こんにちは。Kです。


2017年6月24日〜25日の１泊で、千葉県成田市の「ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場」へ行ってきました。




今回は、学生時代からの友人の親子と、その当時から知っている、うちの姑が参加する「グループキャンプ」でした。



幸い土曜日は「晴れ」

ちょっと暑かったですが、初日はキャンプ日和でした。

出撃！

数年前なら午後から行っても好きな所にサイトを構築できた「ゆめ牧場AC」ですが、このところは人気が急上昇して、予約をしないと週末キャンプが出来ないようです。

今回予約したのはフリーサイトで３サイト分、場所とりを含めて、8時半には現地入りして並ぶ事にしました。


ということで、朝7時に出発、そのまま高速道路に乗り、湾岸線、東関東自動車道、圏央道と乗り継ぎ、下総ICで降りて到着。

所要1時間ちょっとでした。

設営

今回は友人が家の用事で、午後に到着する予定なので、自分たちのサイト以外に、友人親子の「場所を確保」する必要がありました。


ゆめ牧場オートキャンプ場は、いくつかのゾーンに別れていて、管理棟から近い「Gサイト」や「Fサイト」が人気です。


朝早く行って、私たちは9番目くらいだったので、取ろうと思えば、人気の場所も押さえられそうでしたが、「広いスペース」を確保して、午後から来る友人を待つには、その間、場所を取られないようにする必要があります。


他のキャンパーさんたちも、折角の週末を楽しく過ごすため、少しでも良いところでキャンプをしようと思っています。

いくら早く来たとは言え、大きなスペースを場所とりして待つのは苦痛です・・・。



と言う事で、管理棟などから遠くて若干不便な「Dサイト」。

しかも、そのさらに一番奥の場所にサイトを作る事にしました。



先ず張るのは「カヤード」と姑幕の「エスカーションティピー」です。

今回、友人の幕はコールマンの「ウェザーマスターコクーン2」という大型幕と、大きな車で来る予定なので、私たちは「カヤード」をキッチン兼、寝室にしてコット寝にしました。

姑は自分でテント建ててました（凄いですね）




という感じで、友人スペースをプジョーで確保して設営完了。

なんか、午前中は嫌なヤツ感が漂うサイト構築になりました・・・。




早く来てくれ友よ・・・。

昼食＆到着

お昼は3人で「ベジタブル焼きそば」です。

一切肉類を使わず、「野菜のうま味と麺の持つ味わいをトコトン堪能する」という趣旨の焼きそばです（豚肉を買い忘れただけとも言います）


でも、「ビール」と「ベジタブル焼きそば」はとても美味しかったです（笑）





食べ終わってからちょっと散歩。

「Gサイト」方面を見に行くと、多くのテントで賑わっていました。




それに比べると、同じ時間帯の「Dサイト」はまだ余裕があります。

炊事棟とか、トイレとか遠いし、道路に面してるのが不人気の理由ですかね？


でも、あの「Gサイト」の状態で場所とりする事を思うとゾッとするので、今回はここで正解だったようです。

友人到着

14時過ぎに途中道を間違えながらも友人が到着。

今回は下の娘さんの親子で参加です。



みんなでコクーン２とヘキサタープを設営。




娘さんはうちの姑と折り紙に夢中です。


というより、姑はなんか「折り紙の本」に書いてあった「ひまわり」が、説明の通り作っても上手く作れず、ずっと（翌日まで）ぼやいていました。




子供の方が素直に楽しんでましたね（笑）

メインイベント開始！！

今回のキャンプの「メインイベント」は、アニメやゲームの定番でありながら、リアルではほぼお目にかかれない「肉の丸焼き」です。


このために用意したのは、まさかの「丸焼き専用ギア」である、ホリデーロードの「BBQぐるり」です。


ホリデーロード代表の佐野さんのお話では、

「グリルじゃなくて、ぐるりなのがポイント」


だそうです。




まあ、そのままですね・・・。




ホリデーロード「BBQぐるり」






食材の「鶏１羽」は普通のスーパーで購入しました。


精肉売り場の表側には置いてませんでしたが、お店の人に聞いたら、バックヤードに冷凍物ならあるとのことで、1羽購入です。

この時の価格は「980円」でした。

鶏って意外と安いですね。




同じホリデーロード製品の「コンパクトストーブVHS」に炭火を熾して準備完了。

さあ、いよいよ、あの「鶏の丸焼きショー」のスタートです！






鶏には塩をすり込んで、お腹にハーブとニンニクをつめてあります。


ただ、調理方法は「鶏に二叉のフォークを刺して炙る」というもの凄く単純なものです。







しかし、これが、単純ながらもの凄く楽しい（笑）





子供もグルグル廻してお手伝いです。





グルグル。





グルグル。





良い感じに炙られてきました〜。


このくらいから良い香りが立ち上り、大人達も早く食べたいコールです。




しかし、奥さんの事前調査では、鶏の内部が75℃にならないと、食中毒の危険があるそうです。（75℃で1分以上加熱）


この感じで、焼き初めてから50分くらい。

持ってきた温度計で測った所、一番中心はまだ、65℃くらいなので、もう少し我慢です。












そしてそこから、待つこと、30分。。。。。。







何なんだ、この美味そうな焼き色は！！





温度計を刺すと、75℃を超えました。

ちょっとでもこの温度を超えたらもう大丈夫なのだそうです。




ということで、完成です。　


鶏の丸焼き。







ナイフでバラして食べます。






う、



美味すぎる！！！！！！





すでにブログを始めて一年近く経ち、しかもカメラの仕事をしているのですから、もっと「フォトジェニック」な写真でこの美味さを伝えたいところです。


でも正直に言いますと、そんな余裕なんて無かったです（笑）


もう、争奪戦ですね〜。



大人4人と子供1人で貪り食って、写真も撮らずにあっと言う間に無くなりました。。。（笑）



※鶏が消滅したときの、現場の惨状。



娘さんは、この丸焼きがとても気に入って、


「もっと食べたい！！」


といっていたので、


「よし、じゃあ、あの林の中の鳥を捕まえたらまた焼いてあげるよ。」



と言ったら、狩りに出かけていました。（捕れませんでしたが。。。。）



というような遣り取りが出るほど、本当に楽しくて美味しい料理でした。






もしキャンプが「家では過ごせない特別な時間」というなら、この「鶏の丸焼き」はまさに特別で最高の時間でした。


鶏皮はパリパリで、お肉はとてもジューシーです。


これが、値段で言えば1000円前後ですから、食材のコスパとしては最強だと思います。




ホリデーロードの「BBQぐるり」はまた別の記事で詳しく紹介しますが、収納もコンパクトです。


これはとても良いですね。






「鶏の丸焼き」が楽しく美味しすぎて、サイドメニューに「下町ロケスト」でフランクフルトをオーブンで焼いていましたが・・・・。




焼いているのを忘れてしまって、真っ黒焦げです・・・・（涙）




それとは別に奥さんが作った「ラタテューユ」の方は焦げ付きもせず、とても好評でした。

こちらは4月の「道志のキャンプ」で作り方を教えて貰ったものです。

そして夜へ・・

キャンプの夜はやはり「最高のひととき」です。

道具を揃えたり、場所や環境を整えるのも大切ですが、その時、その時間をどれだけ真剣に楽しむ事が出来るかが大切ですよね。




時間を忘れて、キャンプ談義に花が咲き、美味しいお酒が進みます（笑）




ここでなぜか、変顔＆怖い顔大会が始まります。

写真は白飛びしてますが、良い感じの妖怪感が出ています。




うん、残念。悪くないけどカワイイだけだね（笑）





私も頑張りました（笑）



娘さんは本当に楽しかったらしく、終始ハイテンションでした。

でも、10時過ぎには残っていた電池を使い果たして、イスの上で寝落ちしました。

最初、うとうととし始めたので、パジャマに着替えさせたのですが、一度イスに戻ってきたので、本当は寝たくなかったようです。








その後は、オッサン2人で焚火を囲んで話をしました。


じつは、この友人は、3月頃に書いた「プジョーでキャンプの原点。素人夫婦がキャンプを始めた物語」という記事を書く切っ掛けとなった友人です。

あの記事は、ある意味、この友人へ書いた手紙でした。


そして、本当は、そのあと、4月1日に私たちが行った「六斗の森」で一緒に「お花見キャンプ」をするはずでした。


しかし、その1週間前、彼は病気で倒れてしまい、一緒に行くことが出来ませんでした。

（けっこう悪化していて、放置すると命に関わるということでの緊急入院でした。）




彼は、学生時代からの友人で、学校を出た後は、自分で会社を立ち上げて、趣味も持たず、文字通り夜も寝ないでひたすら働いて来た男です。

その働き方による体への無理や、いろいろなプレッシャーやストレスにより、この若さで病気になったのは、ほんとうにショックでした。


しかし、私が思う以上に、当然に彼も解っていて、入院中はもちろん、退院してからは余計に「キャンプ」へ興味を持つようになりました。



でも「キャンプへの興味」というのは、もちろん「趣味を持つ」という事ですが、それよりも病気をしてから、今まで以上に「家族が大切」だと思い「家族との時間を大切にしよう」と思うようになったようです。


「家族を大切にする」と一口に言っても色々なやり方がありますが、彼が選んだのが「キャンプ」だったようです。


今回は親子参加でしたが、学校が夏休みになる8月には家族全員でキャンプへ行くそうです。




そんなこんなで、今回こうやって楽しく一緒にキャンプが出来たのは本当に良かったです。


なにより、学生時代以来、ほんとうに久々に彼の「ホントの笑顔」を見た気がします。


ずっと頑張ってきて、色々苦労を重ねた男なので、少しだけですが、こういう遊びを始める、その手伝いが出来たのが良かったです。




「キャンプ」と言っても本当に色々な楽しみ方、興味の持ち方があります。

でも、他の方のどんなキャンプも全く否定するつもりは無いですが、この週末のキャンプ。


色々な意味を含めて


「一番キャンプを楽しんだのは私たちだ。」


と思っています。




まあ、もちろん言い過ぎですけどね（笑）







ちなみに、「病気」の方は、キャンプの事を考えてウキウキしてたら、ドンドン良くなって、キャンプの前に医者から「もう治った」と、言われたそうです（笑）

※そんな簡単に治るタイプの病気じゃないんだけど・・・・。



まあ、厳密な意味では完治ではなく、色々生活に制限が生まれましたが、日常生活は普通に送れるようになったようです。


「病は気から」って言いますが、凄いですね。キャンプ。。。



いまはその友人に「キャンプ療法」という本を書くことを勧めています（笑）

翌朝

明け方からそこそこ纏まった雨がふり、残念ながら日曜日の午前中は雨でスタートです。



お湯を沸かして。。



コーヒーを淹れます。

キャンプの朝のコーヒーってなんでこんなに美味しいんですかね？




タープの下に集まって朝食兼、夕食を食べます。




今回もホットサンドです。

ホットサンドメーカーは友人のコールマンの製品です。



焼いたハムにチーズをのっけて焼くと・・・。




完成。




あとは目玉焼きと。。




ウィンナーです。


うん。美味。




午後からは雨が上がり、ゆっくり撤収です。



ゆっくりと片づけて・・・・。




撤収完了。



時間は16時をちょっとまわっていました。


1泊でしたが、内容も濃く、中々充実したキャンプでした。



でも、来週も出撃します！（笑）