こんにちは。Kです。


これから「冬」に向けて、気温が低くなると困るのが、カセットコンロやシングルバーナーなどの「ガス機器」です。

「ガスボンベ」はその仕様上、ボンベの温度が下がるとガスが出にくくなり「火力」が落ちたり、最悪、点火出来なくなります。



私たちのキャンプの「ガス機器」で、通年使っているのは、SOTOの「ST-310」です。

シングルバーナーとしては、使っている方も多く「ベストセラー」のギアだと思います。


この「ST-310」には低温対策の「マイクロレギュレーター」という機能があって、比較的「低温に強い」バーナーです。

しかし、そうは言っても、気温が「0℃以下」になるよな環境での「連続使用」だと、やはり、ガス圧が低下する「ドロップダウン」という現象が発生して、「火力」がダウンしてしまいます。


ちなみに「ドロップダウン」という現象は、液体ガスが、ボンベ出口で「気体」になるときに、その「熱」を奪われて発生します（気化熱）

夏場の熱い空気であれば、ボンベが外気で温められるので、下がった温度が回復しますが、気温が低いと必要な温度を維持できません。

ですので、よくボンベの「保温カバー」などがありますが、連続使用時には、気化熱でボンベ自体がどんどん低温になるので、むしろ外気での「加熱」ができず「逆効果」だと言えます（オシャレな目隠しとしては有効です）

ドロップダウン対策

この「ガスボンベ」の低温対策としては、ボンベを温めれば、外気温が低くてもガスが出ることになります。

ということで、その対策として、ネットの情報をもとに「購入」したのがこちらです。





キャプテンスタッグの「パワーインクリーザー」というオプションパーツです。




これは、キャプテンスタッグの「2バーナー専用」ですが、ギミックが単純なので「ST-310」にも装着できます。


装着する機器は違いますが、原理は簡単です。

これで、「ST-310」に装着してボンベが「爆発」するなら、おそらくキャプテンスタッグの2バーナーでも「爆発」すると思います（笑）





構造はシンプルで、ヒートアーム（銅製）の先を、バーナーで温めて、その熱を伝えて「カセットボンベ本体」を温めるようになっています。

ヒートアームから伝わった「熱」は、ボンベとの接点にある「ヒートプレート（真鍮製）」に繋がっていて、そこからボンベへ熱を伝えます。


これによって、ボンベ全体を均等にゆっくりと温める事ができるようです。






で、早速「ST-310」に装着してみます。

パイプの先が、若干「五徳」に触れるギリギリになりますが、まぁ、「シンデレラフィット」と言って良いレベルだと思います。





点火すると、良い感じでボンベが暖まりました。

パイプのストロークが長いので、ボンベとの接点は少し暖かい程度ですが、ガスの気化を促すのなら必要十分です。


もともと低温下でも火力が強い「ST-310」なので、このパーツを使えば、かなり寒いキャンプでも、難なく煮炊きに使えそうです。


これで、真冬の「雪中キャンプ」でも、「シングルバーナー」が大活躍して貰えそうです。





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