こんにちは。Kです。


朝霧高原での富士山がほとんど見えなかった「富士山キャンプ」の後編です。

天候に恵まれず、曇り空のキャンプとなり、もはやテントに引き籠もるしか無いという、そんな夜の「居酒屋」から、撤収後の「海鮮丼」までのお話です。






前編の記事はこちら

居酒屋プジョー朝霧店

施設のお風呂から上がってサイトへ帰ってくると、時間はもう18時。

3月と言えど、まだ日はそれほど長くないので、辺りはすっかり暗くなります。

と言う事で、夕食の準備を始めましょう。




「富士山キャンプ」に来て、主役の「富士山」が見えないとなると、そこはもうやることは一つだけ。


そう、「ヤケ酒」です（爆）


ということで、今回のメニューは「居酒屋モード」にするために、久々に「串揚げ」にしました。

南部鉄器の「及源鋳造」の「串揚げ鍋」に油を注いでシングルバーナーで温めます。





串揚げは「串打ち3年、揚げ7年」と言われるほど長い修行が必要なメニューです。

その長い修行の成果を遺憾なく発揮する、見事な「串裁き」でネタを作っていきます。





そして、私の「串打ち」の間に奥さんが「秘伝のレシピ」でバッター液を作ります。

この柔らかすぎず、堅すぎない、適度な「粘度」を出すのが難しいとのことです。





という感じで、手際よく「串揚げ」の準備が整いました。





さぁ、「頑固一徹、串揚げプジョー」の始まりです。


我が油に揚げられぬもの無し！


パチパチパチ、ジューーーーーーー。






180℃の油で、ゆっくりと揚げていきます。


そしてキツネ色になった頃を見計らって取り上げます。



では、実食、パク！！


やべー、ちょーーーうめーー。


やはり揚げたてたサクサクの串揚げは絶品です。





今回は、ししとう、ナス、新生姜、ちくわ、豚シソ巻き、を作りましたが、やはりこの「豚シソ巻き」が一番美味しいかな？

串揚げは実際には「修行」などしなくても美味しく作れるのでお勧めです（笑）





そして「串揚げ居酒屋」に合わせる「ヤケ酒」はチリの赤ワイン。

うちでは「チャリンコワイン」と呼んでいるワインで、どこのスーパーでも手に入り、安くて美味しいワインです。





そんな感じで、揚げ物をしながら、夫婦ふたりだけの宴会を「吊りランプ」の灯りの下で楽しみます。


私たちが「キャンプ道具」で唯一、拘っているのがこの「サイトの灯り」です。

基本的に料理を作るなど作業をする時間以外は、オイルランプのみでサイトを照らしています。

その淡い炎の灯りの雰囲気がとても良く、キャンプ中に、お酒が進む理由でもあります（笑）





そういった照明に照らされた幕内は、「薪ストーブ」によって温められて温々快適、むしろ氷点下まで冷え込まないこの夜は、ちょっと熱いくらいです。

そして、上の写真では、ランプの光が反射してわかりにくいですが、クリアウォールから「夜景」がチラチラと見えています。

夜景を肴に、人気無い広大な草原で、串揚げを食べる。

なんとも言えない贅沢な夜です。





この場所はいつでも私たちに「最高のキャンプ」を提供してくれます。

写真活動

食事を終えて夜が深まっても、外は雨は降ったりやんだりしています。

ただ、せっかく「一眼レフ」をキャンプに持ち込んだので、ちょっとだけ雨の合間を見て「部活動」をしてみます。



しかし、空には厚い雲が垂れ込めています。





本当は「ちょっとくらい見えるかな？」と期待をしていた「星空」や「富士山」は結局この日は見えませんでした。





その代わり、駿河湾の手前にある富士市の夜景が輝いています。

しかも雲が厚い分、その雲に光が反射してより夜景が見える気がします。





私たちだけしか居ないように見えますが、実際は、右の木の奥に１つサイトがあり、奥に２サイトあるので、見渡すと3組だけ明かりが見えました。（他のサイトは全く見えませんが・・・）





このキャンプ場では人気のある「ヘリポートの丘」には、今回は誰も居なくて、真っ暗でした。


という感じで、辺りの撮影を終えて、あとは幕に引き籠もって夜を楽しんだのです。。。。

朝

一応、日の出前の「ブルーアワー」に目覚ましを合わせたので、そのベルで目が覚めます。

しかし、外を見ると曇り空。。。

「富士山」も「日の出」も見えないので二度寝します（笑）


結局シュラフから出たのは、日の出からちょっと経った6時半ごろでした。





外に出ると、「トルテュ」のスカートには昨夜の「雨」が溜まっています。

昨夜はシトシト雨でしたが、それでも結構長い間降っていたので、溜まったようです。





気持ちが良いのでぶらぶら散歩していると、さっきまで厚く垂れ込めてた「雲」が段々と少なくなり、所々に「青空」が見え始めます。





富士山には、まだ雲が被っていますが、所々に空いた僅かな隙間から、その「稜線」だけが見えています。

ただ、その隙間から太陽の「光芒」が射して、ちょっと幻想的な雰囲気です。





ヘリポートの丘からの眺めも良い感じです。





風に流され、ドンドン雲が少なくなるので、この日はこれから一気に天気が回復するようです。





さぁ、とりあえず、テントに戻って、まずは「朝食」を作りましょう。

メニューは最近マイブームが来ている「ハンバーガー」です。




まず、ベーコンを焼いて。




パンを炙って。。




野菜とトマトをのせて作る簡易バーガーです（笑）





でも、厚く切ったトマトの酸味が効いていてとても美味しいです。




レタスが無かったので「サンチェ」を上下に挟む、「ダブル草バーガー」が絶品でした。


そして、朝食を食べ終える頃。





幕の外ではやっと、待ちに待った「富士山」がその全貌を見せてくれました。





その富士山のもとで、ゆっくりと撤収作業をはじめます。





で、12時前には、全てのギアを車に積み込み終えて、撤収完了。




楽しかったキャンプフィールドを離れます。




あとは、管理棟の受け付けでチェックアウトをして、「富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ」を後にしました。

寄り道。。。

帰りは139号線を南下して、来た道と同じ「新東名」で帰ります。

ただ、ちょうど時間が13時ごろなので、ちょっと寄り道をします。





寄ったのは「駿河湾沼津SA」で、ここで昼食をとることにしました。





いつも混雑している人気のSAで、キレイな施設です。

駐車場が手狭なので、拡張する工事を始めるようでした。





人気の秘密は伊豆半島と駿河湾を眺望できるこのロケーションのようです。

伊豆半島の達磨山までハッキリと見えますね。





食事はフードコートで食べました。

奥さんは「駿河庵」というお店の「ざるそば」で。







私は「沼津港海鮮食堂 サマサ水産」と言うところの「マグロづくし丼（1,200円）」にしました。


これが中々の美味しさでした。





で、あっと言う間に完食です（笑）


という感じで寄り道しつつも、渋滞に巻き込まれることなく無事に帰宅しました。




おしまい。