深夜0時。
通行量の少ない「中央ハイウェイ」を、ひとりPeugeot 3008 のステアリングを握り走り続ける。
車内に流れるのは「THE BLUE HEARTS」の楽曲。
仮眠をとってから出発したが、パンクロックのビートが眠気覚ましに丁度良い。
事故を起こさないように気をつけながら、約束の時間に間に合うように現地を目指す。。。
待ち合わせは塩尻北ICを降りた所にあるコンビニエンスストア。
そして、向かうのはそこから更に1000メートル近く山を登った所にあるキャンプ場。
仲間たちと合流し、細い山道をひたすら登り現地を目指す。
標高1665メートル。
今回のキャンプ地はそんな高地。
深夜3:30。
満天の星空に覆われた高原は、放射冷却で冷え込み、手元の温度計は氷点下を示す。
この時間に着いたのは、チェックインのためではない。
キャンプ場の近くにある展望台に月明かりと、赤いヘッドライトを頼りに、カメラと三脚を並べる仲間たち。
そう、写真を撮りたい衝動だけが、深夜に蠢くおっさんたちの原動力なのだ。
ただ、ここで撮りたいのはこの星空ではない。
この凍てつく寒さの先に現れる自然現象。
気象の条件が全て整った時だけに発生する諏訪盆地の「
雲海」を狙うのだ。
この日。
気象条件は「雲海発生確率」の最高レベルを示していた。
天気を知り尽くしたある長老も、
「ぜったい雲海でるね」
とほくそ笑む。。。
到着した早々、すでに勝ったように話す仲間たち。。。。
今思うとこの時。
ありとあらゆる種類の「
フラグ」を立てていたような気がする。。。。。
高ボッチ高原。
天空に広がる地上の楽園。
そこにあるのは、息を呑むほど美しい大自然の絵画たち。
そして今回、ここに集ったのは、9人のおっさんたち。
ある者は会社をサボって前乗りし。
ある者は天気予報を見すぎて無茶なスケジュールを考え。
ある者は無敵の半額券ぶりを発揮し。
ある者は遙か大阪から高速を6000円ポッキリで駆けつけ。
ある者は待ち合わせの時間に遅刻して置いてきぼりを喰らい。
ある者は存在自体が雲海と言われ。
ある者はキャンプ道具を担いで麓から歩いて登ってきて。
ある者は「雲海って美味しいの?」という感じでお昼に現れる。。。。
バラエティに富んだおっさん達が奏でる不調和音のハーモニー。
子供のようにカメラを構え、バカみたいにキャンプを楽しむ。。。
まさに、「キャンプをする」全ての理由が詰まった最高のひととき。。。。
この楽し過ぎたキャンプの模様は、写真を整理して後日詳細レポをアップします(笑)
To Be Continued..........
本編の記事はこちら
2022/11/24
こんにちは。Kです。2022年11月19日〜20日の1泊で、長野県中部にある「高ボッチ高原キャンプ場」へ行ってきました。高ボッチ高原は、八ヶ岳中信高原国定公園内にある「高ボッチ山(1655m)」の南北に連なる、なでら山稜にあります。そして、この高原の西側には「松本盆地」の街並みと北アルプスの山々…
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