こんにちは。Kです。

2021年3月27日〜28日の1泊で、栃木県那珂川町にある「サンタヒルズ オートキャンプ場」へ行って来ました。

今回は予告編で述べた通り、私の弟家族の「キャンプデビュー」となる、グルキャンです。



最近は「キャンプブーム」の影響で、テレビ番組で楽しそうな「充実キャンプ」が紹介されています。

弟もこう言ったメディアの影響を受けたようです。


しかし、1泊2日の実際のキャンプでは、テレビのような「充実キャンプ」をするのは思った以上に難しいものです。

むしろ、キャンプデビューでは、私たち夫婦がそうであったように「失敗の連続」となる事が多いと思います。



『説明書を熟読して、イメトレでは完璧だったテントは中々立ち上がらず。

遊びたがるが子供たちの相手も出来ず、延々と時間が消費されていく。

そして、やっとの思いで設営を終えたら、もう夕方。

憧れの加圧式ランタンは炎上するだけで点く気配は無く、暗闇の中で準備する渾身のキャンプ飯は一向に完成しない。

それでもなんとか作り上げ、味も分からず食を終えたら、もう夜中。

用意した焚火はいまいち燃えず。

何にも癒やされる事もなく、疲れ果てて就寝する。

翌日は慣れない撤収で、「朝コーヒー」を味わう暇も無く、チェックアウトの時間に追われただけで退散する。。』


まぁ、ここまでの「失敗キャンプ」は無いとしても、「キャンプデビュー」では、どれか1つくらいは経験しそうです。



そんな何かと失敗しがちな「キャンプデビュー」をする弟家族。

それをフォローするため、私たちが一肌脱ぐ（パンイチではないけど）ことにしました。


今回のキャンプの目的は「弟とその家族をキャンプ沼に填める事」です。

とはいえ、その為に必要なのは、凝った仕掛けではなく、

「キャンプは楽しければそれでいい」

という、キャンプの原点です。

「接待キャンプで疲れた」と言う事がないよう、背伸びをせずに楽しめるキャンプをしてきました。



ということで、プジョーでキャンププロデュースによる、弟ファミリーの「ファミキャンデビュー」

それは、一体どんなキャンプとなったのでしょうか？

出撃！！！

サンタヒルズのチェックインの時間は12:00からです。

当然、弟ファミリーの方は、その時間に着くように、朝から準備して出発する予定です。

しかし、ホスト役の私たちは、事前に「ある程度の準備」が出来るように、アーリーインを選択しました。

というのは、先に現地に自分たちの分の設営を終わらせておけば、弟ファミリーが到着したとき、フリーハンドで色々手伝えるからです。


それに、私たちのアーリーインは「いつものこと」でもあります（笑）






キャンプ場へは事前に確認して「９：００からのアーリーインが可能」とのことなので、家を６：30に出発しました。


私たちの家から、キャンプ場までは160ｋｍあり、所要時間は2時間半ほどです。


家を出たら、「首都高川口線」に乗り、そのまま川口JCTから「東北自動車道」へ。

「緊急事態宣言」が解除された最初の週末とあり、都市部では多少の渋滞もありましたが、その後は順調に宇都宮に到着し、矢板ICで高速を降りました。

その後は、県道74号、国道293号と進み、キャンプ場の５ｋｍ手前の「コンビニ」で買い物をして、キャンプ場へ向かいます。






そして、予定通り、９：００にサンタヒルズへ到着しました。






そして、管理棟にチェックインへ向かいます。






場内はコロナ対策で、マスク着用が義務付けられています。






また、チェックインは代表者１名だけなので、その作業を奥さんに頼んで、aちゃんと２人でチェックインを待ちます。






ちなみに、管理棟の中は、「サンタクロース」にちなんだ飾り付けがされて、売店もクリスマスグッズがズラリと並んでいました。






また、キャンプに関連する道具も売っていますが、こちらも可愛らしいギアが多いです。








ちなみに、このキャンプ場は、シャワー室の他に、当日予約制の「家族風呂」があります。

それが、管理棟脇の奥にあるカラフルに塗られた、「バス」です。

そのバスがお風呂に改造されていて、時間制で借りれます。


私たちは1泊の場合、お風呂はあまり入りませんが、弟達はこのお風呂に入りたいとの事。

ですので、チェックインの時に、この「バスのバス」を1家族分、１６：００から予約しました。

設営

管理棟前にある、サンタヒルズの場内マップ。

サイト数は、４０サイトくらいでしょうか？


フィールドは、林間サイトの「N」と広々サイトの「W」に別れています。

サイト番号後ろに「W」と付いているのが、たぶん「ダブル」の意味で、2サイト分の広さがあるサイトです。

ちなみに「W-8T」は一番広いサイトなので、おそらく「トリプル」の「T」だと思います。






今回、私たちのサイトは、「W-９ｗ」です。（サイトの表示はW-9でした）






広さはこんな感じです。

「2サイト分でチョー広々！！」

って、ほどでもないですが、「2家族＋α」のグルキャンには十分なスペースです。






まずは、「おもてなし」の基本となる、全員がフリーで集まれる場所として、スノーピークの「カヤード」から設営します。


「カヤード」は、すでに廃盤となった、あまり人気の無い幕のようです。

しかし、私たちにはグルキャン時や、雨キャンプなどで、とても重宝しています。

下手すると、全国のカヤードユーザーの中で、私たちが一番活用してるのかもしれません（笑）







そして、そのカヤードには、ホリデーロードの「Fbストーブ・NEO」をインストールしました。


すでに3月下旬となり「春」の気候なので、基本的には「薪ストーブ」は無くても平気です。

それでも、薪ストーブを設置したのは、それでも、朝晩はそれなりに気温が下がるので、「暖か快適空間」を準備して、弟ファミリーに「快適キャンプの楽しさ」を知ってもらう為です。



というと、なんか「とても良いホスト役」に聞こえますね。


まぁ、本音を言えば、コレを持ってきた理由は、私たち自身の「薪ストキャンプの消化不良」を補うためです（笑）






そのカヤード内は、椅子とテーブル、あとはギアを端っこに配置して、広々と使えるようにしました。






という感じで、「カヤード」を建てたら、ちょっと休憩。

ブランチとしてサンドウィッチを囓ります。






aちゃんは、外にテーブルを並べて、そこで大好きな「納豆巻き」をパクパク食べます。






オトーサンは、その横で寝室用にヘルスポートの「バランゲルキャンプ」の設営をしました（笑）






こうして、時刻は11：00。

設営開始から数えて、1時間半ほどで、最初の準備が終了しました。


この時間帯は、日射しもあり、気温は「20℃」近くまで上がり、どちらかと言うと汗だくです。

喉もカラカラに渇いたので、ここは「最強のスポーツドリンク」で水分補給をします。






ということで、とりあえず乾杯（笑）

うん。やはり､設営後は「KARAKUCHI」に限ります。

弟ファミリー到着

その後、弟から「予定通り12:00頃に到着する」と、連絡が入りました。







と言う事で、ちょっと時間が出来たので、到着までのんびりと過ごします。






遊び道具は、aちゃんが最近大好きな「シャボン玉」です。






aちゃんも2歳10ヶ月となり、シャボン玉も上手に出来るようになりました。









と、言う感じで待っていると、弟ファミリーが到着しました。

家族構成は、弟、弟の奧さん、長男君（5歳）、長女ちゃん（2歳）です。

長女ちゃんは、aちゃんと「同い年のいとこ」って事になります。






そして、もう一人、茨城のおばあちゃんです。

実にキャンプは3年ぶりですが、「孫が集う」と聞いて、じっとしてられなくなり、参戦する事になりました（笑）

弟は、実家の近くに住んでいるので、弟の車に乗って来ました。






そして、奥様たちに子供の面倒を見て貰い、その間に弟のテントの設営にかかります。






そのテントがこちら。

スノーピークの2ルームテントの「エルフィールド」です。






横方向に4本、天井部分に縦1本の5本のポールで建てる「半トンネル型」のテントです。


設営を手伝った感想としては、大きさ的には私たちの「トルテュPro」と同じですが、組立ては圧倒的に簡単でした。


また、普通のトンネル型と違い、横方向のポールのスレーブが「天井部分だけ」となっていて、サイド部分はフックでとめる構造になっています。

この構造により、大型のトンネルにある「スレーブにポールをしならせながら通すのが大変」とう事がありません。


写真のように「蜘蛛」みたいにポールを差し込んだら、後はポールを曲げながら、ビルディングテープに付いているピンに差し込み固定します。

そして4つのアーチが出来たら、最後に、「センターポール」を後ろから立ち上げながら通していきます。



ちなみに、この「センターポール」の存在は賛否があるポイントだと思います。

と言うのは「トンネル型の良さ」は、ドーム型に比べるとポールの数が少なく、設営の手間がかからない所です。

そう言う意味では、センターポールの存在は、例え1本でもその良さを打ち消してしまいます。


しかし、このポールを通す事により、このテントは完全では無いにしても「自立式テント」になります。（トンネル型はペグダウンしないと自立しません）

この利点は、テントの形状が固まってるので、組立てた後で「テントの移動が出来る」ことです。


そのため、とりあえず作業しやすい広い場所で組み立てを行い、その後で、テントを動かして位置を決められます。


慣れたキャンパーなら、テントの位置をあれこれ動かす事はありませんが、初心者にとって大型幕は、設営だけで大変です。

「やっとの思いで立ち上げたら、思ってた位置と違う」

なんて事も多いと思うので、自立式になっているのは良いことだと思います。






ということで、サクサクっと20分ほどで「エルフィールド」が立ちました。

「スカートが前側にしか付いてない」とか「メッシュが前後左右の4面しかない」など言われますが、結論から言えば「コスパに優れた優秀な幕」です。


エントリーという意味で言えば、もっと手軽に買える安いテントは沢山あります。

しかし、エルフィールドは、そう言った製品とは一線を画す、スノーピークの「修理」を含めたバックアップが期待出来る製品です。


「2ルームの居住性」「設営の簡単さ」は、初心者には勿論ですが、その後、慣れてからでも重要なファクターです。

そう言う意味では、スキルの向上により買い換えの必要も無く、長く「ファミリーキャンプ」を支えてくれる幕だと思います。



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という感じで、エルフィールドを「べた褒め」してる間に、おばあちゃんの「エスカーションティピー」もサクッと設営終了です（笑）

子供たちのキャンプライフ！

子供たちは、設営したエルフィールドのインナーテントで大はしゃぎ。

やっぱりテントの中って楽しいよね（笑）






その後は、場内にある「サンタクロースの家」を見に行きます。






しかし、コロナ対策なのか、この日は残念ながら「クローズ」されていて中に入れませんでした。

喉元まで出掛かった、


「サンタクローズ」


という言葉を飲み込み、子供たちの夢を壊さないように、


「サンタさんはお出かけ中」


ということにして、別の場所へ移動します。







そこは、「こどものひみつきち」という建物です。






2歳児には若干スリリングな建物ですが、5歳児はブランコをしたりして遊びます。






こうして、所狭しと駆け回って、「サンタヒルズ」を楽しみ尽くしたのでした。。。

夕方のミッション

こうして、子供たちが遊び回っていると、あっと言う間に時間は16：００前。





予約していた「バスのバス」の時間となります。





急いで支度をして、弟ファミリーはお風呂へ出かけました。


その間に、私たちはキャンププロデューサーとして「夜の部」の準備を始めます。


やはり、キャンプのメインは夜。

しかも、そこで振る舞われる「キャンプ飯の成否」は、そのキャンプ全体の印象に直結します。





ということで、久々に炭火を熾してキャンプの王道メニューである「BBQ」の準備をします。

しかし、これがお肉を焼いただけの「普通のBBQ」だったら、さすがに「キャンプ・プロデュース」などと、偉そうな事は言えません。


なので、私たちが用意したのは「普通じゃないBBQ」です。


まぁ「普通じゃないBBQって何？」となりそうですが、感の良い方なら解るかな？






そう、こいつを焼き上げる、あのギアを持ち込んだのです。。。。



やはり、楽しいキャンプは「見た目に解りやすい」というシンプルさも重要です（笑）






つづく。。。。。




後編の記事はこちら

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