こんにちは。Kです。
真夏のキャンプの最大の敵は「
暑さ」です。
真冬のキャンプは気候的には夏より厳しいですが、「暖房」や「衣類」を強化すれば、寒さを跳ね返して快適に遊ぶ事が出来ます。
それに対して真夏の暑さは対策が難しいのが実情です。
特に35℃を越えるような猛暑日になってしまうと、例え「
パンイチ」でも涼しくなることは無く、キャンプの暑さは事実上、防ぐことは不可能です。(※パンナシでも同じです)
しかし、カヤックキャンプの本番は真夏です。
そのため、少しでも「酷暑」を和らげるため、ついに「扇風機」を導入したのです。
扇風機の選択
現在のアウトドア用品は、バッテリー性能の向上により「
電化」が進んでいます。
そのため、USBで充電するバッテリー内蔵型の「扇風機(ファン)」も色々なタイプの物が発売されいます。
ただ、モバイル用の小型扇風機は、「バッテリー容量」に制約があり、実際フィールドで使うと、手元にあれば涼しいですが、ちょっと離れると、やはり「風力不足」を感じてしまいます。
しかし、私たちは昨年、「
ポータブル電源」をゲットしました。
元々は、「真冬の電気毛布」を稼働させるのが主目的でしたが、「
640Wh」の大容量があれば、扇風機も動くはずです。
ということで、「家庭用扇風機」の消費電力を調べて見ました。
そして、扇風機には「DCモーター」と「ACモーター」の2種類が存在します。
DCモーター
現在、家庭用扇風機で性能が良い機種は、「DCモーター」という直流モーターを使うタイプです。
DCモーターの特徴は、消費電力が低く、風量をスムーズに変える事が出来ます。
ということで、その「DCモーター」のリビング用扇風機のスペックを、パナソニックのHPで調べて見ましょう。
リビング扇 F-CU338 詳細(スペック) ※ Panasonic HP
「リビング扇 F-CU338」の消費電力は「
19W」でした。
この消費電力を「640Wh」のポータブル電源のバッテリー容量で使えば、計算上は「
33時間」使う事が出来ます。
ただ、実際の電力消費はロスもあるので、感覚的には容量の7割くらいが実際使える電力です。
しかし、33時間稼働なら、それでも「
23時間以上」は期待できます。
さらに、直流のDCモーターの場合、モーターの回転数が下がれば、その分消費電力がガクッと落ちます。
ですので、夜に弱めの風量に調節すれば、消費電力がグッと下がるので、ポータブル電源の消費電力も節約出来そうです。
ただ、DCモーターの扇風機のデメリットは、比較的値段が高く、種類が少ない事です。
キャンプで使う場合、、車に積むときの「
積載性」も重要です。
リビング用の大きさだと、その辺りがネックになりそうです。
ACモーター
今度は、一番オーソドックスな「ACモーター」という交流モーターの製品を調べて見ましょう。
「ACモーター」は、DCモーターに比べると、性能的には見劣りします。
しかし、ACモーターの良い所は、一般的で汎用的な製品なので、種類が豊富で、DCモーターに比べるとコストパフォーマンスが優れる点です。
とは言え、肝心の「ポータブル電源」で実用に耐えられ無ければ、安くても意味がありません。
ということで、先ほどと同じパナソニックのHPで、ACモーターモデルのスペックを調べて見ます。
リビング扇 F-CU324 詳細(スペック) ※ Panasonic HP
こちらの製品の場合、消費電力は供給される電気の周波数によって違いがあり、50Hzだと「 38W」、60Hz:だと「43W」となっています。
消費電力だけ比較すると、ACモーターはDCモーターの倍以上の消費電力があるようです。
念の為、パナソニック以外のメーカーの同等製品を調べましたが、リビング用の扇風機は、だいたい「
30W〜45W」くらいの消費電力が多いようです。
と言う事で、仮にACモーターモデルを「40W」として、「640Wh」のポータブル電源で使用時間を計算してみます。
すると最大稼働時間は「
16時間」となり、実働は7割として「
12時間以上」と言う感じになります。
DCモータータイプに比べると、やはり稼働時間は半減です。
しかも、ACモーターは、回転数を下げてもそれほど消費電力が下がりません。
ですので、実働時間の差は、もっと広がりそうです。
とはいえ、「12時間以上」という稼働時間は、1泊キャンプなら、必要十分です。
そして何より、ACモータータイプは、2,000円くらいの物から存在するので、「
コストパフォーマンス」が圧倒的です(笑)
と言う事で、私たちの「キャンプ用扇風機」は、ACモータータイプで、なるべく小型になる物を探す事となったのです。
レトロテーブルファン
その結果、導入したのは、「
レトロ テーブルファン ノスタルジック」という扇風機です(現在は在庫切れでした)
購入時の金額は、税込みで7,700円と、激安品よりは少し高めでした。
ただ、「テーブルファン」という名前の通り、テーブルに置いて使う大きさで、足が短くて車への積載性が良さそうです。
形状は、昭和な感じのレトロタイプで、色はブルー系です。
キャンプだと、白のモダンな扇風機より、こちらの方がサイトの雰囲気に合いそうです。
そして、肝心の消費電力ですが、この扇風機のカタログ上の定格消費電力は「33/35W」でした。
ということで、実際に「ポータブル電源」に接続して、試して見ましょう。
先ずは、風量調節の3段階の内、一番弱い「
弱」で動かし見ます。
電源を入れると、首を振りながらファンが回転します。
弱でもそこそこ風量が有り、ちょっと離れてても「風」を感じます。
ちなみに、ポータブル電源の液晶パネルに表示される使用電力は「31W」前後で、稼働時間は「17時間」です。
これなら、寝苦しい熱帯夜のキャンプでも、消灯から朝まで付けっぱなしにしても十分バッテリー容量がもちそうです。
次に最大風量となる「
強」に変えます。
スイッチを切り替えると、ゴーッというちょっとウルサいくらいの音が出て、かなりの強風が出ました。
この状態の消費電力は「37W」で、使用時間は「14時間」に減少します。
ただ、風量的には3倍くらい感じますが、消費電力は2割増し程度のようです。
これなら、設営後や、カヤック後の汗だくな時に「強」で風を受けて涼んで、ゆっくりとサ寛ぐ時は「弱」でサイト全体に風を回す使い方で、バッテリーを節約できそうです。
どちらにしろ、1泊キャンプならほぼ「使い放題」。
ポイントを絞って上手く使えば、ポータブル電源が無充電でも2泊3日くらいまでは使えそうです。
と言う事で、この夏のキャンプで、実際に使ってみました。
その威力は絶大で、日中、無風フィールドでも、扇風機でかなり快適に過ごせました。
風があるかないかで、かなりの違いがあります。
また、首振りで離れて居ても風が来るので、「扇風機の取り合い」というような惨事もありません(笑)
また、バッテリー容量ですが、試したのがカヤックキャンプで、湖畔と言う立地から、夕方からはオフにしても大丈夫だった事もあり、3泊キャンプでも、バッテリーを使い切る事はありませんでした。
これから9月に向けて、まだまだ残暑が続きます。
キャンプに限らず、普通に家でも使えるので、この扇風機は、これからもとても重宝しそうです。
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