目くるめくデジカメの世界⑱ ~抜けの良い写真とDPP4での現像処理~
Jul 12 , 2017
こんにちは。Kです。
良い写真には、その写真から感じる「透明感」や「爽快感」があります。
それらは1つの要素という訳では無く「被写体やその環境」の他、「レンズの性能」など色々な要素が絡みます。
しかしそれでは、何の説明にもなりませんので、今回は、それらの要素の中から「抜けが良い」という事をピックアップして考えてみます。
ちなみに、ここで言う「抜けが良い」というのは「頭皮の話」ではなく、あくまで「写真」です。
写真には「コントラスト」という概念があり、それは「明暗差の対比」の事で、「コントラストが高い」というのは、白は白、黒は黒というように、メリハリがついている状態を言います。
また、「彩度」とは色の発色の事で、「彩度が高い」とは色がよりハッキリとその色に見えるという事です。
そして「抜けが良い写真」というのは、この「コントラスト」がしっかりしていて、「彩度」が高く、色乗りの良い写真の事です。
逆に、「抜けが悪い写真」というと、「コントラスト」が低下して「彩度」が低い写真となります。
しかし、このようにダラダラと文章で説明しても、あまり「ピント来ない」と思います。
ということで、「抜けが良い写真」にする「現像処理」を実際の画面を使って説明してみます。
最初は「Photoshop」を使って説明しようと思いましたが、そうすると。
「やっぱり高額な専門ソフトだと凄いね!!」
と思われちゃいそうです。
ですので今回は、CANONのカメラのを買うと無料でついてくる「Digtal Photo Professional 4(DPP4)」を使って説明してみます。
これだと、少なくとも、CANONの一眼レフや、ミラーレスカメラを持っている人なら、すぐ実践できると思うからです。
しかし、カメラはCANONだけで無く、Nikonやその他のメーカーにも同じようなソフトがあります。
恐らく、それらのソフトでも、やれることの同じだと思いますが、私自身がキヤノンユーザーで、他のメーカーのソフトを使ったことが無いので、その辺りはご容赦下さい。
それでは、目くるめくデジカメの世界、DPP4を使った実践編です。

今回は、富士山で撮ったこの写真を使ってみます。
RAWデータを「DPP4」で開いた状態です。
これでも悪くは無いですが、若干、コントラストが低く、眠い感じがします。
ここを補正して、クッキリとした「抜けの良い写真」にしてみましょう。
シャープネスとは、連続階調で出来ている写真の「エッジ部分」に「明暗差」を付ける処理で、これをすると、写真がシャープに見えます。

「DPP4」の場合、操作パネルの下の方、「詳細設定」赤く囲った所にあります。
パラメーターの「強さ」は明暗差の量。
「細かさ」どこまでディティールを強調するかの量。
「しきい値(閾値)」は文字通り、どのくらいの差からシャープネスをかけるかです。
使い方はそれぞれの写真によって変わりますが、「強さ」をある程度設定して、その他の2つのパラメーターを操作して整える感じです。
まずは、3〜5くらいの間で変化量を見てみます。
上下の下が編集後ですが、芝やテントのポールなどのディティールがハッキリしたのが解ると思います。
次は写真の色を操作して抜けを良くします。
「DPP4」には色々な操作パネルがあり、それらを駆使して求めている写真にする事も出来ます。
しかし、私の場合は「トーンカーブ」の操作に慣れてしまっているので、これを使います。
使い方が難しツールですが、操作を覚えると、思うままに写真のトーンを作れるので便利です。
今回は「コントラストを高めて、色乗りを良くする」という事なので、カーブの作り方は以下の通りです。

まず、「トーンカーブ調整」の画面を開き、斜めの直線のやや左側、明部のポイントをクリックします。
そしてその点を図の赤丸の位置まで、上へドラッグします。
そうすると、線が下弦の形でカーブして、写真全体が明るくなります。

次に、中間点より後ろ側の「暗部」の場所をクリックして、ポイントを作ります。
今度はその点を図の赤丸の位置まで、下へ下げます。
こうすると、写真のコントラストと彩度が上がったのが解るでしょうか?
このように「S字のカーブ」を作ると、写真はより抜けが良くなります。
「何故こうなるか?」を説明すると本が本が書けちゃうので割愛しますが、理屈としては、「ハイライト側とシャドー側」のディールを潰して、中間調のディールと色味をあげている状態です。
しかし、こうすると、白は白になり、黒は黒くなり、青はより青く、赤はより赤くなったのが解ると思います。
トーンカーブで大枠の調整が終わったので、後は「DPP4」のツールを使って微調整を行います。

「オートホワイトバランス(AWB)」では若干黄色味が強いので、色温度(グレーバランス)を「5000K」に変更しました。(色温度は目くるめく⑧で詳しく説明しています)
あとは、ライト側の富士山の雲が飛び気味なので、ハイライトをマイナス調整、シャドーと色の濃さは逆に若干上げてます。
この辺りは、好みの調整レベルですので、これで正解という決まりは無いです。
作業後にJPEGで書き出したら、作業は終了です。
では、作業前と作業後を比べてみましょう。

before

after
説明用に変化の量を付けたので、ちょっとビビットに成りすぎですが、「抜けの良さ」という意味では解りやすいのではないかと思います。
beforeが「JPEGで撮った写真」、afterが「現像処理をした写真」と考えて貰えれば良いと思います。
もちろん、画像処理ソフトを使えば、JPEGでも後から写真の修整する事は可能です。
ただ、RAWデータの場合は、ラティチュードが高い状態で操作が出来るので、画像の破綻が無く操作が出来ます。
また、ゴリゴリの画像加工ではなく、写真の持っているトーンの範囲で、最適な調整をしているのが解ると思います。
今回のポイントである「トーンカーブの概念」を覚えれば、Nikonなど他社のカメラでの現像処理も理屈は同じです。
と言う事で、星の数ほどのテクニックと方法がある「デジタル処理」のほんの一部ですが、参考になれば幸いです。
小難しい蛇足の解説です。
難しいので読み飛ばして下さい(笑)
今回、トーンカーブを使って、「明度と彩度」を同時に説明しました。
トーンカーブを使わない方にはこの説明に違和感を覚える事があるかもしれません。
しかし、「RGB色空間」においては、彩度はこのカーブの取り方に関係しています。
というのは、「RGB色空間」においては、それぞれのチャンネルの値が近づくほど「無彩色」になり、差が生まれるほど色がハッキリします。
これを、カーブの状態で説明するなら、カーブが横になるほど、彩度が下がり、縦になるほど彩度上がると言うことです。
ですので、本文の説明のようにカーブを「S字」にとると、中間調の彩度はカーブが縦になるので、彩度が上がり(コントラストも上がります)、ハイライトとシャドーは彩度が下がります(コントラストも下がります)
しかし、もともとハイライト、シャドー位置は「色彩」を感じにくい場所なので、写真の印象としては全体的に「彩度が上がる」ように見えるのです。
ただし、明度と色彩を別空間にした「Lab色空間」においては、両者は別々の概念となります。
Photoshopなど画像処理ソフトでは、どちらかというとこの「Lab色空間」を基準に操作する機能が多いです。(色相彩度などのフィルターは100%lab色空間です)
そのため、操作パネルによっては、この違いがそれぞれのフィルターの「アルゴリズム」の中に取り入れられていて、作業者からは解りにくくなっています。
続きの記事はこちら
良い写真には、その写真から感じる「透明感」や「爽快感」があります。
それらは1つの要素という訳では無く「被写体やその環境」の他、「レンズの性能」など色々な要素が絡みます。
しかしそれでは、何の説明にもなりませんので、今回は、それらの要素の中から「抜けが良い」という事をピックアップして考えてみます。
ちなみに、ここで言う「抜けが良い」というのは「頭皮の話」ではなく、あくまで「写真」です。
写真には「コントラスト」という概念があり、それは「明暗差の対比」の事で、「コントラストが高い」というのは、白は白、黒は黒というように、メリハリがついている状態を言います。
また、「彩度」とは色の発色の事で、「彩度が高い」とは色がよりハッキリとその色に見えるという事です。
そして「抜けが良い写真」というのは、この「コントラスト」がしっかりしていて、「彩度」が高く、色乗りの良い写真の事です。
逆に、「抜けが悪い写真」というと、「コントラスト」が低下して「彩度」が低い写真となります。
しかし、このようにダラダラと文章で説明しても、あまり「ピント来ない」と思います。
ということで、「抜けが良い写真」にする「現像処理」を実際の画面を使って説明してみます。
最初は「Photoshop」を使って説明しようと思いましたが、そうすると。
「やっぱり高額な専門ソフトだと凄いね!!」
と思われちゃいそうです。
ですので今回は、CANONのカメラのを買うと無料でついてくる「Digtal Photo Professional 4(DPP4)」を使って説明してみます。
これだと、少なくとも、CANONの一眼レフや、ミラーレスカメラを持っている人なら、すぐ実践できると思うからです。
しかし、カメラはCANONだけで無く、Nikonやその他のメーカーにも同じようなソフトがあります。
恐らく、それらのソフトでも、やれることの同じだと思いますが、私自身がキヤノンユーザーで、他のメーカーのソフトを使ったことが無いので、その辺りはご容赦下さい。
それでは、目くるめくデジカメの世界、DPP4を使った実践編です。
目くるめくデジカメの世界⑱ ~抜けの良い写真とDPP4での現像処理~

今回は、富士山で撮ったこの写真を使ってみます。
RAWデータを「DPP4」で開いた状態です。
これでも悪くは無いですが、若干、コントラストが低く、眠い感じがします。
ここを補正して、クッキリとした「抜けの良い写真」にしてみましょう。
シャープネスをかける
シャープネスとは、連続階調で出来ている写真の「エッジ部分」に「明暗差」を付ける処理で、これをすると、写真がシャープに見えます。

「DPP4」の場合、操作パネルの下の方、「詳細設定」赤く囲った所にあります。
パラメーターの「強さ」は明暗差の量。
「細かさ」どこまでディティールを強調するかの量。
「しきい値(閾値)」は文字通り、どのくらいの差からシャープネスをかけるかです。
使い方はそれぞれの写真によって変わりますが、「強さ」をある程度設定して、その他の2つのパラメーターを操作して整える感じです。
まずは、3〜5くらいの間で変化量を見てみます。
上下の下が編集後ですが、芝やテントのポールなどのディティールがハッキリしたのが解ると思います。
トーンカーブを使って抜けを良くする
次は写真の色を操作して抜けを良くします。
「DPP4」には色々な操作パネルがあり、それらを駆使して求めている写真にする事も出来ます。
しかし、私の場合は「トーンカーブ」の操作に慣れてしまっているので、これを使います。
使い方が難しツールですが、操作を覚えると、思うままに写真のトーンを作れるので便利です。
今回は「コントラストを高めて、色乗りを良くする」という事なので、カーブの作り方は以下の通りです。

まず、「トーンカーブ調整」の画面を開き、斜めの直線のやや左側、明部のポイントをクリックします。
そしてその点を図の赤丸の位置まで、上へドラッグします。
そうすると、線が下弦の形でカーブして、写真全体が明るくなります。

次に、中間点より後ろ側の「暗部」の場所をクリックして、ポイントを作ります。
今度はその点を図の赤丸の位置まで、下へ下げます。
こうすると、写真のコントラストと彩度が上がったのが解るでしょうか?
このように「S字のカーブ」を作ると、写真はより抜けが良くなります。
「何故こうなるか?」を説明すると本が本が書けちゃうので割愛しますが、理屈としては、「ハイライト側とシャドー側」のディールを潰して、中間調のディールと色味をあげている状態です。
しかし、こうすると、白は白になり、黒は黒くなり、青はより青く、赤はより赤くなったのが解ると思います。
ここでツールを使って微調整
トーンカーブで大枠の調整が終わったので、後は「DPP4」のツールを使って微調整を行います。

「オートホワイトバランス(AWB)」では若干黄色味が強いので、色温度(グレーバランス)を「5000K」に変更しました。(色温度は目くるめく⑧で詳しく説明しています)
あとは、ライト側の富士山の雲が飛び気味なので、ハイライトをマイナス調整、シャドーと色の濃さは逆に若干上げてます。
この辺りは、好みの調整レベルですので、これで正解という決まりは無いです。
完成〜。
作業後にJPEGで書き出したら、作業は終了です。
では、作業前と作業後を比べてみましょう。
before
after
説明用に変化の量を付けたので、ちょっとビビットに成りすぎですが、「抜けの良さ」という意味では解りやすいのではないかと思います。
beforeが「JPEGで撮った写真」、afterが「現像処理をした写真」と考えて貰えれば良いと思います。
もちろん、画像処理ソフトを使えば、JPEGでも後から写真の修整する事は可能です。
ただ、RAWデータの場合は、ラティチュードが高い状態で操作が出来るので、画像の破綻が無く操作が出来ます。
また、ゴリゴリの画像加工ではなく、写真の持っているトーンの範囲で、最適な調整をしているのが解ると思います。
今回のポイントである「トーンカーブの概念」を覚えれば、Nikonなど他社のカメラでの現像処理も理屈は同じです。
と言う事で、星の数ほどのテクニックと方法がある「デジタル処理」のほんの一部ですが、参考になれば幸いです。
蛇足
小難しい蛇足の解説です。
難しいので読み飛ばして下さい(笑)
今回、トーンカーブを使って、「明度と彩度」を同時に説明しました。
トーンカーブを使わない方にはこの説明に違和感を覚える事があるかもしれません。
しかし、「RGB色空間」においては、彩度はこのカーブの取り方に関係しています。
というのは、「RGB色空間」においては、それぞれのチャンネルの値が近づくほど「無彩色」になり、差が生まれるほど色がハッキリします。
これを、カーブの状態で説明するなら、カーブが横になるほど、彩度が下がり、縦になるほど彩度上がると言うことです。
ですので、本文の説明のようにカーブを「S字」にとると、中間調の彩度はカーブが縦になるので、彩度が上がり(コントラストも上がります)、ハイライトとシャドーは彩度が下がります(コントラストも下がります)
しかし、もともとハイライト、シャドー位置は「色彩」を感じにくい場所なので、写真の印象としては全体的に「彩度が上がる」ように見えるのです。
ただし、明度と色彩を別空間にした「Lab色空間」においては、両者は別々の概念となります。
Photoshopなど画像処理ソフトでは、どちらかというとこの「Lab色空間」を基準に操作する機能が多いです。(色相彩度などのフィルターは100%lab色空間です)
そのため、操作パネルによっては、この違いがそれぞれのフィルターの「アルゴリズム」の中に取り入れられていて、作業者からは解りにくくなっています。
続きの記事はこちら
2017/08/02
コメント
こんにちは~
この前、教えて頂いた「抜けの良さ」についてですね!。
シャープネスについては自分も弄ってみてはいたのですが、
変化が良く分からなくて弄るのやめちゃいました(汗)
※疲れ目が酷くて細かい部分が見えないもあるかも。。。
そしてトーンカーブ。
これは素人は弄っちゃいけないツールの匂いがして見るだけにしてました(汗)
こうやるんですねぇ~
内容は。。。難しいです。。。
自分は、今のところ、綺麗な写真のおまじないとしておきます(汗)
トーンカーブ、ディール、RGB色空間。。。
難しいのが沢山出てきました、
これはどっかのタイミングで勉強せねば。。。(笑)
抜けの良い写真って難しい~(汗)。
この前、教えて頂いた「抜けの良さ」についてですね!。
シャープネスについては自分も弄ってみてはいたのですが、
変化が良く分からなくて弄るのやめちゃいました(汗)
※疲れ目が酷くて細かい部分が見えないもあるかも。。。
そしてトーンカーブ。
これは素人は弄っちゃいけないツールの匂いがして見るだけにしてました(汗)
こうやるんですねぇ~
内容は。。。難しいです。。。
自分は、今のところ、綺麗な写真のおまじないとしておきます(汗)
トーンカーブ、ディール、RGB色空間。。。
難しいのが沢山出てきました、
これはどっかのタイミングで勉強せねば。。。(笑)
抜けの良い写真って難しい~(汗)。
こんにちは。
最初にトーンカーヴのS字をつくって、色相/彩度、明るさ/コントラストで微調整すると今までよりも簡単にイメージする絵に近づけることができました。
晴れでのアウトドアの写真はコントラストが強い風景なのでどうしてもシャドウ部分ができてしまいます。(私が撮った場合です)
この記事を読むまでは、アンダーぎみに撮っておいた写真を開いて、良い感じのところまでトーンカーブの左下をつまみ上げ、色相/彩度、明るさ/コントラストで微調整していました。
最初にトーンカーヴのS字をつくって、色相/彩度、明るさ/コントラストで微調整すると今までよりも簡単にイメージする絵に近づけることができました。
晴れでのアウトドアの写真はコントラストが強い風景なのでどうしてもシャドウ部分ができてしまいます。(私が撮った場合です)
この記事を読むまでは、アンダーぎみに撮っておいた写真を開いて、良い感じのところまでトーンカーブの左下をつまみ上げ、色相/彩度、明るさ/コントラストで微調整していました。
こんにちは
トーンカーブ・・・
初めの方に、なんのこっちゃと思い、参考書などを漁って調べてみたのですが...
どの本も僕には読めない言語で書かれてあって、早々にこれは僕が触っちゃいけない領域なんだと視界の外に追いやっていました。
が、しかし今回の記事で難しかった言語が少し理解できた気がしますw
今度この記事を見ながらトーンカーブを触って色々試してみようと思います!!
トーンカーブ・・・
初めの方に、なんのこっちゃと思い、参考書などを漁って調べてみたのですが...
どの本も僕には読めない言語で書かれてあって、早々にこれは僕が触っちゃいけない領域なんだと視界の外に追いやっていました。
が、しかし今回の記事で難しかった言語が少し理解できた気がしますw
今度この記事を見ながらトーンカーブを触って色々試してみようと思います!!
こんばんは(・ω・)
>「抜けが良い」→「頭皮の話」
一瞬冷や汗がぶわっとでたいたちです(笑
ビフォアアフターの写真、一目瞭然ですね!
いたちもちょちょいとこういう修正ができたらいいなぁ(´-ω-`)
「トーンカーブ」たまにいじるけど、思うような結果が得られず(´・ω・`)
記録形式も面倒くさがってjpgないたちですが
今後は要所でRAWデータも残しておこうかなぁと思いました
>「抜けが良い」→「頭皮の話」
一瞬冷や汗がぶわっとでたいたちです(笑
ビフォアアフターの写真、一目瞭然ですね!
いたちもちょちょいとこういう修正ができたらいいなぁ(´-ω-`)
「トーンカーブ」たまにいじるけど、思うような結果が得られず(´・ω・`)
記録形式も面倒くさがってjpgないたちですが
今後は要所でRAWデータも残しておこうかなぁと思いました
taku-cさん。こんばんは。
「抜けが良い」というのは通常はレンズなどに使う形容で、デジタル処理で使うのはどちらかというと、制作の現場での話ですね。
トーンカーブの理解はその前提の「ヒストグラム」が読めないとそもそも使えないですよね・・。
説明するならそっちが先でした。
ただ、百聞は一見にしかず、です。
お手持ちのRAWデータでS字カーブを作ってみて下さい。
雰囲気が掴めると思います。(アンダーとかオーバーの写真じゃダメですよ)
「抜けが良い」というのは通常はレンズなどに使う形容で、デジタル処理で使うのはどちらかというと、制作の現場での話ですね。
トーンカーブの理解はその前提の「ヒストグラム」が読めないとそもそも使えないですよね・・。
説明するならそっちが先でした。
ただ、百聞は一見にしかず、です。
お手持ちのRAWデータでS字カーブを作ってみて下さい。
雰囲気が掴めると思います。(アンダーとかオーバーの写真じゃダメですよ)
shinさん。こんばんは。
>アンダーぎみに撮っておいた写真を開いて、良い感じのところまでトーンカーブの左下をつまみ上げ
左下の点は0点ですので、そこを上げるとシャドー点から明るくなり、黒がグレーになっていくと思います。
また、カーブが横向きになるので、全体のコントラストが低下してしまいます。
その場合は、トーンカーブ調整の1番目の写真のように「弓形」上持ち上げると、0点がグレーにならず、きれいに明るくなります。
その場合は、点の位置は中心点で持ち上げるの良いと思います。
>アンダーぎみに撮っておいた写真を開いて、良い感じのところまでトーンカーブの左下をつまみ上げ
左下の点は0点ですので、そこを上げるとシャドー点から明るくなり、黒がグレーになっていくと思います。
また、カーブが横向きになるので、全体のコントラストが低下してしまいます。
その場合は、トーンカーブ調整の1番目の写真のように「弓形」上持ち上げると、0点がグレーにならず、きれいに明るくなります。
その場合は、点の位置は中心点で持ち上げるの良いと思います。
ediさん。こんばんは。
デジタル処理の道を極めるには、「チャンネル」「レイヤー」「ヒストグラム」の3つを理解することです。
これが解ると、ほとんどの処理が解るようになってきます。
トーンカーブは座標軸で階調を調節できるので、Lab色空間に依存する処理以外は、ほとんどの処理をこなすことが出来ます。
これ、覚えちゃうと、他の処理がもの凄く楽になりますよ。
デジタル処理の道を極めるには、「チャンネル」「レイヤー」「ヒストグラム」の3つを理解することです。
これが解ると、ほとんどの処理が解るようになってきます。
トーンカーブは座標軸で階調を調節できるので、Lab色空間に依存する処理以外は、ほとんどの処理をこなすことが出来ます。
これ、覚えちゃうと、他の処理がもの凄く楽になりますよ。
いたちさん。こんばんは。
あ、抜けが良いお年頃でしたか?(笑)
トーンカーブの難しい所は2種類の別の座標軸の情報が同時に表示されているからです。
1つめが線で表示される「カーブ」で、それは、左右が元の明るさ、上下が修正後の明るさです。
もう1つが「ヒストグラム」と呼ばれるギザギザで、それは、写真の色の量と分布を示しています。
その場合は、左右が明るさ、上下が量となります。
「ヒストグラム」はデジタルカメラで写真を撮る場合でも大切な情報なのですが、どうしよう、記事書くかな?・・・(流石にあんまり面白くない話ですよねぇ)
あ、抜けが良いお年頃でしたか?(笑)
トーンカーブの難しい所は2種類の別の座標軸の情報が同時に表示されているからです。
1つめが線で表示される「カーブ」で、それは、左右が元の明るさ、上下が修正後の明るさです。
もう1つが「ヒストグラム」と呼ばれるギザギザで、それは、写真の色の量と分布を示しています。
その場合は、左右が明るさ、上下が量となります。
「ヒストグラム」はデジタルカメラで写真を撮る場合でも大切な情報なのですが、どうしよう、記事書くかな?・・・(流石にあんまり面白くない話ですよねぇ)
おはようございます。
RAW現像を私もやってますが、実は私もトーンカーブを殆ど使ったことがありません(汗)
「Light room」を使って現像してますが、「霞の除去」ってヤツを使うと、いい感じにLr様が調整してくれます(爆)
ちゃんと機能を理解したいんですけどね…なかなか。
ちなみに今回の手順って、順番に意味はありますか?
RAW現像を私もやってますが、実は私もトーンカーブを殆ど使ったことがありません(汗)
「Light room」を使って現像してますが、「霞の除去」ってヤツを使うと、いい感じにLr様が調整してくれます(爆)
ちゃんと機能を理解したいんですけどね…なかなか。
ちなみに今回の手順って、順番に意味はありますか?
Egnathさん。こんにちは。
Light roomは使った事がないですが、「霞の除去」って「仙術」っぽくて格好いいですね(笑)
画質の面ではRAWの現像処理は、最後にパラメーターを演算して書き出すので、どこから触っても結果は同じです。(たぶん)
ただ、作業手順としての最短ルートは、「ベース設定→微調整」です。
その場合は、ここでは触れてませんが、最初に「露出補正(明るさ、露光量などの設定)」をして「適正露出」にしてから、トーンカーブで全体を整えて、他のパラメーターで微調整すると、途中で訳がわからなくなる事が少ないと思います。
Light roomは使った事がないですが、「霞の除去」って「仙術」っぽくて格好いいですね(笑)
画質の面ではRAWの現像処理は、最後にパラメーターを演算して書き出すので、どこから触っても結果は同じです。(たぶん)
ただ、作業手順としての最短ルートは、「ベース設定→微調整」です。
その場合は、ここでは触れてませんが、最初に「露出補正(明るさ、露光量などの設定)」をして「適正露出」にしてから、トーンカーブで全体を整えて、他のパラメーターで微調整すると、途中で訳がわからなくなる事が少ないと思います。