目くるめくデジカメの世界㉙ ~天の川が撮れるエントリーモデルのデジタルカメラたち (後編)~

zero21kei

2019年06月17日 12:00

こんにちは。Kです。


週末はキャンプの予定でしたが、悪天候のためキャンセル。。。

その為、予定を変更して、前々から気になっていた「キャンプ道具の収納」を改善するためイケアで棚を買って整理しました。

お陰で、次回からの出撃準備が大幅に改善しました(笑)



ということで、週末のブログはお休みとなりましたが、今日は「天の川が撮れるエントリーモデルのデジタルカメラたち」と題してお届けしている、目くるめくシリーズの後編です。

前編では、「キヤノン」「ニコン」「ソニー」のデジタルカメラを見てみました。

今回は、それ以外のメーカーのカメラを探っていきます。







前編の記事はこちら

2019/06/17
こんにちは。Kです。週末はキャンプの予定でしたが、悪天候のためキャンセル。。。その為、予定を変更して、前々から気になっていた「キャンプ道具の収納」を改善するためイケアで棚を買って整理しました。お陰で、次回からの出撃準備が大幅に改善しました(笑)ということで、週末のブログはお休み…









OLYMPUS(オリンパス)


現在、オリンパスのコンパクトデジカメは、「T(Tough)シリーズ」という対衝撃性に優れたモデルしかありません。

ですので、天の川を撮るのは、「マイクロフォーサーズ」のミラーレスカメラとなります。

その中で、ビューファインダーが無いタイプは、「OLYMPUS PENシリーズ」となります。


ただ、3つあるラインナップのうち「PEN-F」はちょっと違う路線のカメラになります(レンジファインダー装備で、価格帯も別)

ですので、HP上にある製品の中で、実質的な候補は「E-PL9」「E-PL8」の2機種です。


この2機種の違いは「E-PL8」が2016年発売と「E-PL9」が2018年発売という「世代差」のようです。

これは、新型に対して、旧型が廉価版として併売されているようでが、オリンパスのオンライショップ上では、「E-PL8」は消えているので、もうすぐラインナップからも無くなるのだと思います。


そして、問題の実売価格ですが、楽天市場では、レンズセットの「 E-PL8」が「49,800円」と、ギリギリ5万円未満でした。



※ OLYMPUS HPより


楽天ショップ
OLYMPUSミラーレス一眼 PEN E-PL8 レンズキット ホワイト オリンパス ペン


ただ、映像エンジンは「E-PL9」の方が新型となっていて「高感度撮影性能」がアップしているようです。

これは、星空撮影に直接影響する性能なので、5万円未満に拘らなければ、買うのは「E-PL9」の方だと思います。



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オリンパス PEN E-PL9 14-42mm EZレンズキット(ブラック)

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OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN E-PL9 レンズキット ブラック













Panasonic(パナソニック)


パナソニック製で、コンパクトカメラは、「高倍率ズームコンパクト」「プレミアムコンパクト」「フィールドズーム」「タフコンパクト」の4種類あります。

この中で「高倍率ズームコンパクト」は性能面で(主にシャッタースピード)、「フィールドズーム」「タフコンパクト」の2種類はテーマ的に外れます。


ですので、「天の川を撮る」と言う意味では、「プレミアムコンパクト」と言われる4機種が候補になります。

その中で、5万円未満の実売価格なのは、「LUMIX DMC-TX1」だけのようです。


楽天市場での価格は、「49,800円」と、かなりギリギリですけど(笑)


カタログスペック的には問題無さそうですが、この値段でこのスペックだと、前回紹介したSONYの「RX100」に比べて、ちょっと見劣りしてしまいます。


ただ、PanasonicのHPを見ると、「星空AF」という、「星にピントを合わせる機能」がある事が解ります。

DMC-TX1 特長

こういう機能がある所をみると、メーカーとして、「星空撮影」に、相当な自信があるのかもしれません。




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パナソニック LUMIX DMC-TX1-K ブラック

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パナソニック コンパクトデジタルカメラ ルミックス TX1 光学10倍 ブラック DMC-TX1-K





そして、ミラーレスカメラとしては、「Gシリーズ 一眼カメラ」が候補になります。


その中でエントリーモデルは「LUMIX DC-GF9」か「DC-GF10」「DC-GF90」が候補になそうです。

これらのカメラは、私が使っている「DMC-GF7」の後継機種です。





カメラ:Panasonic DMC-GF7
レンズ:LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6(付属レンズ)


このカメラは、世代的に古いので、大きな写真では「ノイズが出る」というデメリットはありますが、「天の川を撮る」と言う事で性能的にクリアしています。

そして現在発売中のPanasonicのカメラは、「高感度性能」が劇的に良くなっているようなので、もっとキレイな星空が撮れそうです。



しかし、最新モデルの「DC-GF10」「DC-GF90」は、実売価格が6万円を超えているようです。

ですので、今回のテーマに合う「5万円未満」という意味では「LUMIX DC-GF9」が良さそうですね。



※ Panasonic HPより



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パナソニック LUMIX DC-GF9W-D ダブルレンズキット オレンジ

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パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GF9 ダブルズームレンズキット 標準ズームレンズ/単焦点レンズ付属 オレンジ DC-GF9W-D













FUJIFILM(富士フイルム)


現在では、キヤノン、ニコン、ソニーの影に隠れた印象で、カメラ業界では「フィルムメーカー」としてのイメージが強い富士フイルムですが、デジタルカメラ市場では長い歴史を持ちます。

その中で注目すべきは、「Xプレミアムコンパクトカメラ」と銘打ったシリーズです。

形は「コンパクトカメラ」ですが、そのセンサーは他のメーカーと一線を画し、「APS-C」という大型のセンサーを備えています。

これは、ミラーレス以上の機種に装着されるセンサーで、当然「天の川撮影」という意味ではプラス要素になります。

そのラインナップの中で、「XF10」は、楽天ショップでは若干予算オーバーなものの、amazonではギリギリ予算内に収まりました。

他メーカーのコンパクトタイプより価格帯が高く見えますが、先に言ったように「性能面」では1ランク上のクラスと言えそうです。



※ FUJIFILM HPより



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《新品》 FUJIFILM (フジフイルム) XF10 ブラック[ コンパクトデジタルカメラ ]【KK9N0D18P】

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FUJIFILM デジタルカメラ XF10 ブラック XF10-B




また、ミラーレスタイプであれば、選択肢がもう少し増えます。

現在HP上でラインナップに上がっている中で、今回の条件に合う機種は「X-E3」「X-A5」「X-A3」の3つです。


ただ、ミラーレスモデルのため、価格帯としては、6万円前後まで上がってしまいます。

しかし、この中で「X-A3」はモデル末期であるようで、低価格で市場に出回っているようです。

性能的にはこちらのモデルでも「天の川撮影」には十分なスペックを持っています。




※ FUJIFILM HPより


楽天ショップ
FUJIFILM X-A3 レンズキット シルバー フジフイルム


こちらは、天体望遠鏡などを製造するメーカー「Vixen(ビクセン)」のHPにある、記事ですが、これを読むと「富士フイルム」の星空撮影への意気込みが解るとお思います。


星空をもっと撮ろう!~ポラリエ・ステップアップキットが広げる星空写真の世界~











最後に。。


今回は、前後編に分けて6メーカーのラインナップの中から、「天の川が撮れるエントリーモデルのデジカメ」を探してみました。

他のメーカーとしては、PENTAX(ペンタックス)を持つリコーなどもありますが、残念ながら今回のテーマに合う機種がありませんでした。




「星空写真」と言うと、重たくてゴッツい「一眼レフカメラ」を使わなければ撮れないイメージがあります。

そう言うイメージを打破すべく、今回の記事を書いてみました。

しかし、書くために色々と調べて見て「コンパクトカメラ」の中にも「天の川を撮る」という実力がある事を知りました。


これはとても「重要な事」だと思います。

というのは、写真撮影を目的としたものは別として、普通のアウトドアでは、写真は主役ではありません。

例えば、登山の場合、荷物はグラム単位で削るが普通ですので、一眼レフはとてもマイナス要素になります。

でも、「山頂からの素晴らしい景色を写真に収めたい」というのは当たり前です。

こういう時、今回例に上げたコンパクトカメラが手元にあれば、その風景を切り取る事が出来るのです。



「写真」で、一番大切な事は、「カメラを持ち歩く事」です。

どんな高性能なカメラでも、写真を撮りたくなったその瞬間に手元になければ、意味がありません。


写真を撮る瞬間に手元にあるカメラ


それが、写真を撮るために必要な「絶対条件」なのです。



10数年前、フォトグラファーが集まるお酒の席で、「一番良いカメラは何か?」という話になり、その時に私は「ケータイのカメラ」と答えてバカにされた事があります(笑)

といって、これは奇をてらった訳では無く、私の写真に対する考え方の一端を述べただけでした。


ですので、その「ケータイカメラ」から大きく進化している「スマートフォンのカメラ」が、「一番良いカメラの候補」という答えも、大きな変化はありません。



しかし、同時にカメラにはいくつもの「光学的な条件」や、「機械的」な制約が存在します。

そう言う意味で、写真で表現できる全ての性能を網羅するような「万能カメラ」というのは、もともと存在しません。


「カメラの違い」とは、誤解を恐れず言い切ってしまえば、

『一眼レフには、一眼レフの持っている「特色」があり、スマホカメラには、スマホカメラが持っている「特色」があるだけ』

となります。

そして、それがこの「目くるめくデジカメの世界」の中で、話し続けている内容でもあります。




写真の面白さ


それに気がついたとき、初めてカメラメーカーが作る、色々なタイプの「カメラの良さ」が見えてくるのだと思います。

そして、それぞれのカメラを比較して、その中に「持ち歩きたいと思うカメラ」があれば、それが間違い無く「一番良いカメラ」となっていくのだと思います。




おわり。。。








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