こんにちは。Kです。


いよいよ明日から7月。

ついに「夏キャンプシーズン」に突入しますね。



暑いのが苦手ですが「キャンプに行かない」という選択肢が皆無なので、この夏はどこに行こうか検討中です（笑）


とはいえ、昨今の「キャンプブーム」ですから、子供が夏休みに入るこの夏から「キャンプを始める」という方も沢山いらっしゃると思います。


ナチュログなどの「キャンプブログ」では、そういった方へのアドバイスとして「キャンプ道具の紹介」など沢山の記事があり、またそれぞれとても丁寧な説明をされています。


そこに追い打ちをかけて、私が「同じ内容の記事」を書いても仕方がないので、今回は「初めてのキャンプでの時間」つまり「キャンプのタイムスケジュール」について、ちょっと考えてみたいと思います。




この「タイムスケジュール」というのは、実は重要なのですが、意外と「キャンプの本」などでも



「2泊3日の方が、真ん中の日が終日遊べるので良い」



程度の説明しかされていません。



確かに、2泊3日なら細かい事を考えずに楽しめますが、べつに1泊2日でもやり方によっては十分遊べます。


ということで、その1泊2日の普通のキャンプでの「タイムスケジュール」について考えてみましょう。

道具のチョイス

キャンプ用品は星の数ほどあり、便利グッズに溢れています。

しかも「キャンプ用品（ギア）」というと「収納」をコンパクトにするため「折りたたみ」などのギミックが豊富で、これがまた「ギア」の魅力でもあります。


しかし、1泊のオートキャンプの場合、使える時間は意外と限られています。


例えば、通常のキャンプ場で1泊の場合、チェックインが12時頃、チェックアウトが翌日の11時などが多いです。

そうすると、12時にキャンプインして、寝るのが0時、朝5時に起きて11時にチェックアウトだと、寝ている時間を省いて「18時間」ほどの時間をキャンプをしてることになります。

一見多くの時間があるように見えますが、そこに設営・撤収・食事の準備、アクティビティなど、キャンプのイベントは目白押しです。


1泊のキャンプをゆったりエンジョイするには、可能な限り「無駄な時間」を省きたいものです。



そのため、一見便利な道具も、あまり多いと「展開・収納」に多くの時間が割かれてしまいます。


特に「テント、タープ、テーブル、イス、寝具、調理道具、照明」などのキャンプの必須道具以外の「モノ」は注意が必要です。

そう言った「モノ」が多すぎると、あとあとボディーブローのように時間を消費してしまいます。

設営・撤収の時間

この場合のサイトの「設営・撤収」とは、テントを張るのはもちろんの事、ギアの展開なども含めたトータルの時間です。


そのサイト設営時間としては「最大３時間」というのが1つの目標値になると思います。


と言うのは、先ほど言ったように1泊のキャンプの時間は「18時間」というのが目安です。


そのキャンプで、3時間かけて設営すると、撤収も3時間以上かかる計算ですから、設営撤収に6時間かかることになります。


そうなると、キャンプの時間の1/3を「サイトの構築・撤収」に裂いている計算になります。


当然残りの時間の方が多いですが、時間の3割を締めてしまうと、それがほとんど、そのキャンプの「メインイベント」になってしまいます。



ですので、「最大3時間」は「絶対防衛ライン」です。（まあ、あくまで個人の見解ですけど・・・）


しかし、できれば設営は「2時間以内」が理想です。（もっと短い方がより良いです）


設営時間の内訳では、テントの設営は当然、多くの時間が掛かりますが、どちらかというと、それ以外の、細かな「ギア」の展開・撤収の方が、けっこう時間が掛かるようです。

1分で組立られる道具は、収納も1分です。

単体で見るとあっと言う間ではありますが、例えば、それが30個あると展開・撤収で1時間かかる事になります。


キャンプ道具を色々見ていると、あれもこれも欲しくなりますが、先ず最低限の道具に絞り、あれこれイベントを詰め込まず、余裕を持ってスケジュールする事が大切だと思います。

食事の時間を考える

キャンプの醍醐味といえば、「BBQ」などの「キャンプ飯」です。

しかも1泊のキャンプの場合、初日のランチとディナー、翌朝の朝ご飯を考えないといけません。

しかし、これも「タイムスケジュール」を考えると注意が必要です。


まず、初日の昼食ですが、12時チェックインの場合、設営が2時間で終わっても14時頃になってしまいます。

そこからご飯を作っていると、15時は過ぎてしまいますので、できればチェックインの前に済ませるか、おにぎりやサンドウィッチなどの「軽食」にしておくと、時間の使い方としては有利です。


あと、翌日の朝食は、その内容よりも、撤収作業を考えた時間が大切です。

キャンプ場のチェックアウトが10時とかだと、撤収は７時〜8時前にはスタートとなります。

そうなると、結構早起きしないと「ご飯を炊く」などの時間がなくなり、朝から結構忙しくなってしまいます。


キャンプ場では結構早く目が覚めると思いますが、それでも最終日の朝は、撤収作業まで、のんびりしたいものです。


と言う事で、キャンプ場の朝は、なるべく最初は時間に余裕が持てる「手軽なメニュー」がオススメです。

経験値と遊び方

よく「キャンプスキル」と言いますが、それはなにも「凄い技を知っている」という事でだけではなく、「限られた時間を有効に活用できる経験値」でもあるようです。


※こういう料理も理想ですが、上手くタイムスケジュールを組めないと、焼き上がりが深夜になってしまいます。


何回かキャンプをして、設営や撤収の感覚が解ってくると、別にロジカルに考えなくても、何となく肌身の感覚で、全体のタイムスケジュールが解るようになります。

また、キャンプは当然、天候など色々な要素がからむので、「予定通り」という方が希です。



ただ、だからといってあまり「ノープラン」だと、折角のキャンプが「設営撤収で疲れただけ・・・」という事になりかねません。



快適なオートキャンプを楽しむ為にも、「ギアの性能」という指標の他に、「時間と物量の関係」とい事を考えて、その時のキャンプに持って行く「モノ」を決めると、スムーズでのんびりと、リラックスしたキャンプを楽しめると思います。

明日よりキャンプ

と言う事で、週前の予報より、文字通り「雲行きが怪しく」なってきましたが、明日より、7月最初のキャンプへ行ってきます。


今回は「タイムスケジュール」という意味では、「キャンプのしおり」も作ったので抜かりはありません（笑）


明日からのキャンプは、あるブログとの「コラボレーションキャンプ」となる予定です。