こんにちは。Kです。
普通のキャンプ場というと、だいたい30サイトくらいの広さが平均的です。
その中で、100サイトを遙かに超える収容能力をもつ「
巨大キャンプ場」と言うのがあります。
しかし、その「広さ」を現す単位はバラバラで、「坪」だったり「平方メートル」だったり「東京ドーム●個分」だったりします。
また、素人には突然「ここは何万坪です!」と言われても、その広さはすぐにはイメージできません。
ということで、今回は、敷地面積の「単位」を統一して、それぞれの「キャンプ場の広さ」を比較してみたいと思います。
そのために使う「広さの単位」は「
ヘクタール」と「
東京ドーム換算」の2種類にしました。
ちなみに、東京ドーム換算については、wikipediaの「面積:建築面積である46,755㎡ = 約4.7ヘクタールを用いる」と言う数値を採用しています。
と言う事で、広大な敷地を誇るキャンプ場の真の姿を調べてみましょう!!
果たして、「
東京ドーム●個分」は分かりやすいのでしょうか?
① 大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ
まず最初は、茨城県随一の広さと人気を誇る「
大子広域公園グリンヴィラ」を調べてみます。
グリンヴィラは、「大子広域公園」という、茨城県の公園内にあるキャンプ場で、東日本でも有数の高規格キャンプ場です。
綺麗に整備された場内は、フリーサイトと、区画サイトに分かれていて、毎週末は沢山のキャンパーで賑わっています。
このキャンプ場の敷地面積についての情報は、グリンヴィラの公式サイト上では見つかりませんでした。
その代わり、公園の情報として、茨城県のHP上に記載がありました。
茨城県HP「大子広域公園について」
これによると、大子広域公園の総面積は「
60.44ヘクタール」という広さだそうです。
ただ、この総面積は、キャンプ場以外のフォレスパ大子や、多目的運動場、テニスコート、また、その周辺の山林などを含めた面積のようです。
では、その中で「グリンヴィラ」の敷地面積ですが、その情報も、茨城県のHPの「いばらきもの知り博士」というコーナーにありました。
茨城県HP「関東初の5つ星オートキャンプ場・グリンヴィラ!」
こちらの情報の中に、
『グリンヴィラの敷地面積は約41,000平方メートル。東京ドームとほぼ同じ面積という広大な土地』
と、あります。
ということで、グリンヴィラの敷地面積は、「
4.1ヘクタール」だと解りました。
さらに、東京ドーム換算では「
0.87個分」です。
残念ながら、東京ドーム1個分には満たない数字ですが、これを「ほぼ同じ面積」と言い切ってしまうあたりに、茨城県の意気込みが伝わってきます。
② 北軽井沢スウィートグラス
広大な敷地の高規格キャンプ場と言えば、やはりこの「
北軽井沢スウィートグラス」は外せません。
こちらも東日本で屈指の人気を誇り、浅間山の山麓に広がるフィールドは美しく、とても魅力的なキャンプ場です。
このスウィートグラスの敷地面積に関しては、公式サイトの名称に答えがありました。
「
浅間山麓3万坪のオートキャンプ場 スウィートグラス」
「浅間山麓3万坪」をキャンプ場の枕詞としているので、調べる手間が全く掛かりませんでした。
では、3万坪をヘクタールに直すと、「
9.9ヘクタール」です。
と言う事で、スウィートグラスは、東京ドーム換算で、「
2.1個分」という事になります。
やはり、東京ドーム2個を上回ってくると、「土地の広さ」もそのキャンプ場の売りの1つになるようです。
③ 成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場
千葉県で大きなキャンプ場と言うと、やはり「成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場(以下ゆめ牧場AC)」だと思います。
ゆめ牧場の広さについては、そのHPに記載がありました。
成田ゆめ牧場HP「ゆめ牧場について」
『千葉県成田市にある『成田ゆめ牧場』は、約9万坪=約30万㎡の広さ(東京ドームの約7倍)の敷地面積』
とあり、牧場全体はかなりの規模なのが、わかります。
しかし、キャンプ場自体の敷地面積は、ゆめ牧場のオフィシャルな情報には、記載がありませんでした。
そのため、他の「キャンプ場情報サイト」などを調べました。
そちらによると「16万5000㎡」という数字がいくつか出てきました。(この数字は坪にすると5万坪というきりのよい数字です)
この敷地面積のソースは解りませんが、ゆめ牧場の航空写真を見ると、だいたい牧場とキャンプ場が半分づつくらいに見えるので、おそらくこの数字であっているように思われます。
と言う事で、敷地面積は「
16.5ヘクタール」でした。
東京ドーム換算では「
3.5個分」です。
やはり「ゆめ牧場AC」はかなり広大で、本気を出せば、プロ野球の「セリーグの全3試合(観客含む)」を、この場所でやることが出来る広さだと解りました。
④ Snow Peak Headquarters
国内アウトドアブランドとしてはトップクラスのスノーピーク。
多くのコアなファンがいて、私たちもこちらの製品を愛用しています。
その新潟県にある本社の敷地に広がっているのが、日本でも有数のフリーサイトがある、「Snow Peak Headquarters」です。
こちらのキャンプ場の面積は、スノーピークのHP上に記載がありました。
キャンプフィールドのご案内
この中の冒頭部分に、
『そこは小高い丘陵地帯。広さは約5万坪。』
とあります。
5万坪は、165,000㎡ですので、成田ゆめ牧場ファミリーACと全く同じ広さです。
と言う事で、Snow Peak HQも、敷地面積は「
16.5ヘクタール」
東京ドーム換算では「
3.5個分」という結果となりました。
⑤ フォレストパークあだたら
まだ、一度も訪れた事がありませんが、「巨大なキャンプ場」として名高いのが、東北は福島県にある「フォレストパークあだたら」です。
その恐るべき広さは、「少人数ファミリーキャンプ入門」の、しくさんの記事を読むとわかります。
フォレストパークあだたら 〜 2019お盆ソロキャン・衝撃の巨大フィールド(最終回)
有名ソロキャンパーが、度肝を抜かれるような「広さ」のフィールドですが、その敷地面積の情報は「福島県のHP」にありました。
福島県HP ふくしま県民の森フォレストパークあだたら
ここに、『面積 91.5ヘクタール(県有地) 森林学習施設 52.1ヘクタール オートキャンプ場 39.4ヘクタール』
と言う情報があります。
ですので、オートキャンプ場の敷地面積は、「
39.4ヘクタール」だと解ります。
東京ドーム換算では「
8.4個分」でした。
ここまで調べたキャンプ場の広さのを大きく上回る広さです。
ただ、地図に書いたフィールドの敷地を見比べると、ゆめ牧場や、HQの2倍以上には見えません。
おそらく、フォレストパークあだららの敷地面積は、「周囲の山林」も含めているからだと思います。
それでも、広い事に変わりは無く、このくらいの大きさになると、「途方も無く広い」というイメージになってくるようです。
⑥ 朝霧ジャンボリーオートキャンプ場
静岡県の朝霧高原は、巨大なキャンプ場が多い、富士山キャンプの聖地です。
そのなかで、先ずは「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」から調べてみます。
朝霧ジャンボリーオートキャンプ場の公式HP
その冒頭に、『370キロ平方メートルにわたる高原型の広大なサイト』と、誇らしげに広さの情報がありました。
ヘクタールにすると「
37ヘクタール」
東京ドーム換算では、「
7.8個分」です。
ただ、衛星写真を見る限り、キャンプフィールドの広さとしては、後述する「ふもとっぱら」に比べて小さいように感じます。
おそらく、これも「フォレストパークあだらら」と同じく、北東や南東にある「森林」など、フィールド化されていない土地が含まれる為だと思います。
⑦ 富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ
漫画「ゆるキャン△」のロケ地ともあり、最近はいつも大盛況の富士山YMCA。
圧倒的に広いフィールドに、ある程度の数量で、予約を切ってしまうので、フリーサイトにもかかわらず、常に伸び伸びとキャンプが出来る希有な場所です。
そして、その敷地面積については、公式HP上に情報があります。
富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ 施設紹介
『敷地面積は13万坪。東京ドーム9個分の広さです。敷地内から富士山頂から遠く伊豆半島、駿河湾まで見渡すことが出来ます。』
13万坪は、「
43ヘクタール」です。
東京ドーム換算では、「
9.1個分」となります。
このフィールドの魅力は、やはり他を圧倒する広さですが、改めて数値で見ても、その大きさがよく解りますね。
ただ、フィールド中央の建物以外に、施設がないので、端に行くほど、恐ろしく不便になります。
そのため、収容人数に制限を設けているので、敷地面積に比べて圧倒的にサイト数が少ないのも、ここの特長だと思います。
⑧ ふもとっぱら
日本で一番有名で、かつ広大な敷地といえば、やはり静岡県の「ふもっぱら」です。
ただ、ホームページ上には敷地面積についての記述は見当たりませんでした。
そのため、googleで「ふもとっぱら 敷地面積」で検索すると、「東京ドーム約5個分」という、出所不明の情報が出てきます。
東京ドームは、4.7ヘクタールなので、「ふもとっぱら」の敷地面積は「23.5ヘクタール」となります。
ただ、googleの衛星写真で見る限り、とても「23.5ヘクタール」で収まっているようには見えません。
そこで、もう少し詳しい情報を探してみました。
そして、「Kaoru君とBeet君のキャンプ日記」を書かれているKaoru&Beetさんの「
ふもとっぱら キャンプ場情報(2013年12月の記事)」と言う記事を見つけました。
その記事の最後に、「毎日新聞 静岡地方版 2013年06月12日の記事の抜粋」という形で、
『ふもとっぱらは、草原24ヘクタールと原野11ヘクタールの計35ヘクタール。60年間貸していた東京農大から8年前に返還された。』
と、ありました。
ふもとっぱらの「開業」は、公式ブログ「
ふもとっぱらblog」のTOPに、
『2005年に開設された同施設』
とありますので、「2013年の8年前に返還された」という新聞の情報と符合します。
そして、この時にわざわざ「草原」と「原野」と分けて敷地を記載しているので、おそらく開業当初は、「草原24ヘクタール」の方で、営業が始まったのだと思います。
24ヘクタールは、東京ドーム換算で、「5.1個分」です。
これが、ふもとっぱらのネット上の情報である「東京ドーム5個分」とピタリと符合します。
しかし現在のふもとっぱらが、それより広いのは、「原野11ヘクタール」の方も、この14年間で開拓されて、「35ヘクタール」の全てがキャンプフィールドになったからだと思います。
しかし、この「衛星写真」を見ると、先ほどの富士山YMCAの「43ヘクタール」と同じか、それより大きく見えて、「35ヘクタール」でもまだ少ない気がしてしまいます。
しかし、両方のキャンプ場を重ねてみると、YMCAの方が明らかに広いので、「35ヘクタール」という数字で、ほぼ間違いないようです。
ということで、「ふもとっぱら」は、東京農大から返還された「
35ヘクタール」が敷地面積だと思われます。
これを東京ドーム換算すると、「
7.4個分」と言う結果となりました。
敷地面積だけだと、朝霧ジャンボリーや、富士山YMCAより狭くなります。
しかし、他のキャンプ場が、森林や、斜面があるのに対して、ふもとっぱらは、全が平坦なキャンプフィールドです。
そのため、1,500サイトという、途方も無い数のサイトを飲み込んでしまう、日本トップクラスの「巨大キャンプ場」となったのだと思います。
まとめ
という感じで、「巨大キャンプ場」の中から、ある程度その広さの数値が解るキャンプ場を調べて見ました。
今回は、東京ドーム換算で、1個〜9個の範囲で、その比較が出来ました。
普段、「東京ドーム何個分」と言われても良く分かりませんが、全てを「東京ドーム同士」で比べると、数字がスッキリして、規模が解りやすくなったのは、意外な発見でした。
今回調べた意外にも、巨大キャンプ場はいくつもあります。
もし、今後、お気に入りのキャンプ場の敷地面積が解ったら、それを「東京ドーム」に換算すれば、他のキャンプ場との広さの比較が簡単にできますね(笑)
と言う事で、今後も色々調べて、調査を継続していきたいと思います。
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