真夏のキャンプ対策。扇風機を導入。

zero21kei

2021年08月17日 12:06

こんにちは。Kです。


真夏のキャンプの最大の敵は「暑さ」です。


真冬のキャンプは気候的には夏より厳しいですが、「暖房」や「衣類」を強化すれば、寒さを跳ね返して快適に遊ぶ事が出来ます。


それに対して真夏の暑さは対策が難しいのが実情です。

特に35℃を越えるような猛暑日になってしまうと、例え「パンイチ」でも涼しくなることは無く、キャンプの暑さは事実上、防ぐことは不可能です。(※パンナシでも同じです)


しかし、カヤックキャンプの本番は真夏です。

そのため、少しでも「酷暑」を和らげるため、ついに「扇風機」を導入したのです。












扇風機の選択


現在のアウトドア用品は、バッテリー性能の向上により「電化」が進んでいます。

そのため、USBで充電するバッテリー内蔵型の「扇風機(ファン)」も色々なタイプの物が発売されいます。


ただ、モバイル用の小型扇風機は、「バッテリー容量」に制約があり、実際フィールドで使うと、手元にあれば涼しいですが、ちょっと離れると、やはり「風力不足」を感じてしまいます。

しかし、私たちは昨年、「ポータブル電源」をゲットしました。

元々は、「真冬の電気毛布」を稼働させるのが主目的でしたが、「640Wh」の大容量があれば、扇風機も動くはずです。


ということで、「家庭用扇風機」の消費電力を調べて見ました。

そして、扇風機には「DCモーター」と「ACモーター」の2種類が存在します。





DCモーター


現在、家庭用扇風機で性能が良い機種は、「DCモーター」という直流モーターを使うタイプです。

DCモーターの特徴は、消費電力が低く、風量をスムーズに変える事が出来ます。


ということで、その「DCモーター」のリビング用扇風機のスペックを、パナソニックのHPで調べて見ましょう。



リビング扇 F-CU338 詳細(スペック) ※ Panasonic HP




「リビング扇 F-CU338」の消費電力は「19W」でした。


この消費電力を「640Wh」のポータブル電源のバッテリー容量で使えば、計算上は「33時間」使う事が出来ます。

ただ、実際の電力消費はロスもあるので、感覚的には容量の7割くらいが実際使える電力です。


しかし、33時間稼働なら、それでも「23時間以上」は期待できます。

さらに、直流のDCモーターの場合、モーターの回転数が下がれば、その分消費電力がガクッと落ちます。

ですので、夜に弱めの風量に調節すれば、消費電力がグッと下がるので、ポータブル電源の消費電力も節約出来そうです。


ただ、DCモーターの扇風機のデメリットは、比較的値段が高く、種類が少ない事です。


キャンプで使う場合、、車に積むときの「積載性」も重要です。

リビング用の大きさだと、その辺りがネックになりそうです。









ACモーター


今度は、一番オーソドックスな「ACモーター」という交流モーターの製品を調べて見ましょう。

「ACモーター」は、DCモーターに比べると、性能的には見劣りします。

しかし、ACモーターの良い所は、一般的で汎用的な製品なので、種類が豊富で、DCモーターに比べるとコストパフォーマンスが優れる点です。


とは言え、肝心の「ポータブル電源」で実用に耐えられ無ければ、安くても意味がありません。


ということで、先ほどと同じパナソニックのHPで、ACモーターモデルのスペックを調べて見ます。




リビング扇 F-CU324 詳細(スペック) ※ Panasonic HP




こちらの製品の場合、消費電力は供給される電気の周波数によって違いがあり、50Hzだと「 38W」、60Hz:だと「43W」となっています。

消費電力だけ比較すると、ACモーターはDCモーターの倍以上の消費電力があるようです。


念の為、パナソニック以外のメーカーの同等製品を調べましたが、リビング用の扇風機は、だいたい「30W〜45W」くらいの消費電力が多いようです。


と言う事で、仮にACモーターモデルを「40W」として、「640Wh」のポータブル電源で使用時間を計算してみます。


すると最大稼働時間は「16時間」となり、実働は7割として「12時間以上」と言う感じになります。


DCモータータイプに比べると、やはり稼働時間は半減です。

しかも、ACモーターは、回転数を下げてもそれほど消費電力が下がりません。

ですので、実働時間の差は、もっと広がりそうです。


とはいえ、「12時間以上」という稼働時間は、1泊キャンプなら、必要十分です。

そして何より、ACモータータイプは、2,000円くらいの物から存在するので、「コストパフォーマンス」が圧倒的です(笑)



と言う事で、私たちの「キャンプ用扇風機」は、ACモータータイプで、なるべく小型になる物を探す事となったのです。












レトロテーブルファン



その結果、導入したのは、「レトロ テーブルファン ノスタルジック」という扇風機です(現在は在庫切れでした)

購入時の金額は、税込みで7,700円と、激安品よりは少し高めでした。


ただ、「テーブルファン」という名前の通り、テーブルに置いて使う大きさで、足が短くて車への積載性が良さそうです。







形状は、昭和な感じのレトロタイプで、色はブルー系です。

キャンプだと、白のモダンな扇風機より、こちらの方がサイトの雰囲気に合いそうです。



そして、肝心の消費電力ですが、この扇風機のカタログ上の定格消費電力は「33/35W」でした。

ということで、実際に「ポータブル電源」に接続して、試して見ましょう。






先ずは、風量調節の3段階の内、一番弱い「」で動かし見ます。

電源を入れると、首を振りながらファンが回転します。

弱でもそこそこ風量が有り、ちょっと離れてても「風」を感じます。


ちなみに、ポータブル電源の液晶パネルに表示される使用電力は「31W」前後で、稼働時間は「17時間」です。


これなら、寝苦しい熱帯夜のキャンプでも、消灯から朝まで付けっぱなしにしても十分バッテリー容量がもちそうです。






次に最大風量となる「」に変えます。

スイッチを切り替えると、ゴーッというちょっとウルサいくらいの音が出て、かなりの強風が出ました。


この状態の消費電力は「37W」で、使用時間は「14時間」に減少します。


ただ、風量的には3倍くらい感じますが、消費電力は2割増し程度のようです。



これなら、設営後や、カヤック後の汗だくな時に「強」で風を受けて涼んで、ゆっくりとサ寛ぐ時は「弱」でサイト全体に風を回す使い方で、バッテリーを節約できそうです。



どちらにしろ、1泊キャンプならほぼ「使い放題」。

ポイントを絞って上手く使えば、ポータブル電源が無充電でも2泊3日くらいまでは使えそうです。






と言う事で、この夏のキャンプで、実際に使ってみました。

その威力は絶大で、日中、無風フィールドでも、扇風機でかなり快適に過ごせました。

風があるかないかで、かなりの違いがあります。

また、首振りで離れて居ても風が来るので、「扇風機の取り合い」というような惨事もありません(笑)


また、バッテリー容量ですが、試したのがカヤックキャンプで、湖畔と言う立地から、夕方からはオフにしても大丈夫だった事もあり、3泊キャンプでも、バッテリーを使い切る事はありませんでした。


これから9月に向けて、まだまだ残暑が続きます。

キャンプに限らず、普通に家でも使えるので、この扇風機は、これからもとても重宝しそうです。




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