こんにちは。Kです。


2018年のGWに行った「ソロキャンプレポート」の最終話です。


いよいよ、早朝の朝霧高原で、今回のソロキャンプの大きな目的である「ダイヤモンド富士」にチェレンジします。




昨年の「2日連続の失敗」からはや1年。



「三度目の正直」



「二度あることは三度ある」



さぁ、いよいよベール脱ぐ。富士山YMCAからの「ダイヤモンド富士」とは一体どんな景色なのでしょう？

アラーム。。。

タン　タッタッ　タッタラ　タンタン　タタタタタン


iPhoneのアラームの音で、深い眠りから半分だけ目覚めます。



寝ぼけ眼で画面を見ると、時刻はまだ4時です。（自分で設定したんだけど）



この日の日出は4：50。


しかし、テントの中は外からの光で、すでに仄かに明るくなっています。


テントから這い出して、前室の扉を開けて外の様子をみてみると。。。






昨夜の薄雲は無くなり、空は晴れているようです。



テントから出て、辺りを確認。





よし、正面にはバッチリと「富士山」が姿を見せています。


しかし、これだけだと「成功」とはならないのは、すでに経験済み。


大切なのはこれからです。



昨年の１度目は、同じ状態から始まり2時間後、風に流されてやってきた「西からの浮雲」によって失敗しています。



ということで、西の空を確認。





雲ひとつありません。

今のところ富士山を遮るような雲はやって来そうにないです。


よし、良い感じ。



でもでも、油断は出来ません。


昨年の２度目は、「南からの濃霧」によって、トドメを刺されています。



ということで、南の方角を確認。







月が見えて、街の灯りもハッキリと見えます。


よし、霧は出ていない。。。


ほかにこの後、ダイヤモンドを遮る出来事って何かあるのでしょうか？


うーん。



思いつかない。




ということは、今回は行けるのか？



期待に胸が膨らみます。






テーブルに置きっぱなしの温度計を見ると、気温は8.5℃。

やっと、ここで寒い事に気がつきます（笑）


テントに戻り、アウターを着込みます。

あとはゆっくりと、その時を待ちましょう。

出待ち。。。。

日出は4：50ですが、それは平地での話。

「ダイヤモンド富士」は、ここから見える「富士山の高さ」まで太陽が登るのを待つ必要があります。

昨年の経験だと、それが大体6時頃です。

まだまだ、時間があるので、ひとまず体を温めましょう。





まずは、ガスストーブを点火して、暖を取ります。





ケトルで、お湯を沸かして。





モンカフェに注いで、コーヒータイムです。


うん、温まる。。。







ブルーアワー。

この景色も、本来なら「富士山キャンプ」の醍醐味のひとつです。

でも今日はやはり落ち着きません。





ソワソワしながら、辺りをウロウロ。





そして、辺りが朝焼けで明るくなり、「ダイヤモンド富士」まで1時間を切った5時過ぎ。


富士山にひとつの変化が。。。。






か、、、笠雲！！！

富士山の斜面を登る「上昇気流」が作り出す雲ですが、これが発生しました。

あまり大きくなると、頂上が見えなくなる可能性が。。。


しかもまだ、1時間近くあます。


どうか成長しませんように。。。。。









そして30分後。

ダイヤモンド富士まで、あと20分。



笠雲はというと。。。。







成長してるじゃないか！！！



このタイミングでこの雲の大きさ。。。



まさか、今度は「笠雲」によって敗れ去るのだろうか。。。。


南無三。


もはや、時間ととの戦いです。




後は祈るのみ。。。


そして6：００を迎えます。






明らかに富士山の頂上の裏にある太陽。


笠雲の成長もギリギリ間に合いそうです。


山頂の上空は水蒸気が多いのか、多少ぼんやりしていますが、ついに「運命の刻」が訪れます。








こい！








お、よし！！








きた！！！！









神々しく輝く富士の頂は、まさに「ダイヤモンド」のようです。


なるほど、こういう光景なのか。

普通の日出とは全く違う迫力に圧倒されます。








実際に見ていた時間はほんの数分でしょうか？

しかし、この「一瞬の輝き」に、ほんとうに息を呑みました。。。







念願の富士山YMCAから見える「ダイヤモンド富士」をついにゲット。

こうして、その使命を全うしたのです。








ちなみに戦況は、LINEで奥さんにも報告しました（笑）

※上の写真はスマホで撮ってLINEに送った画像です。

朝食

感動と達成感を噛みしめると、とたんにお腹が空きました（笑）

さぁ、朝食にしましょう。

といっても、簡単に済ませます。




まず、昨日の余った「青梗菜」を炒めます。





もちろん、昨夜と同じクオリティです（笑）





もう1品は、パックのご飯を湯煎。





カップによそって。





永谷園の「さけ茶漬け」をサラサラっとかけて。





お湯を注いでお茶漬けの完成。





ついでに「中華スープ」にもお湯を注ぎます。





という感じで、朝食が完成。



うん。シンプル。



うん。美味。

撤収

快晴のフィールドでゆっくりとしていますが、GW最終日なので、高速道路の渋滞もそれなりになりそうです。

遅くなれば遅くなるほど、大変になるので、早めに撤収を始めましょう。




しかし、本当に晴れ渡っていて天気に恵まれた2日間でした。






まずは、駐車場へ駐めた愛車をとりに、フィールドの真ん中の道を歩き。。。





ハンモックの脇を抜けて。





管理棟を左手に見ながら進んでいくと。





木漏れ日の先に見えるのが、駐車場です。

車をサイトに回して、あとは道具を仕舞いましょう。







この日は太陽が昇ると、気温がみるみる上がっていきます。

熱中症に気をつけながら、雄大な富士山を見ながらのんびりと片付けます。





そう言えば、うちの「ムササビウィング」はすでに3シーズン目に突入しています。

そのせいで、だいぶ「日焼け」して、色がかなり白くなってしまいました。

で、どのくらい焼けたかというと。。。





このくらいです（笑）

裏地との差が激しいですねぇ。。。


こんどから裏面を表にしてタープを張ろうかな？


ちなみに「サーカスTC」も同じ素材ですから、使っていると白いテントになっちゃうようですね。（それとも個体差なのかな？）






という感じで片付けをして、プジョーのトランクへキャンプ道具を全て詰め込みます。






そして、トランクを閉め。





屋根を開けたら撤収完了です。







生まれて初めてのソロキャンプ。


その場所を、この「富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ」にして、やっぱり大正解でした。

人目を気にせず、雄大な景色の中で過ごした時間は、本当にリフレッシュ出来ました。







そして、最後に管理棟で、チェックアウトして。





最高のキャプフィールドを後にしたのです。。。。



おしまい。。。。

あとがき

ソロ（ひとり）、デュオ（ふたり）、ファミリー（家族）、グループ（多人数）。


キャンプには色々な人数でやる色々なパターンがあります。

そして、それぞれに良さがあり、それぞれに楽しみ方があります。



でも、その中で「ソロキャンプ」には、他とは違い、やはり「独特の世界」がありそうです。



現代は、「個性の尊重」とか「自分らしら」が大切だと言うわりには、「人との繋がり」とか「コミュニケーション能力」みたなことを、「必要以上に喧しく言う時代」です。


「個性」って「差別化の話」で、「繋がり」って「均質化の話」だと思うので、もともと「食い合わせが悪い」と思うんですけど・・・。


しかも、どうも世間の本音は「均質化」の方にありそうで、それに反する行いは「なんか変」みたいな風潮があるのかもしれません。


正直、私も、「ひとりでキャンプをすると、どうなるのかな？」って思ってました。


しかし、やってみると、やはり「面白い」としか言えないですね。


人との会話がない分、より、体の感覚に素直になれるキャンプでした。


今回の記事で、「いつもと違う」というコメントを多数頂きましたが、おそらくその辺りの心の変化が影響しているのかもしれません。


と言う事で、街の生活で「人間ばっかりで飽きた」と思ったら、たまに「ソロキャンプをする」というのはありだと思います。




「本当に楽しいキャンプ」



今回程度で知った気にならず、まだまだ、精進が必要ですけどね（笑）