目くるめくデジカメの世界㉔ ~写真管理のクラウド化~

zero21kei

2018年05月24日 12:42

こんにちは。Kです。


キャンプで写真を撮ると、膨大な数と容量の写真が溜まります。

また、今は「デジタルカメラ」だけじゃなく、スマートフォンなど、写真を撮るデバイスがいくつもあります。


そのため、キャンプが終わっても、あの写真はスマホの中、こっちの写真はSDカードの中、前に撮った写真は、家のPCの中。。。。

となって、ものすごくとっ散らかってしまいます。


しかし、そういった悩みを解決するのも「最新テクノロジー」の仕事です。


ということで、今回は。


写真の管理をクラウドを使ってスマートにやってみよう!


と言うお話です。



クラウドと聞いただけで「目が回る」という人も居ると思いますが、もし、1台のiPhoneと1台のPC(Mac、Windows)があれば無料で出来るので、試してみる価値はあると思います。













目くるめくデジカメの世界㉔ ~写真管理のクラウド化~


クラウドサービス」とは、データやアプリケーションなどをインターネット上に保管して運用サービスの総称です。

コンピューターが出来る事はほとんどクラウド化が可能なので、色々なサービスが色々な会社から提供されいます。


その中で今回は、デジタルカメラや、スマートフォン、タブレットなど、色々なデバイスで撮影した写真を一括で保管して、さらにスマートフォン、PCなど複数のデバイスで閲覧する方法として、この「クラウド」を活用してみます。


今回紹介するのは私が使っている、Apple社が無料で提供している「iCloud」です。

Googleの提供しているクラウドサービスの方が良さそうな気もしますが、他のサービスは知らないのでご容赦ください(笑)










iCloudとは?



※iCloud.comより

iCloudは、Appleの製品を快適に使うためのサービスで、AppleIDを作ると、自動的に5GB分のストレージ(データ容量)が無料で使えます。

またストレージ容量がもっと欲しい場合は、2TBまでの容量アップのプラン(有料)があります。


ここでのポイントは、一つの「AppleID」を使って複数のデバイスを登録すると、写真をストレスフリーで一元管理が出来る事です。


スマートフォン、タブレットなら「iPhone」や「iPad」で、

PCなら「Mac」のほか、「Windows」を登録できます。


こうしておくと、iPhoneで撮った写真も、PCに取り込んだデジカメの写真もこの「iCloud」を通じで一緒に保管され、それが、それぞれのデバイスで閲覧が出来ます。


しかも、これが便利な理由が、一度設定してしまえば、いちいち操作しなくても、すべて「自動」で行われるところです。


例えば、iPhoneで撮影した画像は次の瞬間、Macで見ることが出来きます。

また、PCへデジタルカメラの画像を取り込めば、それが自分のiPhoneですぐに見ることが出来るのです。


ですので、キャンプの時、手元にある「カメラ」や「iPhone」でバシャバシャ写真を撮れば、あとは勝手に一元管理されるようになります。




ただし、iCloudの無料のストレージ容量は「5GB」です。

最近のカメラは解像度がとても高いので、その容量だと、ちょっと沢山写真を撮ると、すぐに一杯になってしまいそうです。



しかし、上手く使えばその心配はほとんどありません。

で、その秘訣が「iCloud」に付属する「マイフォトストリーム」という標準の機能にあります。











マイフォトストリームとは?


マイフォトストリームは、「iCloudのストレージとは関係無く、写真を共有出来るサービス」です。

その仕様ですが、AppleのHPからの引用してみます。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

iCloud ストレージの消費量としてはカウントされません。

過去 30 日分および最大 1,000 枚の写真がアップロードされます。

iPhone、iPad、iPod touch には、解像度を抑えたデータがダウンロードされます。

Mac または Windows パソコンには、フル解像度の写真がダウンロードされます。

編集内容はほかのデバイスに反映されません。


引用終わり
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


と言う内容です。


で、これがどう言うことかというと、まず連携しているどれかのデバイスに「写真データ」があると、それが「マイフォトストリーム」に自動で保存されます。


「マイフォトストリーム」の保存期間は30日間なので、その間に連携しているデバイスの電源を入れて、インターネットに繋げると、iPhone、iPadにはプレビュー画像が送信され、PC(Mac Windows)にはローカルストレージに「実データ」が保存されるのです。


たとえば、iPhoneやiPadで撮影した画像は、Mac、WindowsなどのPCにはそのデータが送られ、ローカルストレージに保存されます。

また、PCのローカルストレージにデジカメの画像を保存すると、持っているiPhoneにはプレビュー画像が入ります。


ただし、iPhoneなどモバイルデバイスの「プレビュー画像」は「マイフォトストリーム」の保存期間の30日を超えると消えしまいます。

ですので、iPhoneに残しておきたい写真はデータをストレージに手動デダウンロードする必要があります。

一見これは不便なように見えますが、デジカメの「大容量データ」をスマホの少ないストレージにバンバン入れると、すぐにパンクするので、仕様としては、結構「合理的」だと思います。



「フォトストリーム」で共有出来るのは「JPEG、TIFF、PNG」のデータのみです。

デジタルカメラの「RAWデータ」は「iCloudフォトライブラリ」には保存できますが、「フォトストリーム」では共有出来ませんので注意が必要です。








我が家のネットワーク構成


我が家では、メインPCとして「Mac mini」が1台あります。

これは、テレビの近くに置いてあり、モニターはテレビにしてあります。


なぜモニターがテレビなのかというと、画面をみるのは、写真のバックアップなどの時だけだからで、専用のモニターが邪魔だからです。

実は、「AppleTV」というのをテレビに繋いであって、Macmini内の写真を見たり、音楽を聴く時は、こちらで操作しています。

ですので、「mac mini」は我が家では「ホームサーバー」みたいな感じです。



通常のPCとして、ネットサーフィンや、ブログの記事を書くのは「Mac Book Air」が1台あって、そちらを使っています。

小さくて軽いので、家の中のどこでも使えますし、写真を家族に見せるときは、このノートPCを持って行ってます。


あとは、夫婦で「iPhone6s」をそれぞれ持っているのが家庭内の構成です。



また、メインの「AppleID」は私の場合は職場の使うMacにも登録しています。

ですので、キャンプの写真はそのまま職場でも見ることが出来ます(この使い方は会社の許可が必要ですけど・・・)




構成のイメージはこんな感じです。

これで、キャンプ中スマホで撮った写真を含めて、全て「写真」というソフトで管理が出来ます。

また、奥さんのスマホの写真は必要によって、「共有アルバム」を通して、やりとりをしています。








iCloudの設定


準備が整ったら、「iCloud」を設定してみましょう。

まず、メインで使う「AppleID」を取得します。

iPhoneを使っている場合は、スマホを使うのにIDを作るので、それをPCで使うのが良いと思います。


また、別の「AppleID」で管理をしたいなら、下記アドレスより「Apple ID」を作成してそれを使ってください。

「Apple IDを作成」



「AppleID」が取得できたら、まずは、写真の保管のメインとなる「Mac(PC)」の設定です。

まず、MacをiPhoneと同じ「AppleID」でサインインします。

こちらのやり方が解らない人は、Appleの説明を読んで下さい。


Apple ID でサインインする



※PCがWindowsの場合は「Windows 用 iCloud をダウンロードする」からソフトをダウンロードして、設定して下さい。(Windowsでは使った事無いので説明は割愛します)








Macでの「iCloud」の設定



① 画面左上の「アップルメニュー」をプルダウンして、「システム環境設定...」を開きます。






②「iCloud」を選択します。






③「写真」のプションを選択します。






④「マイフォトストリーム」と「iCloud写真共有」をオンにします。

これだけで、Mac側の設定は完了です。










iPhoneでの「iCloud」の設定



① 待ち受け画面から「設定」を選択します。





② 自分の名前が書いてあるところを押します。






③「iCloud」を押します。






④「写真」を押します。






⑤「マイフォトストリーム」と「iCloud写真共有」をオンにします。














別のAppleIDと写真の共有


家族で複数のスマホを使っている場合、「マイフォトストリーム」ではなくて、「iCloudフォトライブラリ」に共有アルバムを作ると良いと思います。

こちらは、iCloudの無料の5GBのストレージを使いますので、多くなりすぎると削除するか、有料サービスにして容量を増やす必要があります。


やり方は簡単で、アプリの「写真」で共有アルバムを作成します。





① アプリの「写真」を立ち上げて、「共有」を押します。






② 共有画面になったら、左上の「+」を押します。






③ 共有アルバムの「名前」を付けて、次へを押します。






④ 次に共有したい人のメールアドレスを入力します。

入力されたアドレスには共有の参加の有無を尋ねるメールが来るので、受け取ったら「承諾」をします。

これで、共有アルバムは完成です。


共有アルバムは、後からでも参加者を増やすことが可能です。






⑤ あとは共有したい写真を選択して、「iCloud写真共有」を押します。






⑥ そして、写真を入れる共有アルバムを選択すると共有が出来ます。


PCからの操作も基本は同じです。














使い方


iCloudを設定してしまえば、あとはバックグラウンドで全て処理されるので、操作は必要ありません。

PCを数台使っている場合は、どのPCでデジタルカメラの写真を取り込んでもOKです。


むしろ、2台のPCを運用すると、写真データが両方にローカルストレージに保存されるので、PCが壊れた場合でも写真データを失う心配が無くなります。


私の場合は、家のMacに写真を入れて共有して、必要によって仕事が終わってから、職場のPCでブログの記事を書いたりしています。(Photoshopがあるので・・・)



また、「5GB」の無料ストレージは、「共有アルバム」で使っています。

こちらは写真や動画を入れると、ストレージ上に保存されます。

また、異なるアカウント(Apple ID)で共有できるので、奥さんとの「共有アルバム」を作って、良い写真や動画はそちらに保存しています。



また、フォトストリームではRAWデータが共有出来ないので、そちらは現像処理をしたあと、「写真」にデータを放り込んでいます。

もとのRAWデータは、別のストレージに保管してあります。(使うことはほとんど無いけど・・)


私たちのキャンプでは、スマホ2台、ミラーレス1台、一眼レフ1台という態勢で行ってます。

ミラーレスの写真はキャンプが終わったら「mac mini」にSDカードを差し込んで、データを保存しています。

一眼レフのデータは、家か職場のPCで、いちど現像処理をして、データを保存します。

iPhoneに関しては何もせずに、撮った写真はあっと言う間に「iCloud」を通じて共有されます。


あとは、家だろうと出先だろうと、手が空いているときに連動しているスマホかPCでブログの記事が書けるので、とても便利です。



とはいえ、今は、キャンプ写真じゃなく、生まれたばかりの「aちゃん」の写真の応酬となってますけど(笑)






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