東北遠征。星と雨と風と。。。 種山高原星座の森キャンプ場 ② 〜荒天編〜

zero21kei

2019年05月11日 11:56

こんにちは。Kです。


岩手県の「種山高原星座の森キャンプ場」でのキャンプレポートの後編です。


久々に家族が揃い、炭を熾して「BBQ」で盛り上がる。

そんな私たちの頭上には「星座の森」の名前に恥じない「」が輝き出しました。


その「星空」を眺めて、お酒を呑む最高の夜。

しかし、それはこの後に続く「試練の幕開け」でもあったのです。。。










前回の記事はこちら

2019/05/09
こんにちは。Kです。2019年、今年のGWの私たちの休みは、4月28日〜5月6日の「9日間」でした。この長期連休を利用して、今まで行ったことの無いキャンプ場へ行こうと、昨年の暮れから、奥さんと色々協議をしてきました。そして、奥さんの実家のある「岩手県」でキャンプをする事にしたのは、今年の1月の末…














星空。


久々に岩手に集まった家族で、ワイワイと盛り上がるグループキャンプ。

初キャンプという人も多く、ビールやワインを片手に楽しい時間を過ごしました。






宴会幕として張った「カヤード」の外では、「BBQ」で焼く、お肉の薫りと、煙がたなびきます。

そして、その頭上には、種山高原の美しい「星座たち」が瞬いていました。






空を覆う、無数の星。。。






星座の森のフィールドには、GWのキャンプを楽しむ、無数のテントが立ち並びます。






その反対側に広がる広大な草原の奥には、この地を愛した「宮沢賢治」の小説に出てくるような「美しい景色」が、永遠と広がっていました。

上空を飛ぶ、飛行機の軌跡も、まるで「銀河鉄道」のレールのようです。







宮沢賢治が残した、美しい「童話」や「小説」は、都会の中で読んでいると、ただの「夢物語」のようにも聞こえます。

でも、実際にこの地に立つと、それがただの「想像の産物」ではなく、実際にそこにあった「物語」なのだと思えてきます。






純粋さを求めて、人造語である「エスペラント」にのめり込んだ宮沢賢治。

その彼が名付けた岩手を現すと言われる「イーハトーブ」という名前。

ここは、まさにその「イーハトーブ」を体験できるフィールドだと思います。







そんな星空の下では、「薪ストーブ」と、「石油ストーブ」が稼働する暖かい空間がありました。






本当に素晴らしい時間を過ごしましたが、あっと言う間に「消灯時間」となり、後ろ髪を引かれつつも「宴」はお開きとなます。









しかし、時間帯になると、空を覆っていた「星」が次第に雲に隠れて姿を消していきました。

本当は、23:00頃に現れる「天の川」を待っていたのですが。。。







時間と共に、雲が増えていき。。。






星たちが姿を消していったのです。。。

















平成最後の朝。


テントに叩き付けられる、強い雨の音で目が覚めます。

天気予報で知っていましたが、この平成最後の30日の明け方から、令和を迎える5月1日の明け方まで、雨の予報です。

最近は、天気予報が外れるパターンが多かったので、ちょっと期待してましたが、やはりダメでした(涙)






写真では解り難いですが、とてもしっかりとした「」です。。。






しかも「雨」だけなら、なんとか耐えしのげますが、問題なのはゴーゴーと強く吹き付ける「強風」です。

ガイロープを張った「トルテュPro」でも、時よりユラユラと揺れる強さ。


昨日も、時おり風は吹いていましたが、この日の方が強い風が吹いています。


そして、問題なのはやはり、小川のヴィンテージテントです。

なにせ、ガイロープが無いので、風に吹かれる「鉄骨テント」は吹き飛ばされそうになり、とても不安定です。。。


しかも予報では、これから午後に掛けて、どんどん風が強くなるそうです。






結局、小川のヴィンテージテントでは、この夜は越せないと判断。

雨の中撤収して、片付けました。。。



テントに泊まっていた3人は、手続きをし直してコテージ泊に切り替えもらいました。

多少の「荒天」は仕方ないとは思っていましたが、ここまで悪化するとはツイて無いですね。


ただ、ロープをしっかり張った、「カヤード」と「トルテュPro」は、強風でもビクともしません。

やはりスノーピークの幕は頼もしいです。








朝食


と言う感じで、バタバタと作業をしましたが、それを終えて一休み。

先ずはカヤードの中で、「朝食」を作りましょう。






メニューは、「ハンバーガー」です。

湯煎したパックの「ハンバーグ」をパンに乗せて。。。






チーズを乗せて、バーナーで炙り、チーズの焼けた良い匂いが幕内に立ちこめます。






うん。美味しい。

初キャンプの従姉妹の子は、この悪天候でも大満足だったようです。






aちゃんも負けじと離乳食をモリモリ。

帰ってきて体重を量ったら、1歳を前に、11kgありました。

大きく育ってます(笑)












お風呂と午後


こうして、お腹いっぱいになったら、あとは三々五々で、それぞれ好きな「時間」を過ごしました。






私たちは、この施設内にある「薬草の湯」というお風呂へ行きます。







そして、お風呂に浸かってサッパリです。

広くはないですが、とても良いお風呂でした。






お風呂の後は、同じ施設内にある。


献立の少ない料理店


で、お昼ご飯を食べる事にしました。


注文が多いよりは、献立が少ない方が良いですよね(笑)






メニューは、大きく分けて、宮沢賢治の「小説」や「童話」のタイトルを付けたメニューと、「ごくふつうの」の形容詞が付くメニューに分かれていました。

小説のタイトルと、メニューの内容にはあまり関連性は無いので、全部「宮沢賢治」にしちゃえばいいのに、何でですかね?


でも、この中では個人的に「グスコードンブリの伝記」がツボでした。

なぜ、これだけダジャレ??






まぁ、何はともあれ、とりあえず、ビールで乾杯(笑)

風呂上がりのビールは美味しいです。






そして、私が注文したのは「銀河鉄道の夜」でした(笑)

うん。美味。






あっと言う間に完食です。






その後は、デザートに「ソフトクリーム」を頂きました。













午後の作業。。。


昼食後は、どんどん悪化する天候で、どうしようか迷います。

雨だけなら、どうにでもなりますが、「風」が加わると、キャンプの環境は大幅に悪化します。

ただ、「カヤード」は、張り縄とペグをしっかり打ち込むと、意外としっかりとしているので、中に居る分には大丈夫そうです。


まぁ、考えても仕方が無いので、とりあえず、今夜の宴の準備をしましょう。






とりあえず、夫婦で乾杯(笑)






早速料理にとりかかります。

今回は、2泊のグループキャンプなので、設営がある「初日」は、準備に手間が掛からない「BBQ」にしました。

そのかわり、午後の時間がたっぷりある、2日目の夜は「ガッツリキャンプ飯」を作る作戦です。

メニューは、今までの私たちのキャンプで作った料理の中から、選りすぐりの料理です(笑)






まずは、時間をかけて薪ストーブで煮込む。。。






「スペアリブのバルサミコ煮」です。

バルサミコの「お酢」の効果で、お肉がホロホロに柔らかくなる絶品料理。

今回は2kg以上をつくり、メインディッシュにしました。





それ以外は、「具だくさんのアヒージョ」






写真を撮り忘れちゃいましたが、先日のキャンプで作った「アジア風鶏飯」 ※写真は以前のキャンプの写真です

今回は、通常のソースのほかに、ナンプラーが苦手な人用に、スウィートチリソースも用意しました。

あとは、奥さんが得の「野菜スープ」などなどです。






そして、料理が完成した18:00ごろ。






風雨はさらに厳しさを増し、「嵐」と言って良い状況になります。

オープンタープを張っていた人は、とても大変そうでした。。。






ただ、私たちはシェルターを用意したので、何とかキャンプを続ける事ができました。






そんな、宴会幕に再びみんなで集まって「乾杯」をします。






料理を取り分けて、みんなで、もぐもぐタイム(笑)

美味しい料理と、美味しいお酒で舌鼓を打ちました。






ただ、この日は、やはり風が強いので、宴会は早めにお開きに。。。






私たちもトルテュProに戻ります。

吹き荒れる強風は、たまにトルテュをユラユラと揺らします。

ただ、私たちが経験したかつての強風に比べると、危険があるレベルではありません。


一応、最後に、それぞれのテントの張り縄をしっかり確認して、この日は、早めの床についたのです。。。。
















令和の朝。


そして迎えた、令和元年5月1日。

吹き荒れた強風は止み、辺りは霧とシトシトと降る雨でした。





周囲の風景が、昨夜の状況の厳しさを物語っています。

この日の予定は、実家に戻って1泊するので、作業としては撤収のみです。






というわけで、道具を片付けて「雨撤収」を開始します。






その間、奥さんとaちゃんはコテージに避難です。






カメラのレンズも曇るほどの、霧雨。

久々の「雨撤収」でしたが、やはりやっぱり大変ですねぇ。






その後は、受付でチェックアウトをします。






キャンプ場の看板には「令和」を祝す張り紙がしてありました。


こうして、美しい星空と、厳しい自然を満喫した、「種山高原星座の森キャンプ場」を後にしたのです。














撤収後・・・。


11:00にチェックアウトをしたので、12:00には実家へ戻りました。

この日は実家に泊めて貰いますが、問題は明日から、また別のキャンプ場へ行くので、ベショベショになった「キャンプ道具」をどうするかです。

ここは、できるだけ乾かさないと、大変です。





そこで、実家の「玄関先」や。。。。






「ガレージ」などを借りて、濡れたギアを乾かします。






とくに、このガレージは、小川のテントに、カヤード、トルテュProをぶら下げても、余裕があるスペースがあって助かりました(笑)






aちゃんも、お風呂に入った後は、シェラカップのチェックを手伝って、明日からの後半戦のキャンプに備えます。

またガレージのお陰で、翌日にはテントやギアが乾いて、後半戦のキャンプを、万全の体制でのぞむ事ができたのです。






種山高原星座の森キャンプ場。


北上高地の中央に位置する、標高700メートルの高原は、周囲に大きな街も無く、夜は名前の通り「星座」が溢れる素敵なキャンプ場でした。

ただ、初日以外は天気に恵まれず、キャンプ慣れした私たちは良いのですが、初キャンプの人には、かなり「厳しい環境」でのキャンプとなったのが、とても残念でした。


本当は、焚火を囲んで星空の下で遊んだり、美しい草原の心地よい風に吹かれる。

美しい高原で、そのような「キャンプの楽しさ」を思いっきり体験して欲しかったです。


でも、こんな天候ではありましたが、皆さん、それなりに楽しんで頂けたようなので、そこは良かったと思っています。




という感じで、GW前半戦の「平成最後のキャンプ」は終了しました。


次回は、「令和最初のキャンプ」となる、3泊4日の「ファミキャン編」になります。

目指すは、ここから150km離れた、太平洋に面する「陸中宮古」の海辺の高規格キャンプ場。


そこで、海の幸を楽しみ、遊び尽くす、そんなキャンプをしていきます。





つづく。。。。



続きの記事はこちら

2019/05/13
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