こんにちは。Kです。
「目くるめく」の記事ですが、前回の「Photoshop編」は、もともと13番目の記事だと思って書いていたのですが、掲載前に過去記事を確認すると12番目だったので、その番号を振りました。
でも、違和感があったのでよく調べたら、なんと、12番目の記事が消えていました(汗)
ちょっと心当たりもありますので、間違って記事を削除してしまったようです・・・。
本来の12番目の記事は「構図の実践編」でした。
ただ、記事を削除してしまうと「写真」は残っていますが、「本文」が復元できません。
普通の記事なら別に良いのですが、「目くるめく」は一応シリーズ化しています。
また、もしかしたら、キャンプ中に「過去記事」を参照される方もいらっしゃるかもしれませんので、記憶を辿って「構図の部分」だけ書き直しました。
ですので、本来の記事に付けて頂いたコメントは消えてしましました。
折角コメントして頂いた方には本当に申し訳ありません。
では、再掲載します。
目くるめくデジカメの世界⑬ ~色々な構図の実践編~
前回は「構図」の基本的な考え方でしたが、今回は「構図」の実践編です。
前回の記事はこちら
色々な構図を実例を挙げて説明してみます。
三角構図
三角形はとても安定した図形なため、三角形に構図を作ると安定感がある写真になります。
写真の構図としては基礎的な構図なので、キャンプシーンでも使う事が多い構図だと思います。
また、下から上へ軽くなるので、奥行き感も現れやすい写真です。
世界に冠たる独立峰である富士山はそれ自体が「三角構図」となっていて圧倒的な安定感と存在感があります。
三角構図は必ずしも二等辺三角形というわけではなく、このような配置も三角構図の一部となります。
横三角形
同じ三角構図でも、三角形を横にすると、安定感ではなく、遠近感がクローズアップされます。
この構図だと、手前に合ったピントと奥のボケ感が合わさり、奥行き感が強調されています。
対角線構図
対角線の両端に被写体などを配置する構図で、これもかなり基本的な構図の1つです。
とても使い勝手がよい構図ですし、「安定感」があるので、キャンプシーンでも重宝する構図だと思います。
望遠レンズによる圧縮効果もあり、富士山とテントが際立つ構図となっています。
ロケットストーブと夕日が水平線を挟んで対角線に配置されています。
配置だけでは無く、こういう形で対角線に切ることも出来ます。
三分割法
三分割法は以前の記事でも触れたように、写真全体が美しく纏まりやすい構図です。
3分割の4つのポイントに被写体を置く感じで撮れますので、これも基本かつ、キャンプシーンではよく使える構図です。
テントと車が下が2点にあり、空の広さとのバランスが良い写真になります。
丘の上のテントと空の広さが伝わる構図になります。
日の丸構図
写真の中央に被写体を置く構図です。
スナップなどで人物を撮る時は無意識にこの構図になりやすいため、とても「ありきたり」な写真になりやすい構図です。
ただ、被写体に力があり、構図を弄って雰囲気をボカしたく無い場合は、あえてこの構図を選ぶ場合もあります。
このような写真は、デブ猫のふてぶてしさが際立ちます。
全体の色味などが同じ場合、ポイントになる物を真ん中に置くと、全体の雰囲気が際立つ場合があります。
シンメトリーの構図
対称を意味する「シンメトリー」は写真よりも建築や美術の分野でよく使います。
人は対称のものを「美しい」と感じるので、シンメトリー構図の写真は、その空間の美しさが際立つ写真となりやすいです。
シンメトリーの代表は建築物で、建築の左右対称を切り取る事により、その美しさが際立ちます。
並木道を真ん中にすることにより左右対象となり、静かな雰囲気が切り取れます。
湖面に映る逆さ富士は、上下方向のシンメトリーとなり、幻想的な雰囲気が醸し出されます。
フレーム効果
窓から外をのぞき込むような写真になり、「臨場感」が増す構図です。
必ずしも四隅を囲う必要はなく、二方〜三方をフレームするだけでも、その効果が得られます。
テントの入口をフレームにすることによって、富士山を眺望する臨場感が生まれます。
この写真は紅葉がうるさいですけど、こういった2方向でもフレーム効果が得られます。
消失点のある構図
消失点は美術の手法ですが、直線のある街などでは上手く構図を作ると遠近感が増して、雰囲気を捕らえられます。
消失点を三分割法の左下に置いた構図で、夜の街の雰囲気と、奥行き感が伝わります。
桜並木の中心に消失点を持っていくことで、シンメトリーと合わさり、桜の美しさが際立ちます。
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