ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 関東 マイベストキャンプ場アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

プジョーでキャンプ

家族3人でプジョーのSUVに乗ってキャンプしてます。

キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。

こんにちは。Kです。

長野県伊那市にある「鹿嶺高原キャンプ場」の施設などを紹介します。

キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。


このキャンプ場でのレポートはこちらです。





鹿嶺高原キャンプ場公式HP









場所


長野県南部の伊那市にあるキャンプ場です。


長野県は、地質的に東西日本の分岐点にあります。

中部域の「松本盆地」は「糸魚川静岡構造線」という大断層が南北に走り、その裂け目に出来た平地です。



キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
そして、南側は「諏訪湖」を交点にして走る「中央構造線」によって作られた土地です。


この「断層線」は非常に長くて、東は茨城県の「霞ヶ浦」周辺から、西は九州の鹿児島まで走っています。

基本は東西方向に一直線ですが、静岡県の豊橋市周辺から大きく北へ曲がって北上していて、その場所にあるのが長野南部の「伊那盆地(伊那谷)」です。


鹿嶺高原は、この「中央構造線」の真上にある場所で、1800mの高地から、この地球のダイナミックな地殻変動の痕跡を眺める事が出来る場所です。



「中央構造線」は普通の「地図」だとわかりにくいですが、GoogleMAPなどの「衛星写真」でみると教えて貰わなくてもハッキリと解ります。










アクセス


首都圏からのアクセスは、「中央自動車道」を北上して、「諏訪南IC」もしくは「諏訪IC」で降ります。


キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
その後、「国道152号線(高遠スケッチ街道)」を伊那市方面に走ります。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
高遠城跡公園を過ぎ、美和湖の畔を少し上ると、最後に鹿嶺高原へ続く「12km」の山道を走ります。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
山道は1.5車線ほどの細い道ですが、すれ違いが出来ない事はないので、真っ直ぐ進めば目的の「鹿嶺高原」へ到着します。











施設


標高1800メートルの高原にある「鹿嶺高原キャンプ場」は自ら「天空のキャンプ場」を名乗るだけあって、眺望などは素晴らしいです。

ただ、フィールドによるところもあるので、詳しくは後述します。




●管理施設
キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
受付などの管理業務は、敷地の中央にある「雷鳥荘」で行います。

また、焚火で使う「薪」など、最低限の消耗品もこちらで購入できます。

ただ、基本的に「何も無い」と思った方が良く、キャンプに必要な物は、事前に伊那市の市街などで調達する必要があります。





キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
「雷鳥荘」には畳の部屋が数部屋あり、素泊まりですが、宿泊が出来ます。

写真中央にあるのは、共同の「炊事場」なので、食材を持ち込めば、ここで料理をする事も可能です。

ただ、雷鳥荘にはシャワーなどの設備が無いので、入浴は、山を下りるか、キャンプサイトにある「コインシャワー」を利用することになります。











フィールド


キャンプフィールドは、2種類あります。

車が入れないので荷物を手で運ぶ必要ある「月見平キャンプ場」と呼ばれている「フリーサイト」と、

フィールドは車で乗り入れて、横付けが出来る「北星平キャンプ場」と呼ばれている「オートサイト」があります。


しかし、通常のキャンプ場の場合、この棲み分けは、同じエリア内で区分されることが多いですが、ここは違います。



キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
地図にあるように、2つのフィールドは800メートルくらい離れています。

そして、それぞれのフィールドは物理的に離れているのはもちろん、ロケーションを含めて全く違うので注意が必要です。










月見平キャンプ場(フリーサイト)


キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
フリーサイトは道路脇に設けられている「荷さばき用」の駐車スペースに車を駐めて、荷物をフィールドへ運びます。

駐車スペースからフィードは1メートル以上高くなっているので、大量の荷物を運び込むには不向きな環境です。

また、備え付けのリアカーなども無いので、手運びか、キャリアーを用意する必要があります。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
ただし、フィード自体は開けた草原サイトで、開放感は抜群です。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
フィールドから直接ではありませんが、先ほどの道路の所からだと、伊那市内を見下ろす眺望もあります。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
また、歩いて数分の高台に「展望台」があり、そこからの眺めは「絶景」の一言です。

このキャンプ場へ「ロケーション重視」で訪れるなら、フリーサイト以外の選択肢は無いかもしれません。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
フィールド内の施設としては、シャワー棟や、サニタリー棟があります。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
炊事場は水道が両面合わせて10個。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
竈が8カ所です。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
また、場内には、6カ所ほど「キノコ型バンガロー」が現役で使えます。











北星平キャンプ場(オートサイト)


今回、オートサイトの方は利用していないので、帰り際に偵察したレベルですが紹介します。



キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
こちらは、フリーサイトの開放感と違って、位置は尾根沿いですが、松や白樺に囲まれた「林間サイト」となります。

フィールド内から直接、景色を眺望出来る場所はありません。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
サイト周辺には「獣よけのネット」が張ってあり、その中でキャンプが出来るよになっています。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
写真だとわかりにくですが、このような感じの「ネット」があります。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
サニタリーの建物はキレイなので、オートキャンプとしては快適な環境で出来ると思います。


ただ、「標高1,800メートルの高原での開放感」というのは味わえなさそうので、どちらかと言えば、夏期の「避暑キャンプ」を目的として利用するのが良さそうです。












周辺環境


キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
キャンプ場全体の眺望という意味では、さすがに1800メートルの高原なので、見晴らしは最高です。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
フリーサイト側の展望台からは、夕方は、はるか中央アルプスへ沈んでいく「夕日」を見ることがでます。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
朝は、逆に南アルプスから登る「朝日」が拝めます。




キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
また、標高が高く空気が澄んでいるので、雲が晴れれば、満天の星空を愉しむ事が可能です。





キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。





キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
特に、南側に大きな街が無いので、夏だとさそり座方面の濃い天の川を堪能できます。



キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。



夏でも日射しが強い日中を除けば、平地より10℃は気温が低いので、最近の「猛暑日」が連発するような時期でも、快適な高原キャンプが楽しめると思います。







プジョーでキャンプ - にほんブログ村











  • LINEで送る

このブログの人気記事
お座敷スタイル用最強シート。スノーピーク「リビングシート(TM-380)」
お座敷スタイル用最強シート。スノーピーク「リビングシート(TM-380)」

スノーピークのアンケートに思う事。
スノーピークのアンケートに思う事。

キャンプマナーの言葉考察。
キャンプマナーの言葉考察。

キャンプ場ガイド ② 〜ニュー田代オートキャンプ場〜
キャンプ場ガイド ② 〜ニュー田代オートキャンプ場〜

弟家族の初キャンプをプロデュース。 〜サンタヒルズ オートキャンプ場 ① 〜到着編〜
弟家族の初キャンプをプロデュース。 〜サンタヒルズ オートキャンプ場 ① 〜到着編〜

同じカテゴリー(● キャンプレポ)の記事



コメント
こんにちは(・ω・)

キャンプ場紹介の地図で、まさか中央構造線を拝む日が来るとは(≧ω≦。)丿彡
でもネタではなくちゃんと場所の特色を伝えるためのポイントなことに感心しました
Kさんは引き出し豊富で羨ましいです

オートサイトかフリーサイトか、ここまで特色が違うとかなり悩みそうです
楽を取って景観を捨てるか、苦労があれど景観を得るか
キャンプスタイルによって考え方は変わりますね
いたちなら……お値段的にフリーかな(笑

いたちいたち
2018年08月23日 14:55
こんにちは

この前の避暑キャンプで、行ってみようかな?と思いましたが。
連れの意見を尊重して一の瀬キャンプに(^_^;)

フリーサイトの見晴らし良いし、星空も(#^.^#)
来年夏はカートを買って!行きたい候補です!

干物 >゜)))彡干物 >゜)))彡
2018年08月23日 15:27
いたちさん。こんにちは。

最近は「ジオパーク」などが流行っているので、情報として入れて見ました。

首都圏からここまで足をのばすなら、サイトは、フリーサイトの1択だと思いますよ。
ここまで来て、景観捨てちゃったら意味が無いと思います(笑)

zero21keizero21kei
2018年08月23日 18:42
干物さん。こんにちは。

一ノ瀬高原キャンプ場は、噂では聞いたことがあります。
かなりワイルドな場所のようですね(笑)

キャンプ場選びも色々ありますが、私の場合は「開放感」が結構重要です。
サイトをどの場所にするかによりますが、駐車場寄りの場所を確保出来れば、カートは無くても大丈夫ですよ。

zero21keizero21kei
2018年08月23日 18:50
こんばんわ
数年前にしらびそ高原キャンプ場へ行く時に松本から中央構造線沿いをずっと南下したのを思い出しました。
あちこちに中央構造線って書いてあったのを覚えていますが、それが何なのかは初めて知りました(笑)
あ、美和湖のそばも通りました。
きれいな道ですよね^^

というか、本当にkさんは何でも知ってますね。
まさか地理的なウンチクが出てくるとは流石に思いませんでした^^;

ediedi
2018年08月23日 19:07
え〜、料金高いオートの方が見晴らし悪いのですか・・・
これは意外ですね〜

断層から着目したキャンプ場紹介とは、
さすがkeiさん、らしいですね〜

しくしく
2018年08月23日 20:38
こんばんは~

鹿嶺高原キャンプ場ロケーション良いですね!。
オートとフリーの間が800m?!
結構離れてますね。

行くならやっぱりフリーで景色を楽しみたいですねぇ~w。
夜中にオートから展望台へ歩くのは怖そうです。。。

taku-ctaku-c
2018年08月23日 22:34
ediさん。こんにちは。

中央構造線は近畿が一番解りやすいです。
大阪南の金剛山や葛城山の辺り連峰が中央構造線の地形で、そのままに西に走り、淡路島の南がわの膨らみと、鳴門海峡の地形を形成しています。
さらに断層は、四国北部を真っ直ぐに走って、佐田岬半島の不思議な長さの理由となっています。
そういった1つの断層帯が、東側であ陣馬形山などに代表される伊那谷の幻想的な風景を作っていると考えると、スケールが大きいお話ですよね。

zero21keizero21kei
2018年08月24日 12:38
しくさん。こんにちは。

オートキャンプ側は入り口から見渡した程度なので、もしかしたら奥の方い絶景ポイントとかあるかもしれません。

なんか、キャンプ場より断層の話の方が印象が強かったみたいです(笑)

zero21keizero21kei
2018年08月24日 12:39
taku-cさん。こんにちは。

一応一つのキャンプ場なので、オートサイトからも展望台へは行けますが、やっぱり遠いですよねぇ。
もしここに行くなら、フリーサイトが一番良いと思いますよ。

zero21keizero21kei
2018年08月24日 12:40
こんにちは。

自分は両方のサイトを利用したことがあります。

3年前はオートサイトの方にも展望台がありましたが、もう無くなったのかな?
オートサイトの方は、トイレも含め電灯がまったくないので、サイトの明かりが消えた後の星空がハンパなかったのだけは鮮明に覚えております。
ただし、周囲を囲む網の外周りは何十頭という鹿に囲まれ恐怖を感じますが・・・。

自分はオートの方が好きだけど、今はめちゃめちゃ高くなっちゃってますもんね。。。
3年前は1泊大人500円子供(小学生)250円だったから、1泊1250円だったんですよ!!

でも、もし次に行くならオートにするかな。

ririami1222ririami1222
2018年08月24日 15:58
ririami1222さん。こんにちは。

オートサイト側にも展望台がありそうだと事前に調べてたのですが、当日確認出来なかったので触れていませんでした。
フリーサイトはそれほど獣の気配を感じませんでしたが、やはりあの辺りは多そうですね。

オートサイトは、私が帰り際にちょっと見た感じですが、正直、あまり魅力を感じませんでした。
でも、ちょっと見だけでは解らない良さがあるのですね。
今度行くとしたらソロではなく、ファミキャンなので、その時はオートサイトを利用してみます。
貴重な情報ありがとうございました。

zero21keizero21kei
2018年08月24日 18:09
こんばんは。

ケモノ避けって何用と思いましたが、上のコメントで分かりましたが鹿なんですね。ひょっとして鹿嶺高原って名前も鹿が多いからでしょうか。

数十頭の鹿…怖いわ(笑)

それにしても、今年の夏は高原パワーをもってしてもタフでしたね。

EgnathEgnath
2018年08月24日 21:23
Egnathさん。こんにちは。

ケモノはそのまま「獣」ですね。
まぁ、鹿大きいですけど喰われるわけじゃないからへいきかな?(笑)

霧ヶ峰の時は、一番暑い時にヘビーな活動したからへばりましたが、涼しいうちに動くと快適でしたよ。

zero21keizero21kei
2018年08月25日 12:21

上の画像に書かれている文字を入力して下さい

<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。



削除
キャンプ場紹介 長野県伊那市 鹿嶺高原キャンプ場。
    コメント(14)