こんにちは。Kです。
薪ストーブのその3、Fb.ストーブの「煙突の横引き方法」です。
前回の記事
薪ストーブをテントで使う場合、煙突をどうやって幕の外に出すかが問題となります。
出し方としては2つの方法があります。
1.ストーブからそのまま垂直に煙突を出し、テントの上から出す方法。
2.ストーブの煙突を一度横方向へ曲げて、テントのサイド面から外に出す方法。
1 の垂直出しは、ワンポールテントなど天面に穴があるテントを除き、テント上面に穴を開ける加工が必要となります。
「煙突出し用の改造パーツ」はいろいろあるようですが、私たちは2の「
煙突の横出し」をしているので、詳細は実際加工をされている方に譲ります。(やり方、解らないので・・・・)
私たちが 2 の「煙突の横出し」採用したのは下記のメリットがあったからです。
横出しの「メリット」
①テントの出入り口から煙突を出せるので、幕の加工のダメージ(穴開け)が必要ないこと。
②幕の横からストーブを入れるので、比較的幕内のレイアウトが自由にできること。
最大の理由は①です。
それは奥さんが、トルテュPro.に穴を開けるを「断固拒否」した為です(笑)
ただ、横引きには②のように比較的自由にストーブを置けるので(天井に穴あけすると基本的にその真下にしかストーブが置けません)便利です。
※入れる方向もそうですが、横引きの方向やテントに入れる長さをある程度調節できます。
実際、私たちは「薪ストキャンプ」もイスとテーブルの場合もありますが、絨毯をひいたいわゆる「お座敷スタイル」でもキャンプをします。
その時々でサイドパネルから煙突を出したり、フロントパネルの横から出したりと自由にレイアウトを変えれるのはとても便利です。
ただし、良い事だけではなく、当然デメリットもあり、そちらには「対策」が必要です。
横出しの「デメリット」
①煙突を「横引き」するので煙突が長くなること。
②純正で対応がないので、自分で煙突を横にする工夫が必要なこと。
③幕のパネル面に高熱の煙突が通るため、遮熱の工夫が必要なこと。
①は、「横引き分の長さ」というのもありますが、煙突は煙りの熱による「
上昇気流」により排煙します。
横方向では「上昇気流」が発生しないので、横だけでは煙突の役目を果たしません。
言われているのは煙突の横方向に対して縦方向が1.5倍以上。
つまり、1メートルの「横の煙突」をのばすと、そこから1.5メート以上の「縦の煙突」が必要となります。
私たちは横1メートルに対して縦2メートルにしています。
他のストーブのことは解りませんが、Fb.ストーブはこの比率で十分に排気してくれます。
今回の記事は②の「
自分で横引き方法」です。
③の「幕よけ」は次回の記事で書きます。
では、横引きの方法です。
① 煙突を曲げる
煙突自体を曲げる事ができないので、曲げられるパーツをセットします。
Fb.ストーブの煙突の直径は75Ø(直径75mm)です。(外寸です)
通常の煙突はだいたい100Ø以上ですので、ホームセンターなどで「煙突部品」で探すと良いのがありません。
ですので私たちは配管用の部材にある「90°の75Øのエルボー(外寸)」を使いました。(1個 1000円くらいです)
プレスエルボ 90度 75φ
※ホームセンターで買ったのでここの製品かは解りませんが、同じものです。
Fb.ストーブの煙突は「巻き取り式」なので装着は問題ないですが、ストーブ本体と煙突をつなぐパーツが純正パーツだときっちり75Øなのではまりせん。
ですので、私たちはホリデーロードの佐野さんに頼んでちょっと大きめのパーツを作って貰いました。
(昨日、ホリデーロードの佐野さんに確認しましたが、現在発売中のFb.ストーブは75Øのエルボーが標準ではまるように仕様が改良されているそうです)
(対策品は現在不具合があるため、改良中だそうです。もし購入時に横引きを考えているのでしたら、直接ホリデーロードへ連絡してくださいとのことです)
②煙突を固定する
煙突とエルボーの固定は「ワイヤーホースバンド」というのを使いました。
ねじを締めると、バンドが締まる金属製のパーツです。
ワイヤーホースバンド69Ø〜78Ø
本体側のエルボーの口はダンパーパーツと接続されて固定されています。
ですので、横方向になる口と煙突の固定で1つ、横から縦に戻すエルボーの両端に2つ、合計3つ付けています。
このパーツが無くても煙突のワイヤーで固定はできますが、風などで煙突が揺れたときに脱落しそうなので、このパーツを付けています。
これで止めると、横引きの煙突はしっかり固定されて自立します。
③縦の煙突を支える
横引きの煙突から縦に煙突を繋げますが、縦の煙突の重量があるので、それを支える必要があります。
煙突を支えるだけなので、高さが合えば何でも良いのですが、私たちはそのパーツに建築材料にある「鋼製束」という材料を使いました。(1個 500円くらいです)
鋼製束Lタイプ
※横引きの煙突の高さを測るのを忘れました(汗)後で高さを測ってこっそりこの文章を修正しておきます
台の部分に穴が開いているので、ジュラペグを打って固定します。
※ここまでペグを打たなくても倒れないですが・・・
さらに、縦の煙突の左右方向のぶれを止めるため、長めのペグを2本うち、金属のバンドで固定します。
※ペグと書きましたが、ホームセンターで売っていたロープ止めとかいう物で、たした500円くらいだったと思います。
これが無くても煙突は3カ所をロープで止めているので安定はしますが、念のために付けています。
④煙突を固定する
「Fb.ストーブ」の延長煙突には煙突は3カ所でロープを張れるようにリングが3つ付いています。
ただ、煙突は結構高温になるので、このリングにOリングで金属のワイヤーを付け、その端から通常のロープでペグダウンしています。
結構長めにしましたが、この位置だと煙突の温度もそれほどではないので、短めの金属チェーンを付けて、それにロープを結ぶだけでも大丈夫だと思います。
これでかなりガッチリ煙突を固定することができます。
ですので、強めの風が吹いても倒れる心配はありません。
(テントが倒壊するほどの風だと一緒に倒れると思います)
あとは、まだ不安があればさらに対策を考えれば良いですし、やり過ぎだと思えば省く事もできます。
ただ、横引きには「エルボー2つ」と「煙突の支え」と「煙突の固定」は絶対に必要になります。
これで横引き煙突は完成です。
追加のパーツの点数は多めに見えますが、予算的には数千円です。
「煙突の支柱」だけパーツが大きいので本体内にしまえませんが、(エルボーは上手くやれば2個とも入りますが、他のパーツと上手く入れていかないと入らないので、いつもは別にしてます)積載はそれほど増えません。
次回は「幕よけのお話」です。
このパーツは基本「板」だけなので積載はトランクの下に敷くだけです。
ただ、明日から私用で遠方に出かける為、PCから記事の更新ができません。
(PCに記事のネタが全部入っているので・・・)
ですので、次回アップは11日(火)の予定です(楽しみにされてる方、すみません・・・・・)
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