新型ポータブル電源 PhewManSmart 500(ヒューマン スマート500)

zero21kei

2021年04月16日 11:52

こんにちは。Kです。


最近のキャンプは昔と違い、バッテリーの進化によって「電動のキャンプギア」が充実しています。

私たちも昨年の秋に、そういったギアをフルで活用できるように「大容量電源」を導入しました。

それが、ポータブル電源「PhewMan500(ヒューマン500)」です。


最近のポータブル電源は、バッテリー容量が大幅に増えて、省電力製品だけで無く、「電気毛布」のように、大きな電力を使う「暖房機器」でも使う事が出来ます。


しかし、一番使いたかった「冬キャンプシーズン」は、残念ながらノーキャンプとなってしまい、あまり活用出来ませんでした。


とはいえ、これからの夏シーズンは、「カヤックキャンプ」など、連泊するようなキャンプが始まります。

そう言った場所で、LED照明やスマートフォンの充電、または、「扇風機」などの冷房家電で快適なキャンプが出来そうです。



そんな中、「PhewMan500」のメーカーのイデアル様から、「改良型の新製品が出たのでレビューをお願いしたい」とのメールを頂きました。


私たちの持つ旧型でも必要なスペックは兼ね備えていますが、新型のスペックはさらに良くなっているそうです。

ということで、「新・旧 PhewMan」の比較レビューを書いてみたいと思います。


ベースとなる基本性能に関しては「旧型」と同じなので、興味のある方は「前回の記事」と併せて読んで頂けると幸いです。








旧型のレビュー記事はこちら

2020/10/14
こんにちは。Kです。私たちのデュオキャンプ時代。冬でも営業している景色が良いフリーサイトを選んで出撃していました。氷点下でも幕内のリビングスペースは「薪ストーブ」で快適ですし、寝るときは「グランドオフトンダブル」があり凍える事はありません。しかし、aちゃんが生まれて「ファミリー…








PhewMan Smart 500(ヒューマン スマート500)


改良型の新製品の名前は「PhewMan Smart 500」となり、「スマート」という名前が加わっています。





新旧の形状はご覧の通りです。(左が新型、右が旧型)


デザインについては、旧型の角張ったデザインから、丸みのあるデザインに変更されています。

ただ、「PhewMan」のもつ「スタイリッシュさ」はそのままで、むしろデザイン的に「ブラッシュアップ」された印象です。

最近はカラーリングなど凝ったデザインの「オシャレ系」が多いですが、私たちはこのような「スタイリッシュ系」の方が好みです(笑)





そして気になる製品サイズは、下記の通りに変わっています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

旧型:横25.6×縦16.6×高さ16.9cm

新型:横26cm × 奥行17.3cm × 高さ20.2cm

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


縦横は数ミリ、高さは3センチちょっと大きくなっています。

高さが大きく増したのは、後述する「取っ手の形状」の変更によるものです。

新型は充電容量がアップしているので、このくらいのサイズアップは許容範囲内だと思います。




外見の変更は以上ですが「ポータブル電源」は置物ではないので、その「性能」がとても重要です。


その中で、前回の記事であげた、

バッテリー容量(大容量)

安全性(PSEマークの取得)

純正正弦波(高性能インバーター)


という重要な3つのポンとは、旧型と同じです。


ですので、ここからは旧型からの変更点となる「8つのポイント」を説明します。







① Wh:540Wh→643Wh mAh:150,000mAh→174,000mAh


「Wh」「mAh」の数値は「バッテリー容量」です。

新型はこの「バッテリー容量」が、旧型に比べて「約20%」ほどアップしました。


バッテリー容量は、ポータブル電源の性能の中でも一番重要な項目です。

これが増えれば、それだけ長く電化製品を使えるので、このパワーアップはとても嬉しい限りです。


ちなみに、643Wというのは、計算上「50Wの電化製品」を「12時間半」ほど使える容量です。

50Wというのは、製品によりますが、電気毛布を「」で使った時の消費電力に相当します。

ですので、1泊のキャンプでも明け方まで十分持ちますし、弱などで運用すれば2〜3泊でも使える事になります。



しかし、バッテリー容量アップは、そのまま製品のコストアップに繋がるため、新型は旧型より定価が高くなっています。

ただ、その率は約13%なので「Wh」辺りの単価としては値下がりしています。






② ワイヤレス充電機能の追加



旧型には無かった「ワイヤレス充電」が本体上部に付きました。

現在はiPhoneなどもこの「ワイヤレス充電」に対応しているので、USBケーブルが無くても、本体上部に置くだけ充電が出来るようになりました。

キャンプ中のサイトは、ゴチャゴチャしやすいので、「ケーブル無し」はとても便利です。


実際、先日の「かずさオートキャンプ場」のキャンプの時は、この「ワイヤレス充電」を一番使っていました。







③ 使用温度:0C° 〜 40C°(使用時) -5C° 〜 45C(保管時)



バッテリーには使用の可能の温度帯があり、PhewMan Smart 500 は「0℃ 〜 40℃」と一般的なバッテリーと同等の性能になっています。

しかし、キャンプで使う場合、冬は「氷点下」になりますし、夏の車内は、40℃を超える事もあります。

そうすると、このスペックでは少し不安です。


その辺について、イデアル様に質問したところ、実際の耐久保管温度は「-10℃ 〜 65℃」と、かなり幅が広い設計になっているそうです。

ただ、あまり「極限状態」で使用可能とすると、温度管理が甘くなってしまうので、安全マージンが多めの「控えめの数値」にしているそうです。

ですので、必ずしも「-5C° 〜 45℃以内にしないと、壊れて使えなくなる!」と言う事は無いそうです。


「PhewManSmart 500」は、ある程度「温度管理」を適切に行えば、「真冬のキャンプ」でも「炎天下の真夏のキャンプ」でも、快適に「ポータブル電源」を使う事が出来るスペックになっているようです。








④ PD:18W→60W



ここから先は、「難しい電気の機能」の話です(笑)

電気は苦手って人は多いと思うので、何を言っているか解らない場合、「新型はマグネットコーティングのような事をされて強くなったらしい」という認識で良いと思います。



「PD」とは電源供給を意味する「USB Power Delivery」の略で、「給電容量」の事です。

給電容量が増えると言う事は、同じ時間でより多くの電気を送る事が出来ると言う事で、例えば電化製品に充電する場合、「充電時間が短くなる」と言うメリットがあります。

ただし、電源を供給する製品により、何Wまでの入力に耐えるかは違いがあるので、「60W」というのは供給側の最大容量です。


この辺りについては、イデアル様に質問したところ、例として以下の製品を教えて頂きました。


「MacBook Pro 13:61Wまで対応」

「MacBook Air:30Wまで対応」


つまり、例にあげた2つのノートパソコンの場合、旧型(18W)での充電に比べて、MacBook Pro 13は、新型の60W供給ができるので、3.3倍の早さで充電出来ます。

それに対してMacBook Airは、製品が30Wまでなので、30Wの給電となり、旧型に比べると1.6倍の早さにしかならないと言う事です。(それでも十分早いけど・・・)


この辺りは使っている製品次第ですが、ユーザー側がで操作する項目では無いので、使って見たら「お、充電早いな」と感じる事があると言う感じだと思います(笑)






⑤ シガーソケット : 12V、8A → 12V、10A



同じ12Vでも、8Aから10Aにアップするメリットは、「使用可能製品の種類が増える」という事のようです。


例えば、シガーソケット接続の製品で「使用電流 9A」と言う物があったとします。

この場合、旧型だと「1A」不足するので動きませんが、新型は「10A」まで対応してるので動きます。


シガーソケット接続の製品は、どちらかと言えば「カー用品」です。(もともと、シガーソケットって、車用のライターのコンセントです)

ですので、キャンプ用品としては、シガーソケット接続する機器は多くありません。


ただ、手元にある「カー用品(掃除機とか)」が問題無く使えると、キャンプでの活用幅が広がると思います。







⑥ 電圧 : 12V変動タイプ → 12V固定タイプ


シガーソケット対応品の中で、キャンプで使える製品の代表は「車載用冷蔵庫」があります。

こういった「ずっと電源を供給する」製品の場合、電圧変動タイプ(バッテリー容量の低下と共に電圧も下がるタイプ)の場合、使っていると12Vを切ってしまい、バッテリ−が残っているのに製品が停止してしまうことがあります。

このデメリットを改善したのが、「12V固定タイプ」です。

これによりバッテリー容量が無くなるまで、12Vでの供給がされるので、そういった製品を安心して使う事が出来るようになりました。







⑦ Hzの切り替え機能の追加


日本の電気は東西で60Hzと、50Hzで電気の周波数が違います。

周波数が違う製品を使うと、故障が誤作動の原因になります。(故障するような制御を行う製品は、周波数の切り替え機能が付いているので昔ほど神経質にならなくても大丈夫ですが・・・)

新型はこの切り替えの機能が付いたので、製品の周波数を気にせず使う事が出来ます。









⑧ 重さ:5kg→5.8kg



これは、唯一と言える「デメリット」ですが、重さが「800g」ほど増えています。

この重量増加は、バッテリー容量の増加によるものだと思うので、得られるメリットに比べると「許容範囲内」だと思います。


ただ、その重量増加と、本体上部への「ワイヤレス充電」の追加もあり、取っ手の部分が簡易的な「折りたたみ式」から、「アーチ状」のしっかりとした形状に変更されています。

アーチ状の取っ手は、持ち運びが楽になる反面、高さが増して積載性が多少悪くなりますが、実際使った感じでは殆ど気になる事はありませんでした。







その他 LEDライト



細かい変更点ですが、本体前面の「LEDライト」がバー状のものから、丸型になりました。

常用するものではなく、どちらかというと非常用なので、集光力があるこちらの方が便利そうです。








まとめ



私たちは、旧型の「PhewMan 500」を、昨年のキャンプで2回ほど使っています。

その時はまだ冷え込みも弱かったので、1枚の電気毛布をaちゃん用に「弱」で使いましたが、電気は20%程しか減りませんでした。

本当は、1月の連休キャンプや、雪中キャンプで使いたかったですが、コロナの影響で使えませんでした。

ただ、実際にいくつかの電気製品を繋いだ感じでは、安定して十分な力を発揮してくれると思います。

また、最近はまた「地震」が増えていて、いつ大きな災害が来るか解りません。


そう言ったとき、手元に「ポータブル電源」があると、色々な場面で役立つと思います。






そして、その新型となる「PhewManSmart500」は、旧型にあった「PSEマーク」の取得や、「純正弦波」など、絶対に必要な機能はそのまま備え、さらにユーザーの声に応えて改良されたようです。


こういう製品は、大人だけでなく子供も使うので、「電気の知識が無くても安全に使える」と言う製品が安心です。


そう言う意味で、「PhewManSmart500」は、まさに「正統進化」をして、よりユーザーフレンドリーな製品に仕上がっていました。


普段はキャンプ使いで持ち運び、災害時などには貴重な「非常用電源」として使えるポータブル電源。

その選択肢として、「PhewManSmart 500」はかなりオススメの商品だと思います。








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