最強のロケットストーブ!! ホリデーロード新製品「下町ロケスト3ウェイ」その1
Sep 1 , 2016
こんにちは。Kです。
今回は本日発売のホリデーロードの新製品「下町ロケスト3ウェイ」の紹介です。

ホリデーロード 「Shitamachi Rockest 3 way」
発売前だったので記事にしていなかったのですが、やっとリリースされたのでさっそく記事にします。
前にも書きましたが、私はホリデーロードの佐野さんとは仲が良いので、ホリデーロードの記事に関しては完全にメーカーサイドに立った記事になりますので予めご了承ください。
「ホリデーロード」は荒川区の下町にあるアウトドアメーカーで、代表の佐野さんがほぼ1人で設計・生産を行ってます。
今回の製品は「宣材写真用」を撮る為に発売前に実際使って試しました。

そして、その魅力に完全に取り憑かれました(笑)
こんなおもしろいギアはなかなか無いと思います。
というわけで、何回かに分けてロケットストーブ「下町ロケスト3ウェイ」のレビューをしてみたいと思います。

オーブントレイでピザトーストを焼く
まず、そもそも「ロケットストーブ」をご存じ無い方のために「ロケットストーブ」とは何なのかについてです。
薪を使うストーブと言えば「薪ストーブ」です。
「ロケットストーブ」もこの「薪ストーブ」の1種と言えますが、燃焼させる為の考え方が若干違います。
では2つのストーブの違いを見てみます。
●薪ストーブとは
基本的な薪ストーブの構造は暖炉の延長線上です。
簡単に言うと焚き火の周りを壁で囲い、排煙の為の煙突を付けたのものが薪ストーブです。
比較的大きな燃焼室に多くの薪を入れ、長い時間燃焼を維持します。
「長い時間燃焼を維持する」というのは言い換えると「低温で長時間燃える」という事です。
●ロケットストーブとは
それに対して、ロケットストーブの構造は垂直パイプ(ヒートライザー)とそれにつながる水平な燃焼室で出来ています。
薪を焚き口で燃焼させると、狭い燃焼室で高温になった空気が、木材からでる未燃焼ガスを垂直のヒートライザー内で燃焼させます。
強い上昇気流が発生し、きれいな排気と高い燃焼効率を発揮するのです。
薪の投入は開口された狭い焚き口から行います。
ロケットストーブは高温燃焼による空気の引き込みが凄いので、焚き口から煙が出る事はほとんどありません。
ロケットストーブは少ない薪を高温短時間で燃焼させるストーブと言えます。
ストーブを調理器具として使う場合、この高温がとても有効です。
とくにヒートライザー上部は高温の燃焼ガスがでますので、直火や薪ストーブより早くお湯を沸かす事が出来ます。
直火より調理しやすく、薪ストーブより圧倒的に高温になるのがロケットストーブの特徴です。
ですので、ロケットストーブは寒い時の暖房機器としては勿論ですが、その高温の火力を生かした調理器具としても優秀です。
アウトドア用のロケットストーブは数社から製品が出ています。
有名なところですと、テンマクデザイン(もりもと技術研究所製)の「マキコン」や、ペトロマックスの「ロケットストーブ」などです。
特にテンマクの「マキコン」はWILD−1の店頭で見かけた人は多いと思います。
「マキコン」はぶーだんさんのブログで詳しく紹介されています。
テンマク マキコン

「マキコン」tent-Mark DESIGNS HPより
定価 16,800円(税別)

「ロケットストーブ rf33」PETROMAX HPより
定価 23,000円(税別)
両製品とも暖房はもちろんですが、アウトドアでの調理器具としての意味合いが強く、マキコンの場合は燃焼室の「上面パネル」と「ヒートライザー上」に鍋が置けます。
ペトロマックスは本体上面の1カ所に五徳が付いてます。
そして、ホリデーロードの「下町ロケスト3ウェイ」も焚き火の火力を利用した3箇所の調理場を備えるストーブです。
「下町ロケスト3ウェイ」の開発のベースになっているのは同社の名機、薪ストーブの「Fb.ストーブ」です。

ホリデーロード 「Fb.ストーブ S50-GW」
定価 25,000円(税別)〜
開発の過程を見せて貰っていましたが、最初の試作機は確かに「Fb.ストーブ」の改良型でしたが、完成した最終製品は完全に別物になっています。
ホリデーロードの代表、佐野氏曰く、製品の開発にあたり「燃焼温度」を上げるのが大変だったそうです。
ロケットストーブは炉が高温にならないとだめなので、通常、パーライトなどの断熱材を使います。
しかし、断熱材を使うと本体の重量と容量が増えてしまい、キャンプへの持ち出しが不便になります。
そのため、「下町ロケスト」は形状を細かく調整する事で最適の燃焼温度を得ています。

特に、ヒートライザー部分は「四角の外郭」の中に「円筒の煙突」が入る2重構造となっていて、円筒形による排煙効果と、2重構造による断熱を行っています。
また、燃焼室下のオーブンスペースもトレイを閉じると密閉されるので空気による断熱効果があるようです。

パーツ数は、本体の他、煙突・足×2・オーブントレイ・五徳・開き止め×2と少なく、全てのパーツは本体内に収納できます。

収納は全てのパーツを本体内に収める事ができるのでかなりコンパクトです。
焚き火と違って、よほどの豪雨でもない限り、風や雨でも煮炊き出来ますからこの「下町ロケスト」があれば、基本的なアウトドア料理は全てこなせます。

実際の製品を見たい方は、いきなりですが、今週末の9月3日(土)〜4日(日)に「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」のイベント広場で開かれる「Heart Beat BBQ 3rd CAMP ASAGIRI」キャンプイベント内で出店しますので、そこで実物が見れます。
当日、朝霧高原方面で、キャンプされる方。
ロケットストーブに興味があれば是非、立ち寄ってみてください。
ちなみに近くに白のプジョー308ccが停まってたらかなりの確率で私たちです(笑)
あと、都内在住の方でしたら、荒川の工場へ直接行けばおっちゃん(代表)がいますので、声をかけた見せてくれると思います。
明日は、「下町ロケスト3ウェイ」の細かい所をお話します。
HOLIDAY-ROADのHP
※今の段階でまだHPにロケットストーブが掲載されていませんが、間違いなく今日発売です。
続きはこちら
※念の為、記事内のロケットストーブの写真について
写真の著作権は私(会社)にありますが、使用許諾の権限については発注者である「ホリデーロード」が持ってます。
転載等の使用については「ホリデーロード」の許可を得ることをお願いします。
今回は本日発売のホリデーロードの新製品「下町ロケスト3ウェイ」の紹介です。

ホリデーロード 「Shitamachi Rockest 3 way」
発売前だったので記事にしていなかったのですが、やっとリリースされたのでさっそく記事にします。
前にも書きましたが、私はホリデーロードの佐野さんとは仲が良いので、ホリデーロードの記事に関しては完全にメーカーサイドに立った記事になりますので予めご了承ください。
「ホリデーロード」は荒川区の下町にあるアウトドアメーカーで、代表の佐野さんがほぼ1人で設計・生産を行ってます。
今回の製品は「宣材写真用」を撮る為に発売前に実際使って試しました。

そして、その魅力に完全に取り憑かれました(笑)
こんなおもしろいギアはなかなか無いと思います。
というわけで、何回かに分けてロケットストーブ「下町ロケスト3ウェイ」のレビューをしてみたいと思います。
オーブントレイでピザトーストを焼く
まず、そもそも「ロケットストーブ」をご存じ無い方のために「ロケットストーブ」とは何なのかについてです。
薪を使うストーブと言えば「薪ストーブ」です。
「ロケットストーブ」もこの「薪ストーブ」の1種と言えますが、燃焼させる為の考え方が若干違います。
では2つのストーブの違いを見てみます。
●薪ストーブとは
基本的な薪ストーブの構造は暖炉の延長線上です。
簡単に言うと焚き火の周りを壁で囲い、排煙の為の煙突を付けたのものが薪ストーブです。
比較的大きな燃焼室に多くの薪を入れ、長い時間燃焼を維持します。
「長い時間燃焼を維持する」というのは言い換えると「低温で長時間燃える」という事です。
●ロケットストーブとは
それに対して、ロケットストーブの構造は垂直パイプ(ヒートライザー)とそれにつながる水平な燃焼室で出来ています。
薪を焚き口で燃焼させると、狭い燃焼室で高温になった空気が、木材からでる未燃焼ガスを垂直のヒートライザー内で燃焼させます。
強い上昇気流が発生し、きれいな排気と高い燃焼効率を発揮するのです。
薪の投入は開口された狭い焚き口から行います。
ロケットストーブは高温燃焼による空気の引き込みが凄いので、焚き口から煙が出る事はほとんどありません。
ロケットストーブは少ない薪を高温短時間で燃焼させるストーブと言えます。
ストーブを調理器具として使う場合、この高温がとても有効です。
とくにヒートライザー上部は高温の燃焼ガスがでますので、直火や薪ストーブより早くお湯を沸かす事が出来ます。
直火より調理しやすく、薪ストーブより圧倒的に高温になるのがロケットストーブの特徴です。
ですので、ロケットストーブは寒い時の暖房機器としては勿論ですが、その高温の火力を生かした調理器具としても優秀です。
アウトドア用のロケットストーブは数社から製品が出ています。
有名なところですと、テンマクデザイン(もりもと技術研究所製)の「マキコン」や、ペトロマックスの「ロケットストーブ」などです。
特にテンマクの「マキコン」はWILD−1の店頭で見かけた人は多いと思います。
「マキコン」はぶーだんさんのブログで詳しく紹介されています。
テンマク マキコン

「マキコン」tent-Mark DESIGNS HPより
定価 16,800円(税別)

「ロケットストーブ rf33」PETROMAX HPより
定価 23,000円(税別)
両製品とも暖房はもちろんですが、アウトドアでの調理器具としての意味合いが強く、マキコンの場合は燃焼室の「上面パネル」と「ヒートライザー上」に鍋が置けます。
ペトロマックスは本体上面の1カ所に五徳が付いてます。
そして、ホリデーロードの「下町ロケスト3ウェイ」も焚き火の火力を利用した3箇所の調理場を備えるストーブです。
「下町ロケスト3ウェイ」の開発のベースになっているのは同社の名機、薪ストーブの「Fb.ストーブ」です。

ホリデーロード 「Fb.ストーブ S50-GW」
定価 25,000円(税別)〜
開発の過程を見せて貰っていましたが、最初の試作機は確かに「Fb.ストーブ」の改良型でしたが、完成した最終製品は完全に別物になっています。
ホリデーロードの代表、佐野氏曰く、製品の開発にあたり「燃焼温度」を上げるのが大変だったそうです。
ロケットストーブは炉が高温にならないとだめなので、通常、パーライトなどの断熱材を使います。
しかし、断熱材を使うと本体の重量と容量が増えてしまい、キャンプへの持ち出しが不便になります。
そのため、「下町ロケスト」は形状を細かく調整する事で最適の燃焼温度を得ています。

特に、ヒートライザー部分は「四角の外郭」の中に「円筒の煙突」が入る2重構造となっていて、円筒形による排煙効果と、2重構造による断熱を行っています。
また、燃焼室下のオーブンスペースもトレイを閉じると密閉されるので空気による断熱効果があるようです。

パーツ数は、本体の他、煙突・足×2・オーブントレイ・五徳・開き止め×2と少なく、全てのパーツは本体内に収納できます。

収納は全てのパーツを本体内に収める事ができるのでかなりコンパクトです。
焚き火と違って、よほどの豪雨でもない限り、風や雨でも煮炊き出来ますからこの「下町ロケスト」があれば、基本的なアウトドア料理は全てこなせます。
実際の製品を見たい方は、いきなりですが、今週末の9月3日(土)〜4日(日)に「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」のイベント広場で開かれる「Heart Beat BBQ 3rd CAMP ASAGIRI」キャンプイベント内で出店しますので、そこで実物が見れます。
当日、朝霧高原方面で、キャンプされる方。
ロケットストーブに興味があれば是非、立ち寄ってみてください。
ちなみに近くに白のプジョー308ccが停まってたらかなりの確率で私たちです(笑)
あと、都内在住の方でしたら、荒川の工場へ直接行けばおっちゃん(代表)がいますので、声をかけた見せてくれると思います。
明日は、「下町ロケスト3ウェイ」の細かい所をお話します。
HOLIDAY-ROADのHP
※今の段階でまだHPにロケットストーブが掲載されていませんが、間違いなく今日発売です。
続きはこちら
2016/09/02
※念の為、記事内のロケットストーブの写真について
写真の著作権は私(会社)にありますが、使用許諾の権限については発注者である「ホリデーロード」が持ってます。
転載等の使用については「ホリデーロード」の許可を得ることをお願いします。
コメント
おはようございます。
オーブンスペース付は凄く魅力的ですね。
マキコンを検討していたら、これと絶対に迷いますね。
まだ販売元のHPに掲載されていないようですが、要チェックしたいです。
オーブンスペース付は凄く魅力的ですね。
マキコンを検討していたら、これと絶対に迷いますね。
まだ販売元のHPに掲載されていないようですが、要チェックしたいです。
おはようございます。
収納時の大きさはマキコンの方が小さくなるようです。
オーブンはとても良いですよ。
販売元のHPはTOPだけ写真がこのブログでも使っている写真と同じ時に撮った別の角度の写真になってますが、製品情報はまだみたいです。。。
ご本人は週末のイベントへ旅立っていると思いますので更新は来週以降ですね。
収納時の大きさはマキコンの方が小さくなるようです。
オーブンはとても良いですよ。
販売元のHPはTOPだけ写真がこのブログでも使っている写真と同じ時に撮った別の角度の写真になってますが、製品情報はまだみたいです。。。
ご本人は週末のイベントへ旅立っていると思いますので更新は来週以降ですね。