こんにちは。Kです。
今日は、一部マニア(たぶん8人くらい)に絶大な支持を得ている、当ブログの超人気シリーズ「目くるめくデジカメ世界」です。
最近は「読んでいたら寝不足が解消しました!」とか、「子供に読み聞かせしたら効果てきめんでした!」など、ありがたいコメントを頂いています(嘘です)
いつもは、そういったコアな方のために、写真の深部を掘り下げる記事を書いています。
しかし、今回はいつもとちょっと趣向を変えて、
「
天の川が撮れるエントリーモデルのデジタルカメラ」
というのを探してみます。
もし、そういったカメラがあれば、ごついカメラを持たずとも、もっと多くの人が、キャンプの夜に「星空写真」を楽しめます。
今回の想定読者は、「星空写真を撮ってみたい!!」と思っている、まだカメラをお持ちで無い方です。(もしくは、一眼レフの重さに疲れたあなたです)
「撮り方」に関しては、後日別の記事を書きたいと思いますが、とりあえず、カメラが無ければ話が始まらないのも事実です(笑)
ということで、前後編の2つに分けて、各カメラメーカーから、「
天の川撮影が出来る機種」をピックアップをしてみたいと思います。
目くるめくデジカメの世界㉘ ~天の川が撮れるエントリーモデルのデジタルカメラ 前編~
カメラ:Panasonic DMC-GF7(実売価格4万円前後)
レンズ:LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6(付属レンズ)
露出:30秒 f/3.5 ISO1600
「天の川」のような暗い天体の写真は、「
ハイエンドの一眼カメラを使わないと撮れない」というイメージがあると思います。
確かに、「ナチュログ写真部部員」のように、一部の「
変態カメラマニア」たちは、カメラ機材に信じられないくらい(数十万円)という投資をして、日々「天の川」などの天体を撮影しています。
よりシャープで、細かい星々まで「写真」に収める為には、それなりの「機材」が要求されるは事実です。
しかし、
「
ハイエンドカメラでなければ、天の川が撮れないか?」
と言えば、実はそんなことはありません。
カメラの条件さえ整っていれば、現在市場に出回っている「エントリーモデル」のデジタルカメラでも、天の川は撮影する事が出来ます。
選考基準
今回は「ゴッツいカメラを駆使して本格的に撮る!」というよりは「操作が簡単な軽いカメラで手軽に撮る」というイメージです。
ですので、選考するカメラから、例え安くても「
一眼レフカメラ」は外しました。
選ぶのは「コンパクトデジタルカメラ」か、「ミラーレスカメラ」の中でも「ビューファインダー」を持たないタイプ(背面液晶で見るタイプ)です。
そして、「エントリーモデル」という制約の答えとしては、2019年6月現在、新品の実売価格が、
「
4万円台(5万円未満)」
としました。(楽天市場、amazon等の実売価格を参考)
5万円未満とは決して「安価」とまでは言えませんが、このくらいの出費で「
キャンプの夜の感動」を写真に出来るなら、投資する価値はあると思います。
あと、それより安いカメラ(3万円台とか)だと、どうしても「星空撮影」に合うモデルが無さそうというのも理由のひとつです。。。
以上の条件に当てはまるカメラの内、天の川を撮るための「最低限のスペック」を備えている物が、今回の候補になります。
そのスペックは以下の通りです。
① シャッタースピードが30秒以上の設定可能
② ISO3200以上に設定可能
③ 開放F値4以上の明るさ
ただ、これらは3つの条件は「露出条件」なので、全てをクリアする必要は無く、3つのうち、1つくらいがクリア出来なくても、他の性能が優れていればそれでカバーする事が出来ます。
以上の条件で、現在入手出来る「デジタルカメラ」の中から、各メーカーのモデルを、ピックアップしてみます。
もちろん、今回ピックアップしたモデルの「上位機種」であれば、それ以上の写真が撮れる可能性は高いので、あとは、予算に合わせて機種を選べば良いと思います。
ただ、最初に言い訳をしておくと、今回の記事は、各メーカーの「カタログ値」や「取扱説明書」、また「Google検索」などを使って執筆しています。
ですので、これからピックアップするカメラたちは、実際に私自身が使った事が無く、もちろん「星空撮影のテスト」はしていません。
もしかしら、「モード」や「機能の制約」などの理由により、実際は「天の川までは撮れない」という事があり得ます。
また、高感度撮影は、画質が荒れる事があるので、撮れるとは言え、高画質かどうかは解りません(全然ダメそうなのはピックアップから外します)
ですので、あくまでも「参考程度」と考えて、もしこの記事を読んで、実際にカメラを購入される際は、ご自身で、その機種についてよく調べて頂けると助かります。
CANON(キャノン)
まず、キヤノンのコンパクトカメラには「PowerShot Gシリーズ」「PowerShot SXシリーズ」「IXYシリーズ」の3つシリーズあがります。
その中で、スペック的に「星空撮影」に対応できるのは、「
PowerShot Gシリーズ」だけのようです。
そして、この「PowerShot Gシリーズ」には、カメラのモードの中に「星空撮影モード」というのが備わっているようです。
「
先進の星空モード」
この説明を見る限りですが、ほぼ「カメラ任せ」で、星空が撮れるようですね。
実際に、Googleの検索で、Gシリーズで撮影した「星空写真」を探してみましたが、かなり「高画質」で星空が撮れるようです。
メーカーも「星空撮影モード」を設定するくらいですので、「天の川撮影」も可能だとみるべきだと思います。
「PowerShot Gシリーズ」のフラッグシップモデルは、「PowerShot G1 X Mark III」という機種で、10万円を超える価格帯になっています。
これは、5万円未満の基準から外れますが、一番エントリーモデルの「PowerShot G9 X Mark II」は、実売価格が「41,000円」くらいと、5万円未満の基準を大幅に下回っています。
スペック的は、当然フラッグシップモデルより劣りますが、「天の川撮影」と言う点では、問題無いレベルのようです。
ということで、キヤノンのコンパクトカメラは、この「
PowerShot G9 X Mark II」が良さそうです。
※PowerShot G9 X Mark II(シルバー) CANONHPより
楽天市場
canon キヤノン PSG9XMK2SL コンパクトデジタルカメラ PowerShot(パワーショット) G9 X Mark II(シルバー)
amazon
Canon コンパクトデジタルカメラ DIGIC7搭載 1.0型センサー PSG9X MARKII(BK)
また、「ミラーレス」のモデルに関しては、キヤノンの場合、「EOSシリーズ」になります。
こちらは、一眼レフから、ミラーレスまでがそのラインナップを固めています。
その中で、候補になるのは「
EOS M100」というカメラです。
このカメラに関しては、友人が使っているのを触った事があるので、「天の川撮影」は全く問題ありません。
ただ、ネックは価格で、本体だけなら4万円を切る値段でありますが、ミラーレスの場合「レンズ」も必要になります。
その場合、レンズセットの価格は、楽天で見ると、今回の予算ギリギリの「49,800円」でした。
※EOS M100 CANON HPより
楽天市場
【あす楽】Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M100 EF-M15-45 IS STM レンズキット ブラック キヤノン イオス
amazon
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M100 EF-M15-45 IS STM レンズキット(グレー) EOSM100GY1545ISSTMLK
Nikon(ニコン)
ニコンの場合、「
COOLPIXシリーズ」が、コンパクトカメラのシリーズになります。
しかし、製品情報を見た限り、「天の川まで撮れる」というカメラは無さそうでした。
というのは、基本的なシャッタースピードの制限が「8秒」という機種がほとんどだからです。
ただ、モードとして例外的に、長時間シャッター(シーンモードの[比較明合成]の[星軌跡])があるので、全く撮れないと言う訳でもなさそうです。
※COOLPIX P1000は、バルブ撮影、30秒撮影が出来ますが、ISOが100に固定が条件のようです。
ただ、内容的には、明るい星が撮れる程度で、今回のテーマとなる「天の川」のような暗い天体は難しそうです。
実際に、ニコンのHP上での説明も、「コンパクトカメラは向かない」となっていました。
ニコンのカメラで 天体写真を撮ろう
ということで、ニコンの場合は、ミラーレスカメラ以上が、候補になります。
しかし、ニコンのラインナップには「5万円未満」のモデルがありませんでした。(新マウントのミラーレスカラメラは実売20万円以上です)
ですので、残念ながらニコンには、天の川が撮れる「4万円台のエントリーモデル」は存在しません。
ただ、あえて候補に上げるなら、旧製品になりますが、「Nikon1 J5 ダブルレンズキット」が、条件に合うカメラとなりそうです。
※Nikon1 J5 NikonHPより
楽天市場
ニコン Nikon1 J5 ダブルレンズキット ブラック
amazon
Nikon ミラーレス一眼 Nikon1 J5 ダブルレンズキット シルバー J5WLKSL
SONY(ソニー)
フルサイズ一眼カメラで、市場を席巻しているソニーですが、コンパクトモデルでも、とてもパワルフルのようです。
ソニーのコンパクトモデルは、「
Cyber-shotシリーズ」になります。
そのなかで、一番ハイエンドモデルは「20万円」を超えていますが、性能的には群を抜いているようです。
その「Cyber-shotシリーズ」の中で、今回のテーマの「実売5万円未満」に当てはまるのは、一番エントリーモデルとなる「RX100」というカメラになります。
「RX100」はHP上で見る限り、それぞれの用途に合わせて、6種類のラインナップがあるようです。
ただ、「天の川を撮る」と言う事では、どのカメラでも、さほど性能差は無いように見えます
ですので、一番ノーマル(?)の「
RX100(DSC-RX100)」が、今回の候補です。
ソニーのオンラインショップでは、5万円を少し超えますが、amazonだとネットショップでは「37,586 円(税込)」とかなりお買い得です。
そして、コンパクトタイプの中で、スペック的に一番優れているのが、この「RX100(DSC-RX100)」だと思います。
実際にgoogleで「RX100 天の川」で検索すると、このカメラで撮影した、キレイな天の川の写真がバンバン出てきます。
と言う事で、この機種に関しては「
天の川撮影は問題無い」と、使ってもいないのに言い切れちゃいそうです(笑)
※RX100(DSC-RX100) SONY HPより
楽天市場
SONY Cyber-shot RX100 (2020万画素/光学x3.6) ブラック DSC-RX100 (DSC-RX100)【smtb-s】
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SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100
また、ミラーレスモデルとしては、「α5100」というカメラが、エントリーモデルとして存在しています。
ただ、性能的には全く問題ありませんが、楽天、amazonともに、レンズセットの実売価格が5万円を超えていました。
しかし、価格.comを見ると、「パワーズームレンズキット」がギリギリ5万円を切る値段で推移しているようです。
価格.com
最後に
ということで、今回はデジタルカメラメーカーの「
ビッグ3」から「エントリーモデル」のデジタルカメラをピックアップしてみました。
私自身は、普段は「EOS R」というミラーレスカメラで「星空」を撮っています。
ですので、エントリーモデルのカメラは、なかなか見る機会が無く、今回の記事を書くにあたり、色々と発見があって、とても面白かったです(笑)
しかし「
4万円台で天の川撮影」と言う条件は、かなり厳しいようで、意外と適応機種が少なかった印象です。
あと、性能的に優れる「ミラーレスカメラ」の場合だと、一番エントリーモデルでも価格帯としては5万円オーバーというのが相場のようです。
でも、その後の「拡張性」などを考えると、コンパクトカメラよりはちょっと大きいですが、ちょっと背伸びをして、ミラーレスカメラにするのは、アリだと思います。
スナップ写真でも、星空写真でも、より写真の「質」にフォーカスするなら、ミラーレスカメラ。
手軽にキャンプシーンのスナップ写真を撮りながら、そのまま星空も撮る、と言う使い方ならコンパクトカメラ。
という感じでしょうか?
しかし、今回調べて見て、ソニーのラインナップの充実度には、ちょっとビックリしました。
とくに、「Cyber-shot RX100」は、キャンプのスナップ撮影にも良さそうなのに高性能です。
価格的にも手頃なので、思わず記事を書いている最中にポチりそうになりました(爆)
と言う事で、次回は、Panasonicやオリンパスなど、他のメーカーのカメラを検討してみたいと思います。
つづく。。。
2019/06/17
こんにちは。Kです。週末はキャンプの予定でしたが、悪天候のためキャンセル。。。その為、予定を変更して、前々から気になっていた「キャンプ道具の収納」を改善するためイケアで棚を買って整理しました。お陰で、次回からの出撃準備が大幅に改善しました(笑)ということで、週末のブログはお休み…
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