ソロ用テント。ヒルバーグ「アクト」

zero21kei

2018年10月15日 12:02

こんにちは。Kです。

今回は、先日の五光牧場オートキャンプ場で初張りを行った、1人用のソロテントの紹介です。




私が買ったのは、Hilleberg(ヒルバーグ)の「AKTO(アクト)」というテントです。




「ヒルバーグ」はスウェーデンのテントブランドで、日本では「A&F」が正規代理店となっています。

値段が高価なテントだと言う事で有名ですが、その値段には理由があります。


それが、ヒルバーグの代名詞と言える「ケルロン(Kerlon)」と呼ばれる素材なのです。







※ヒルバーグHPより

「ケルロン」はいわゆる「シルナイロン」と呼ばれる素材で、ナイロンに「シリコン」をコーティングした素材です。


一般的なテントの場合「ポリエステル」に撥水剤を塗布しているので、撥水剤の劣化(加水分解等)により、使い続けると撥水剤が劣化していきます。


それに対して、シルナイロンは、シリコンですので、防水性の劣化に強く、さらに、シリコンの特性である強さがあるので、とても「引裂強度」が強いのです。


アクトの素材は、以前から使っている「ナロ3GT」と同じ、「ケルロン1200」と言うものです。

スペックとしては、耐水圧3000mmで、一般的なポリエステル素材より「4倍」の強度があると言われています。


「強度がある = 薄くて軽くても大丈夫」


という事ですので、ヒルバーグのテントは、軽量で丈夫なので、キャンプはもちろん、登山や南極など「過酷な環境」での冒険にも使われているのです。








アクトの構造



「アクト」の構造は、中央を1本のポールで支えて、フライの内側に「インナーテント」をぶら下げる「ダブルウォールの非自立式ワンポールテント」です。

軽量なテントは「シングルウォール」が多いので、ダブルウォールで軽量コンパクトというのが、アクトの特徴だと思います。





「インナーテント」は吊り下げ式と言っても、大型の2ルームテントのように、フライを組み立てて、後からインナーを吊るのではなく、フライト連結してたためるので、テントを設営すると、インナーテントごと立ち上がります。





設営に最低限必要な「ペグ」の数は、テントの底面を支えるために、まず「4本」





そして幕内の空間を作るため、前後のガイロープを張るのに必要な「4本」と、合計「8本」です。


ペグ無しで自立する「ドームテント」に比べると、ペグの数が多く感じますが、小さいテントで、小さい「Vペグ」を打ち込むだけなので、なので、手間というほどではありません。










機能



入り口側には「ギアシェッド」となる空間があり、写真のようにオプションの「フットプリント(グランドシート)」を装着すると、その部分まで覆われます。

広さとしては、靴の他、リュックくらいの荷物ならここに収める事が出来ます。





ウォール側の前後のブラックの部分は、開閉する事が出来き、空気を流す事が可能です。

開口部の上部には「ひさし」があり、さらに内側に斜めになっていてるので、雨が降っていても中に流れ込む心配は少ない構造になっています。





ただ、標準のインナーテント側には、この部分に「メッシュ」が無いので、夏場だとインナーテント内に熱が篭もります。





※ヒルバーグHPより

もし、真夏の平野部で使うなら、オプションの「メッシュインナーテント」を使った方が快適だと思います。



ちなみに、ヒルバーグのインナーテントは、オプションの「ポールホルダー」を買うと、インナーテントだけで設営が可能です。

ですので、「メッシュインナーテント」「ポール」「ポールホルダー」と組み合わせて使うと、タープ下で使う「蚊帳」にもなります。






インナーテントの中央上には、2カ所、フックをかけれれるループが付いています。


インナーテントの広さは1人用としては必要十分で、「インレーターマット」を敷いても余裕があります。



また、インナーテントの形状は「5角形」となっていて、奥側に若干のスペースがあります。

ここにも荷物を置くことが出来るので、1人用の軽量テントとしては、意外と広く使えます。





入り口の上部には、「ベンチレーション」があります。





向かって右側のチャックは、テントの一番下まで開くことが可能です。





ベンチレーションの上部には、「ひさし」があるので、降雨時にベンチレーションを開けても雨の侵入を防ぐことが出来ます。

この「ひさし部分」には中に「針金」が入っているので、形を整える事が可能です。


1人使用に特化した、山岳テントですが、その軽さと設営の簡単さは、オートキャンプでも威力を発揮するとても素晴らしい幕だと思います。






色は、すでに持っている「ナロ3GT」と合わせて赤にしました。





青空と、緑のフィールドにとても映える色なので、とても良いです。


私の場合、オートキャンプがメインで、登山などはしないので、テントの性能としては「オーバースペック」になります。

ただ、素材の耐久性は、そのままテントが長持ちすることを意味します。


安いテントを買い換えていくのも良いですが、長くキャンプを続けていくのなら、耐久力のあるテントを「一生モノ」として使っていくのも、経済面から見ても有りだと思います。





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