※ニュー田代オートキャンプ場のHPより


シャワールームは、Bサイトの広場から1段上った所にあります。

私たちは撤収日に温泉による事が多く、シャワーを使った事はありませんが、清掃されていてとてもキレイなシャワー室です。






Cサイトの東側の小川には小さな釣堀があり、そこで魚釣りをする事が出来ます。

とても小さい所なので、ガチのアングラーには場違い感が凄く、子供のレクリエーションとして楽しむ感じです。

料金は、餌代が300円、あとは1匹釣り上げると魚種によって300円〜350円という設定になっています。










Aサイト



※ニュー田代オートキャンプ場のHPより


Aサイトは、山の斜面に作られて段々畑状のサイトです。

サイト数は5サイトで、他に二棟のバンガローがあります。

A1〜A3は、古い企画のサイトの広さで比較的狭めになっています。

ただ、オートキャンプが出来るようにサイトに隣接する場所に別途、駐車場があるので、大型のテントでも張る事は可能です。

坂道をちょっと下れば、サニタリー棟や、シャワー棟へのアクセスも良く、木々に囲まれていて真夏でも涼しく過ごせるサイトです。






※ニュー田代オートキャンプ場のHPより


また、A5・6は、近年新しく整備したサイトです。

番号としては2サイト分ですが、4張りくらいは余裕で張れる広いスペースがあります。

A1〜3や、バンガローからちょっと奥まった所にあるので、とてもプライベート感があるサイトになっています。










Bサイト


Bサイトは、管理棟のある広場に作られたサイトでB1〜B3までの3サイトがあります。

ニュー田代の中では各施設へのアクセスが抜群に良いので、小さいお子さんがいるファミリーキャンプには最適です。






B1,B2は、管理棟から見て、通路を挟んだ奥側のスペースです。

サイト番号としては2サイトですが、広さはあるので4張りくらいなら余裕で張る事が出来ます。






B3は、管理棟脇のスペースにあるサイトです。

隣が管理棟なので人の行き来はありますが、角地なのでとても便利です。

私たちが使う場合は、通路側に車を駐め、奥にテントを張るようにしてます。










Cサイト



※ニュー田代オートキャンプ場のHPより


Cサイトは、ニュー田代の東側に流れる道志川の支流沿いにあるリバーサイドのサイトです。

管理棟やサニタリー棟へは、結構急な坂道を登る必要があり、アクセスが多少大変ですが、共有の「水場」はあるので、それほど不便な場所ではありません。

森の中の渓流沿いなので、ニュー田代のサイト中では一番雰囲気が良いエリアだと思います。











Dサイト


DサイトはAサイト上部に造成されたサイトです。

Dサイトには2区画あり、下段は3張り、上段は2張り分と、かなり広いスペースがあり、それぞれ専用の水場があります。






※ニュー田代オートキャンプ場のHPより


Dサイト下段は、奥に長いあまり見ないタイプのサイトです。

3サイト分のスペースがありますが、スペースの関係上(奥に車を駐めると出られなくなるなど)知らない人と共有する事は無いので、1家族でここをとれば、3サイト分をつかって自由にテントを張ることが出来ます。










Eサイト


Eサイトは、ニュー田代の敷地が一度出た道路の外側にある、完全離れサイトです。






Eサイト上段は2張り分のスペースがあります。






下段は1張り分のスペースです。






上下それぞれに専用の水場があるので、とても便利です。






また、Eサイトには「専用トイレ」があるので、例えば3家族くらいでグループキャンプをするなら、他のサイトから完全に独立したプライベートキャンプが出来ます。(崖の上はネイチャーランドオムのサイトなので、どんちゃん騒ぎは禁止です)







Fサイト


Fサイトは、管理棟から10メートルくらい下がった所にある、ニュー田代の中では一番広くて開けたサイトです。

他のサイトに比べて「立ち木」も少なく、空が開けているので、星空を見るにも最適です。






上段は2区画で、それぞれ2張り、合計4サイト分のスペースです。

写真のプジョーが駐まっている辺りが「左側のサイト」への通路で、カヤードが張ってる場所が中心になります。

ファミリーキャンプならここで左右に分かれますが、グルキャンの場合は、混雑状況によりますが、2家族で上段を使わせて貰うことも可能です。






※ニュー田代オートキャンプ場のHPより


下段は、道路を挟んで左右にそれぞれ3〜4サイトとなっていて、ニュー田代の中では最大の広さのサイトです。

また、下段の東端には屋根のある「水場」もあり、坂道は登りますが、サニタリー棟へのアクセスも良く、利便性が高いサイトです。














まとめ


私たちがニュー田代オートキャンプ場をリピートする理由は、曖昧な表現になりますが「居心地の良さ」です。


ニュー田代は、昨今の「高規格」と呼ばれるピカピカのキャンプ場に比べれば、設備という面では見劣りすると思います。

でも、「建物は立派だけど、フィールドは混雑してるしなにかと不便」というキャンプ場が多い中。

欲しい所に水場があったり、各サイトの距離が適度に離れいたりと、「キャンプ地としての素性の良さ」という指標で見れば、かなり高位あるキャンプ場だと思います。


そしてなにより、キャンプ場の中で流れる時間がとてもゆったりとしているので、いつ行ってもキャンプをとことん楽しめます。


圧倒的な自然しかないフィールドでもなく、やたらと人工物に囲まれたフィールドでもない。

言ってみると、人の温かさと、自然の温もりをバランス良く感じる事が出来る「山里の裏山」のようなキャンプ場です。

そして、そのキャンパーにとって理想形の1つと言える環境を作っているのが、間違いなく管理人ご夫妻の人柄なのだと思います。









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