こんにちは。Kです。
キャンプと言えば「焚火」と言われるほど、焚火はキャンプには欠かせません。
昔は「直火」が当たり前でしたが、今は環境保全の観点からも「焚火台」を使うのが一般的です。
焚火台は色々な物が各メーカーから出ていますが、「
火を燃やすだけ」であれば、数千円の安い焚火台で十分ですので、何万円もする焚火台は特に必要無いと言えます。
しかし、「キャンプの遊び方」というのは面白いもので、「目的」を持ってしますと、今までスルーしていたギミックが、突然、ものすごく輝いて見える事があります。
それが、私たちにとってのBioLite「
ファイヤーピット」なのです。
まず、この焚火台、現行型の「ファイアピット PLUS」の価格は、¥47,300(税込)と度肝を抜くお値段です。
焚火をするだけの道具にこの値段は普通ありえません。
もちろん、私たちも使うまではそう思っていました(笑)
この焚火台が高額な理由は、「
バッテリー駆動の送風ファン」が付いている所です。
煙が少ない焚火台
ファイヤーピットの利点は、一言で言うと「
煙が圧倒的に少ない」という事です。
その理由は先ほど言った「送風ファン」があるためです。
焚火の「煙」とは、不完全燃焼した「
可燃性ガス」です。
ですので、焚火の温度を450℃以上にキープすれば、煙ごと燃えてくれるので、ほとんど煙は出ません。
そして、焚火の温度が低下する理由はいくつかありますが、そのうち大きなウェイトを占めるが「
酸欠」です。
焚火が燻った時、「火ふき棒」などを使って風を送ると、炎が復活します。
これは、燃焼に必要な酸素が供給されるからで、酸素があれば焚火は高温で燃えるのです。
そして、ファイヤーピットは、「
電気の力」を使っ強引に空気を送る事によって、その問題を解決しています。
バイオライト ファイヤーピットは、メッシュパネルを装備した焚火台本体と、オレンジ色の「バッテリー兼送風機」で出来ています。
送風機から送られた空気は、焚火が窒息しやすい上面に、2本の穴の空いたパイプから供給されます。
このため、この焚火台に一度着火すれば、常に内輪で扇ぎ続けている状態のようになるので、ほとんど煙りが出ないで焚火が出来ます。
さらに、風力は「
4段階」で調節が出来ます。
しかも、「bluetooth」を使ってスマートフォンのアプリから、風力調節が可能です。
ですので、温度が下がりやすい「新しい薪」の投入時は風力を上げ、安定燃焼している時は風力を下げるなどの操作が、椅子に座ったままできます。
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BioLite バイオライト アウトドア ファイアピット PLUS たき火台 BBQ 焚火 充電 モバイルバッテリー 1824272
そんな機能は必要なの?
と、まぁ、BioLite「ファイヤーピット」の機能としては基本的にこれだけです。
まぁ、普通に考えると「煙が少ない」と言うメリットは、焚火で目が染みた経験のある人なら、「それは良いよね」と言うとは思いますが、なにぶん、値段がべらぼうに高いし、最近のコンパクトな組立式の焚火台に比べると、もの凄く嵩張ります。
ですので、普通は「買う」はもちろん、あっても「持って行って使う」ことすら、道具が多いオートキャンプでは躊躇するような代物です。
しかし、ある目的を持つと、この焚火台が一気に輝くのです。
冬キャンプでやる、テントの中での焚火です。
テント内での焚火
聞いただけで、とても危険な香りしかしないこの遊び方。。。
もちろん、ほとんどのテントでは出来ませんし、なにより「
大変危険」です。
しかし、世の中には、「
中で焚火が出来るテント」というのがあります。
そう言ったテントを使い、きちんとした知識を身につければ、全く不可能というわけで張りません。
そして、焚火が出来るテントの代表格と言えば、スウェーデンのテントメーカーである「
Tentipi(テンティピ)」があげられます。
メーカー純正のテントのオプションに専用の「焚火台」があるように、このメーカーのテントは、テント内で火器(焚火)が出来る構造になっています。
※Tentipi HPより
テンティピのテント(Zirkon/Safir)の特長は、ワンポールの上部のベンチレーションは勿論ですが、ボトム部分にもベンチレーションを備えていて、「空気の流れ」を効果的に生み出すことができるそうです。
このため、テントの中で焚火をしても綺麗に排気をしてくれるそうです。
そして素材は、CP(コットン・ポリエステル混紡素材)と、Light(ナイロン・ポリアミド素材)がありますが、LightはCPに比べ火の粉に弱いので、選ぶのはCPの方になります。
ただしそのお値段は高くて、最上位モデルとなる「サファイア CP」の場合、15サイズ(高さ3.6m)で、¥396,000(税込)、9サイズ(高さ3.1m)で、¥269,500 円(税込)です。
その下のモデルである、「ジルコン CP」でも、15サイズ ¥321,200(税込)、 9サイズ ¥216,700(税込)と、どれも「20万円越え」の高級幕になっています。
しかも、焚火が出来ると言っても、テント上部から煙りを排気するため、必ずその部分は「煤」で汚れます。
ですので、例え所持していても、これで焚火をするのは結構勇気が必要です(笑)
ただ、テンティピの説明を見る限り、焚火が出来る理由は、下記の3点です。
① 大きな空間を備えるワンポールテントであること。
② 上部と下部に大きなベンチレーションが備えられていること。
③ 火の粉に強い難燃性の「コットン・ポリエステル混紡素材」であること。
この条件を備えていれば、他のテントでも同様の事ができそうです。
サーカスTC BIG
そんな条件を備えていながら、より安価に買えるテント。
※tent-mark DESIGNS HPより。
それが、WILD-1のPBであるtent-mark DESIGNSの「
サーカスTC BIG」です。
全高3.5m、「
五角形の大型ワンポールテント」です。
上部は大きく開口するベンチレーションを備え、さらに5面下部には大きなメッシュパネル(全開可能)を備えています。
TCは、焚火タープなどでも定評がある「コットン混紡生地」であり、多くの人が支持するとても優れた素材です。
そしてなにより、値上がり後の現行型でもお値段が¥54,780(税込)と、テンティピの1/4の価格になっています。(後継モデルのサーカスTC BIG+は値上がりしています)
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テンマクデザイン サーカスTC BIG(tent-Mark DESIGNS)
そして、このテントに「 BioLite ファイヤーピット」を入れるとこんな感じになります。
そして実際の使用風景。
着火時や、薪の投入時、またベンチレーションの開け具合で、煙が出たりましたが、最適な燃焼の状態であれば、全く問題無く遊ぶ事が出来ました。
しかし、送風ファンの威力は凄まじく、ほとんど煙が出ないので、幕内とは思えないほど快適です。
さらに燃え上がる炎が暖かく、氷点下のキャンプでも全く凍える事なく、過ごす事が出来ました。
さらに、送風されて燃え上がる炎を使って目の前で「料理」も作れます。
バリバリに凍てつくフィールドなのに、、テントの中では焚火を囲んだ快適空間。
それは、薪ストーブでの暖かい空気に包まれる感じとはまた違い、ベンチレーションにより常に入れ替わる空気のなか、焚火の炎の熱で温められる感じです。
どちらにしろ、これはまさに「
究極の非日常」でした。
キャンプの遊び方は沢山あります。
そんな遊び方の1つにこの「幕内焚火」が加わると、よりキャンプの幅が広がります。
この「ファイヤーピット」と言う高額焚火台と、それをインストール出来る「サーカスTC BIG」というテントの組み合わせが持つ意味。
それは、ハイテクとか高級とかそう言うことではなく、大袈裟に言えば、「
人生の豊かさ」に、新たな彩りを加えてくれ力を秘めている。
そのことに、とても大きな意味があると思います。
おしまい。。。。。。
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