想定外の雪中キャンプ。 白馬森のわさび農園オートキャンプ場 ① 〜雪かき編〜

zero21kei

2020年03月25日 12:02

こんにちは。Kです。


2020年、3月20日から22日の「春分の日」の3連休。

長野県白馬村にある「白馬森のわさび農園オートキャンプ場」へ行って来ました。


東京は、観測史上最も早い3月14日に桜が開花して、この連休には「満開」となりました。

そんな記録的な「暖冬」だった今シーズンの冬キャンプ。

その「最後」を締めくくるべく、私たちが選んだ場所は、ウィンタースポーツの聖地である「白馬」でした。


飛騨山脈、通称「北アルプス」の北端にある白馬村。

そこには、白馬八方尾根スキー場、白馬五竜スキー場、、栂池高原スキー場などなど、日本屈指のスキー場がひしめいています。

今回訪れた「白馬森のわさび農園オートキャンプ場」は、それらの山々を正面に見据える場所にあり、2017年にキャンプサイトをオープンした、新しいキャンプ場です。


そんな場所で、北アルプスの美しい山々を眺めつつ、夜は少し肌寒いので「薪ストーブ」を楽しむという、「ラスト冬キャンプ」を2泊3日で、優雅に楽しむ計画でした。


しかし、発達した「低気圧」が日本海を抜けるコースをとった為、この連休は北日本を中心に「荒れた天気」となりました。

とはいえ、天気予報では、信州への影響はそれほど大きく無く、3日間のどこかで多少「小雨」がパラついても、概ね天気に恵まれるはずでした。






しかし、結果としては想定外の「雪中キャンプ」をする事となったのでした。。。














出撃!!


私たちの家から「白馬森のわさび農園オートキャンプ場」へは、総距離で250km。

所用時間は「4時間」ほど掛かります。


とは言え、今回のキャンプ場のチェックインは13:00からなので、ゆっくり家を出ても間に合います。

しかし、折角「白馬」まで足を伸ばすので、早めに現地入りして、ちょっと観光したり、オシャレお店で「ブランチ」をしたりしたいので、早めの6:30に家を出たのです。








最初は下道を走り、「練馬IC」から関越自動車道で高速道路へ乗ります。

ここからはある程度スムーズに進む予定でしたが、運悪く「事故渋滞」に巻き込まれて、大幅にタイムロスをしてしまいます。。。

おそらく40分以上かかって、やっと渋滞を抜けたのは「花園」を過ぎた辺りからでした。

ただ、渋滞を抜けた後は、順調に走り藤岡JCTで「上信越自動車道」へ乗り換えて、長野市を目指しました。






この時、天気の方は、絵に描いたような「快晴」で、碓氷峠の手前では、妙義山の絶景が広がっていました。

しかし、軽井沢を越え、佐久から上田へと進むにつれて、目の前の風景がどんどん悪くなっていきます。






そして、10:30に更埴ICを降りて、長野市内に入ると、小雨が降り出しました。

「この感じだと、白馬辺りは雪がチラついているかもね〜」

などと、呑気な会話をしながら、国道19号を西に走り、「白馬長野有料道路」を抜けて、通称「オリンピック道路」を走ります。






しかし、走れば走るほど、雨は強くなり。。。






辺りの風景は標高の高い所からどんどん「」へと変わっていきます。






そして、最後の峠を越えるあたりでは、除雪車が出動するほどの降雪量となり。。。






白馬村に入ると、辺り一面「銀世界」となっていました(爆)


こんなに降るって聞いてないし。。。。













ブランチはガスト


結局、渋滞やら降雪やらで、予定より1時間も遅れて、白馬村に入ったのは11:30でした。

チェックインまでまだ時間がありますが、とてもじゃないけど「観光」する余裕はありません(笑)






ブラブラ細い道に入ると「遭難」しそうなので、ご飯を食べるために、国道のロードサイドにあった大きなお店へ。





雪の中でも、真っ赤な看板が思いっきり目立っていた「ガスト」へ逃げ込みました(笑)






来るだけで色々大変でしたが、ようやく暖かい店内に入って一息つきます。

安心すると朝から何も食べてないので、猛烈にお腹が空きます。





ということで、全国どこで食べても安定の美味しさを誇る、ご馳走を堪能したのでした(笑)















チェックイン


お腹も落ち着き、ゆっくりしているとチェックインの時間が近づいてきたので、キャンプ場へ向かいます。

ガストを出たら、来た道を戻り、オリンピック道路の入り口付近まで行きます。






そうすると見えてくるのが、キャンプ場入り口にある看板です。







そこから、雪の積もった砂利道を登っていくと。。。






目的のキャンプ場のフィールドが広がります。

まぁ、圧倒的な雪の中ですけど。。。






そして、車を駐めて、白馬らしい佇まいの管理棟へ向かいました。






中に入ると、2組ほど先にチェックインをしていました。






その後に並んで順番を待ち、私たちもチェックインを済ませます。

ここで、スタッフの方に丁寧にキャンプ場の説明を受けました。






白馬森のわさび農園は、キャンプサイトをオープンした時、その数は20サイトくらいだと聞いていました。

しかし、サイトの数は事前に解らなかったのですが、今では全部で、「126サイト」あるようです。


地図の内、ドッグランサイト以外で、星印が付いている所が「電源サイト」で、13サイトあります。

数が少ないため、今回は「満サイト」のようでした。


そのため、私たちは、電源無しの「オートーサイト」を予約していましたが、そちらは沢山空いているので、好きな所に張って良いと言う事でした。


この、「白馬森のわさび農園」のフィールドには高低差があり、マップ中央の「池」から「管理棟」までの広場を中心に、周囲がアリーナの観客席のような形状になっています。

そして、南側にある「ドッグランサイト」の奥が、一段低い平地になっています。



フィールド全体は「森の中」にあるので、サイトから「北アルプス」を一望出来る場所は、ある程度限れています。

その中でも一番眺望が良いのは、「54〜58」辺りの最上段のサイトでした。


最初は、「サニタリー棟」に近い場所が良いと思いましたが、やはり「絶景」を優先して、眺望のサイトにテントを張ることにしました。

というのは、一応予報では、雪は昼過ぎに収まって、この後は晴れる事になっていたからです。
















苦難の雪中設営


しかし、フィールド奥の「最上段」というのが、今回の天候では大変でした。

というのは、雪が積もった未舗装の道路を、プジョー3008が履いている「オールシーズンタイヤ」で登るのに難儀したからです。


この「オールシーズンタイヤ」は、舗装路の上の雪だと、ほとんど「スタッドレスタイヤ」と遜色無い走りが出来ますが、未舗装の所になると、やはり性能不足は否めません。

そのため、雪で泥濘んだ坂道だとスリップしてしまい、普通には登れませんでした。

ですので、何度か勢いを付けて、ようやく登り切る感じです。


まぁ、タイヤチェーンも用意していたので、それを着ければ良いだけなんですが、管理棟からサイトへ移動するのに装着するのも大変なので、自力で登った次第です。






そうやって、苦労して登った末に選んだ場所は、こちらの「57番サイト」でした。

雪に埋まって解り難いですが、ベンチの先が「段差」になっていて、管理棟を見下ろせる立地です。

晴れれば、眼前に五竜スキー場があり、その奥に北アルプスの山々が見えるはずです。


とは言え、この時点で、積雪は20cmくらいでしょうか?

雪はどんどん降っていて、全く視界が開けていません。

しかし、スマホアプリの「WINDY」の予測では、この後すぐに雪は止んで、夕方からは雲もとれて晴れて、夜には「星」が見える事になっています。

その情報を信じて、ここで設営を開始します。



とりあえず、テントを立てる場所を決めて「雪かき」を始めます。

とはいえ、今回の幕は、スノーピークの「トルテュPro」です。

幅3m60cm、長さ5m80cmある大きな幕なので、「雪かき」するだけでも大変です(爆)


しかも、こんな積雪は想定していなかったので、装備としては折りたたみ式の「簡易シャベル」しかありません。

去年2月の「五光牧場」での悪夢が蘇ります。。。。



ただ、このキャンプ場の管理棟の脇には、何個か大きな「雪かき用のスコップ(ラッセル)」がありました。






ということで、奧さんにそれを借りてきて貰いました。


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こうして、なんとか雪かきを終えて、テントが設営が出来るスペースを確保しました。


チェックインからここまでで1時間。。。


想定外の雪中キャンプは、予想以上に時間を消費します。












雪中野営地完成


その後、テントを立てて、荷物を運び込み、サイトを作ります。

しかし、この頃になると、天気予報通りに「雪」は止みましたが、その代わりのように「強い風」が吹いて来ました。

その為、風に煽られて、思いのほか、設営作業に手間取ってしまい、この時の写真を撮る余裕はありませんでした。。。






結局、なんやかやと、設営だけでも2時間はかかり、合計で3時間以上費やしてしまいました。

ここまで時間をかけたキャンプの設営は初めてです(笑)

そのため、ようやく一息ついた時には、16時を過ぎていました。






ただ、作業を終えて、空を見上げるとキレイな「青空」が広がっています。






風で煽られて、「クリアウォール」もペグが何度も抜けてしまい、装着に苦労しました。

普通のキャンプなら、そんな時は付けるのを諦めます。

でも、どうしても付けたかったのはやはりここの風景を楽しむ為です。






この「窓」から見える景色は、雪に覆われたキャンプフィールドと。






雪が止んで見えてきた、北アルプスの山々です。

今は、奥の方が「雲」に覆われていますが、その奥にある3000メートル級の山々も、明日は見る事が出来るはずです。






テント立ててしまえば、目の前に広がるのは、最強のロケーション。

この風景だけで、ビールがとても美味しく頂けます(笑)
















夕食



大雪に見舞われたといは言え、この日は「春分」です。

昼と夜の時間がちょうど同じで、日没は18:00。

17:00くらいでも、まだこのくらいの明るさがあります。






aちゃんは、テントの中でお絵かきをして遊んでいます。

最近は、カメラを向けると「はいちーず!」と自分で言って、こんな感じでポーズを決めます(笑)


という感じで、遊んでいるのも束の間。

その傍らでは、早くも「晩御飯」の準備を始めます。

というのは、雪かき作業を想定していなかったので、時間が掛かる「煮込み料理」にしちゃったからです。

予定が狂うと、そのリカバリーを含めて色々忙しくなります(笑)






先ずは、豚肉のブロックをフライパンで焼いていき。






焦げ目が付いたら、ナイフでバラします。






そこに、剥いたニンニクを丸ごと放り込み。






野菜を入れて軽く炒めます。


ニンニクのポークシチュー(aちゃん対応バージョン)」です。

1歳児でも美味しく食べられるように、ニンニクと、ワインの量を減らした特別バージョン。


つまり、普通のシチューに近い作り方です(笑)






これを、メラメラと燃える「薪ストーブ」に乗せて、グツグツと1時間かけて煮込みます。






そして、最後に市販のシチューのルーを溶かして完成です。






乾杯用に用意したのは、地元のスーパーで買った、白馬のクラフトビールです。





これで、かんぱい!!






最後に、パンを炙って。。。






シチューに付けて頂きます。


うん。ちょー美味!!!



色々と忙しい1日でしたが、この食事の時点でやっと全てのペースを取り戻しました。


ここからは、時間に追われるのでは無く、状況に合わせて時間を使って「絶景キャンプ」を楽しむ反撃に転じます。



つづく。。。。




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2020/03/27
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