目くるめくデジカメの世界⑤ 〜明るさを制する者は写真を制す〜
Jan 16 , 2017
こんにちは。Kです。
前回、2回に渡り、写真を構成する為の「構図」の話をしました。
構図の話の記事はこちら
構図を決める事は「下書き」を書くようなものです。
「下書き」ができれば次に決めるのは「どういうタッチで絵を描くか?」という段階に入ります。
「写真」の場合、この「タッチ」を決める基本的要素は「シャッタースピード」と「絞り」です。
これがバッチリ決まっていないと、その後のいくらデジタル上で弄っても「良い写真」にはなりません。
しかし、それぞれの話の前に押さえておく事があります。
それが「適正露出」です。
「適正露出」を得るためには「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」の3つの関係をきちんと把握する必要があります。
ということで、今回は「適正露出」のお話です。

写真の「露出(露光)」というのは、カメラが受ける「光の量」の事で、「適正露出」というのは写真として「丁度良い光の量」という事です。
どのくらいの明るさが「適正か」というのは「どういう写真を撮りたいか?」で決まりますので、自分で撮ってみて、明るいか、暗いかの判断をします。
言い方が小難しいですが、要するに「写真が暗いからもう少し明るくしたい」と思うのが「判断」と言うことですね。
問題は、その判断のあと「カメラのどこを調節すればよいのか?」です。
カメラに入る「光の量」を調節するのは「シャッター」と「絞り」の役割で、それを受ける側の設定として「ISO感度」があります。
この3つの要素を調節して、適正露出を作り出します。
①ISO感度
「ISO感度」は「ISO」の名前の通り国際規格で「光をどのくらいの感じるか?」という単位です。
デジタルカメラの場合、標準は「200」くらいとなっています。
この規格は数字が倍になると感度が倍になります。つまり「200から400」、「400から800」になると光を倍感じる事になります。
② シャッタースピード
「シャッタースピード」の単位は「どのくらいシャッター開いているか?」という単位です。
普通に撮る場合、通常は1/100秒とか、1/200秒とかで表記されます。(ほとんどのカメラは「1/」の部分が省略されて表記されてます)
「一定量の光」を時間で管理するので、これも倍の時間シャッターを開けると光が倍になります。
③絞り
「絞り」はレンズを通過する「光の量」を「虹彩絞り」という羽根で調節します。
一眼レフでは無いですがこういう羽根です。

これが開放の状態です。

これが絞った状態です。
このようにレンズの径を変化させて通過する光の量を調節します。
この絞りだけが、ちょっと解り難く、覚えるのが一番難しい所です。
というのは内容というより「単位」です。
レンズを通過する光の量の単位は「F値」で、絞りはF値で言います。
F値は小さいほど多くの光がレンズを通過します。
「F値」も基本は倍数で表記されます。
その基準が 1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16 32 というようなステップです。
この数字が増える方向ごとに光の通過量が1/2倍、つまり減る方向では光が倍になります。
F値がなんでこんな変な数字なのかと言うと、「焦点距離」を「有効口径」で割った値であり、「√2」倍で明るさが半分になるからです。
理屈はさておき、写真を的確に撮る為には絞りの単位、「2〜16」くらいのステップは「暗記」するしかありませんので、数値を壁に貼るなりして覚えましょう(笑)
それぞれの要素のそれぞれの「単位」を見てきましたが、ここで重要なのは「単位」はバラバラですが、「倍数で考える」といのが共通しているのが解ると思います。
そしてこの共通の「倍数」をカメラでは「1段」といいます。
オートの「露出補正」でも0の両隣に+−方向に1〜3の数字がありますが、これが「1段」です。
そしてカメラは1段の間を「ステップ」という形で刻みます。
カメラの設定にもよりますが、通常は1/3でステップします。
1、1/3、2/3、2 というようにステップを刻みます。
そして、「ISO感度」も「シャッタースピード」も「絞り」もこのステップで統一されています。
例えばお手持ちのデジタルカメラを見てください。
ISO感度を100から動かすと、125、160、200、250、320、400、というように1/3の近似値で変化すると思います。
シャッタースピードも同じです。
絞りも2.8 3.2 3.5 4 4.5 5 5.6 となり1/3で変化しています。
と言うことで、3つの要素のうち一つを「1段」明るく(光の量を倍に)すると写真は「1段」明るくなります。
逆に、一つを1段明るく、別を1段暗くすると写真の露出は変化しないと言うことです。
この関係性を理解できれば、露出に関しては「勝ったも同然」です(笑)
と言うことで、ここは座学で覚えるしかありませんが、このことを把握すれば、次のステップの「どういうタッチで絵を描くか」という所で躓かずに進んでいけると思います。
ちなみに「露出」をもっと調べようと「Goole先生」に聞くと、先生はとんでもない勘違いをするので、「露出、カメラ」とかで調べてくださいね。
次の記事はこちら
前回、2回に渡り、写真を構成する為の「構図」の話をしました。
構図の話の記事はこちら
2016/11/28
2016/12/27
構図を決める事は「下書き」を書くようなものです。
「下書き」ができれば次に決めるのは「どういうタッチで絵を描くか?」という段階に入ります。
「写真」の場合、この「タッチ」を決める基本的要素は「シャッタースピード」と「絞り」です。
これがバッチリ決まっていないと、その後のいくらデジタル上で弄っても「良い写真」にはなりません。
しかし、それぞれの話の前に押さえておく事があります。
それが「適正露出」です。
「適正露出」を得るためには「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」の3つの関係をきちんと把握する必要があります。
ということで、今回は「適正露出」のお話です。
目くるめくデジカメの世界⑤ 〜明るさを制する者は写真を制す〜

写真の「露出(露光)」というのは、カメラが受ける「光の量」の事で、「適正露出」というのは写真として「丁度良い光の量」という事です。
どのくらいの明るさが「適正か」というのは「どういう写真を撮りたいか?」で決まりますので、自分で撮ってみて、明るいか、暗いかの判断をします。
言い方が小難しいですが、要するに「写真が暗いからもう少し明るくしたい」と思うのが「判断」と言うことですね。
問題は、その判断のあと「カメラのどこを調節すればよいのか?」です。
カメラに入る「光の量」を調節するのは「シャッター」と「絞り」の役割で、それを受ける側の設定として「ISO感度」があります。
この3つの要素を調節して、適正露出を作り出します。
それぞれの単位
①ISO感度
「ISO感度」は「ISO」の名前の通り国際規格で「光をどのくらいの感じるか?」という単位です。
デジタルカメラの場合、標準は「200」くらいとなっています。
この規格は数字が倍になると感度が倍になります。つまり「200から400」、「400から800」になると光を倍感じる事になります。
② シャッタースピード
「シャッタースピード」の単位は「どのくらいシャッター開いているか?」という単位です。
普通に撮る場合、通常は1/100秒とか、1/200秒とかで表記されます。(ほとんどのカメラは「1/」の部分が省略されて表記されてます)
「一定量の光」を時間で管理するので、これも倍の時間シャッターを開けると光が倍になります。
③絞り
「絞り」はレンズを通過する「光の量」を「虹彩絞り」という羽根で調節します。
一眼レフでは無いですがこういう羽根です。

これが開放の状態です。

これが絞った状態です。
このようにレンズの径を変化させて通過する光の量を調節します。
この絞りだけが、ちょっと解り難く、覚えるのが一番難しい所です。
というのは内容というより「単位」です。
レンズを通過する光の量の単位は「F値」で、絞りはF値で言います。
F値は小さいほど多くの光がレンズを通過します。
「F値」も基本は倍数で表記されます。
その基準が 1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16 32 というようなステップです。
この数字が増える方向ごとに光の通過量が1/2倍、つまり減る方向では光が倍になります。
F値がなんでこんな変な数字なのかと言うと、「焦点距離」を「有効口径」で割った値であり、「√2」倍で明るさが半分になるからです。
理屈はさておき、写真を的確に撮る為には絞りの単位、「2〜16」くらいのステップは「暗記」するしかありませんので、数値を壁に貼るなりして覚えましょう(笑)
露出の単位
それぞれの要素のそれぞれの「単位」を見てきましたが、ここで重要なのは「単位」はバラバラですが、「倍数で考える」といのが共通しているのが解ると思います。
そしてこの共通の「倍数」をカメラでは「1段」といいます。
オートの「露出補正」でも0の両隣に+−方向に1〜3の数字がありますが、これが「1段」です。
そしてカメラは1段の間を「ステップ」という形で刻みます。
カメラの設定にもよりますが、通常は1/3でステップします。
1、1/3、2/3、2 というようにステップを刻みます。
そして、「ISO感度」も「シャッタースピード」も「絞り」もこのステップで統一されています。
例えばお手持ちのデジタルカメラを見てください。
ISO感度を100から動かすと、125、160、200、250、320、400、というように1/3の近似値で変化すると思います。
シャッタースピードも同じです。
絞りも2.8 3.2 3.5 4 4.5 5 5.6 となり1/3で変化しています。
と言うことで、3つの要素のうち一つを「1段」明るく(光の量を倍に)すると写真は「1段」明るくなります。
逆に、一つを1段明るく、別を1段暗くすると写真の露出は変化しないと言うことです。
この関係性を理解できれば、露出に関しては「勝ったも同然」です(笑)
と言うことで、ここは座学で覚えるしかありませんが、このことを把握すれば、次のステップの「どういうタッチで絵を描くか」という所で躓かずに進んでいけると思います。
【おまけ】
ちなみに「露出」をもっと調べようと「Goole先生」に聞くと、先生はとんでもない勘違いをするので、「露出、カメラ」とかで調べてくださいね。
次の記事はこちら
2017/01/30
コメント
良記事だと思います。
1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16が一段と教える解説本も少ないですよね。
昔から不思議に思っているのがSS。どうして1/60の次が1/125なのか・・・
1/120だったらすっきりするんですけどねw
1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16が一段と教える解説本も少ないですよね。
昔から不思議に思っているのがSS。どうして1/60の次が1/125なのか・・・
1/120だったらすっきりするんですけどねw
へりさん。こんばんわ。
古いビューカメラはレンズ側で直接絞りを調節するので、数値は1段ごとの表記となっていて自然とこの数列は覚えるんですが、一眼レフだと解り難いですよね。
シャッタースピードは確かにへりさんの言うジャンプがありますね。
1秒から順に1段ずつ絞ると、0.5(1/2) 1/4 1/8 「1/15」 1/30 1/60 「1/125」 1/500 1/1000
というように1/15 と 1/125 の2カ所です。
数値的にみてると「倍数」が計算しやすくなる所でそれぞれ補正されているように見えますが、詳しいことは解らないですね・・・。
古いビューカメラはレンズ側で直接絞りを調節するので、数値は1段ごとの表記となっていて自然とこの数列は覚えるんですが、一眼レフだと解り難いですよね。
シャッタースピードは確かにへりさんの言うジャンプがありますね。
1秒から順に1段ずつ絞ると、0.5(1/2) 1/4 1/8 「1/15」 1/30 1/60 「1/125」 1/500 1/1000
というように1/15 と 1/125 の2カ所です。
数値的にみてると「倍数」が計算しやすくなる所でそれぞれ補正されているように見えますが、詳しいことは解らないですね・・・。
こんばんは〜
その昔、カメラを始めたときに絞りとか懸命に勉強したことを思い出しました。
フィルムでパカパカ撮るわけにはいかなかったので(笑)
今やセンサーが優秀で暗所でもかなり取れますし、絞りは意識しても、シャッタースピードと絞りの関係とかは意識することが良くも悪くも減った気がします。
これが動画だと、シャッタースピードの選択肢があまりないので、光の量のコントロールが面倒になります。
その昔、カメラを始めたときに絞りとか懸命に勉強したことを思い出しました。
フィルムでパカパカ撮るわけにはいかなかったので(笑)
今やセンサーが優秀で暗所でもかなり取れますし、絞りは意識しても、シャッタースピードと絞りの関係とかは意識することが良くも悪くも減った気がします。
これが動画だと、シャッタースピードの選択肢があまりないので、光の量のコントロールが面倒になります。
こんばんわ~
この記事は初心者には助かります、
なるほど~と(笑)。
そこで質問なのですが、
ISO、シャッタースピード、絞り
以外に明るさで-3~+3まで値が変えれるパラメータがあるんですが
これって何ですか?
よく使って明るさかえるんですけど。。。
あと、ちょっと明るい物を取ると暗くなるじゃないですか。。。
ん~、暗くなり過ぎでしょ?!みたくなってしまう。。。のは何ででしょ。。。
この記事は初心者には助かります、
なるほど~と(笑)。
そこで質問なのですが、
ISO、シャッタースピード、絞り
以外に明るさで-3~+3まで値が変えれるパラメータがあるんですが
これって何ですか?
よく使って明るさかえるんですけど。。。
あと、ちょっと明るい物を取ると暗くなるじゃないですか。。。
ん~、暗くなり過ぎでしょ?!みたくなってしまう。。。のは何ででしょ。。。
カメラ触りながら読み入ってしまいましたε-(´∀`; ) ふー。
おはようございます~
勉強になりますね~このシリーズ。
初心者にはまだまだ難解ですが。
>写真を的確に撮る為には絞りの単位、「2〜16」くらいのステップは「暗記」するしかあり>ませんので、数値を壁に貼るなりして覚えましょう(笑)
部活動!!っぽくていいですね~
覚えられるかしら(笑) トイレに張ってみようかな(笑)と思います。
勉強になりますね~このシリーズ。
初心者にはまだまだ難解ですが。
>写真を的確に撮る為には絞りの単位、「2〜16」くらいのステップは「暗記」するしかあり>ませんので、数値を壁に貼るなりして覚えましょう(笑)
部活動!!っぽくていいですね~
覚えられるかしら(笑) トイレに張ってみようかな(笑)と思います。
Egnathさん。こんにちは。
フィルムの頃は大変でしたが、逆に仕事が丁寧だった気もします。「ISO感度」もむかしは「ASA感度」と言ってましたね。
「適正露出」を出すためにはSSも絞りもあまり意識しなくて良いですが「写真の絵」ではそれぞれ重要な要素です。デジタルの場合、ISO感度の発展がこの「絵作り」に大きく影響しています。
動画は門外漢なので全くわかりません。。。。そもそもシャッターあるんですか?(笑)
フィルムの頃は大変でしたが、逆に仕事が丁寧だった気もします。「ISO感度」もむかしは「ASA感度」と言ってましたね。
「適正露出」を出すためにはSSも絞りもあまり意識しなくて良いですが「写真の絵」ではそれぞれ重要な要素です。デジタルの場合、ISO感度の発展がこの「絵作り」に大きく影響しています。
動画は門外漢なので全くわかりません。。。。そもそもシャッターあるんですか?(笑)
taku-cさん。こんにちは。
>明るさで-3~+3まで値が変えれるパラメータ
それは「露出補正」という機能です。
カメラをオート(マニュアルモード以外)で撮ると、自動露出で「カメラ」が露出を算出してくれます。
しかし、機械がやることなのでフォトグラファーが意図している「露出」とズレがあります。
その補正の指示を出すのが「露出補正」です。
カメラはその指示に従って「ISO、シャッタースピード、絞り」のバランスを変えて撮ります。
ということで光の量は「ISO、シャッタースピード、絞り」以外に調節できません。
(写真をいじるデジタル補正の話はまた別ですよ)
>ちょっと明るい物を取ると暗くなる
カメラの自動露出は「グレー」を基準に計算をします。ですので、「白いもの」と「黒いもの」が苦手なんです。
どういうことかというと、「白いもの」を撮ろうとすると、カメラは「あーこれ、グレーの物がすげー明るい所にあるんだな!!」と勘違いして暗くしてしまいます。
逆に黒いものは「ほっほう〜。これはグレーの物がすげー暗い所に置いてあるでしょ!!」と思って明るすぎる感じで撮ります。
(実際のカメラはここまでバカではないと思いますが・・・)
ということで、その補正のためにカメラには「露出補正」が付いているです。
>明るさで-3~+3まで値が変えれるパラメータ
それは「露出補正」という機能です。
カメラをオート(マニュアルモード以外)で撮ると、自動露出で「カメラ」が露出を算出してくれます。
しかし、機械がやることなのでフォトグラファーが意図している「露出」とズレがあります。
その補正の指示を出すのが「露出補正」です。
カメラはその指示に従って「ISO、シャッタースピード、絞り」のバランスを変えて撮ります。
ということで光の量は「ISO、シャッタースピード、絞り」以外に調節できません。
(写真をいじるデジタル補正の話はまた別ですよ)
>ちょっと明るい物を取ると暗くなる
カメラの自動露出は「グレー」を基準に計算をします。ですので、「白いもの」と「黒いもの」が苦手なんです。
どういうことかというと、「白いもの」を撮ろうとすると、カメラは「あーこれ、グレーの物がすげー明るい所にあるんだな!!」と勘違いして暗くしてしまいます。
逆に黒いものは「ほっほう〜。これはグレーの物がすげー暗い所に置いてあるでしょ!!」と思って明るすぎる感じで撮ります。
(実際のカメラはここまでバカではないと思いますが・・・)
ということで、その補正のためにカメラには「露出補正」が付いているです。
Saikorocamperさん。こんにちは。
カメラを持ち出してまで読んでもらえて光栄です。
このシリーズ。初心者というよりは、多少カメラを弄ってから「もうちょっと上手く撮りたい!」と思っている人を想定して書いてます。
必ずしも「分かりやす」とは思いませんが、なるべく丁寧に書いているつもりです。
不定期更新ですが、宜しかったらお付き合いください。
カメラを持ち出してまで読んでもらえて光栄です。
このシリーズ。初心者というよりは、多少カメラを弄ってから「もうちょっと上手く撮りたい!」と思っている人を想定して書いてます。
必ずしも「分かりやす」とは思いませんが、なるべく丁寧に書いているつもりです。
不定期更新ですが、宜しかったらお付き合いください。
ぴのこさん。
初心者にはちょっとハードルが高い内容ですが、逆に「写真の基礎」をしっかり覚えると、その後のいろいろな「テクニック」がすんなり覚えられるようになりますよ。
部活でいうと「基礎体力作り」です(笑)
「カメラを使いこなすか?」「カメラに使われるか?」の違いは後々効いてきます。
「絞りの値」も「オート」で撮り続けるのであれば知らなくて良いですが、それだと「カメラに使われて」しまいます。
初心者にはちょっとハードルが高い内容ですが、逆に「写真の基礎」をしっかり覚えると、その後のいろいろな「テクニック」がすんなり覚えられるようになりますよ。
部活でいうと「基礎体力作り」です(笑)
「カメラを使いこなすか?」「カメラに使われるか?」の違いは後々効いてきます。
「絞りの値」も「オート」で撮り続けるのであれば知らなくて良いですが、それだと「カメラに使われて」しまいます。
>そもそもシャッターあるんですか?(笑)
横道に逸れてしまいますが、光のコントロールの話なので薀蓄にお付き合いください。
動画もシャッタースピードがあります(笑)
例えば映画と同じ24p(1秒間に24枚の絵)で撮るとき、SSはその2倍程度までが自然に映ると言われます。つまり1/50より遅いSSで撮ることになります。
なぜ遅いSSが良いかというと、被写体ブレがないと自然な動きのある絵にならないからです!そのため浅い被写界深度で「表現」したいときは、ndフィルターを使って光の量を減らし適正露出を確保します。
もっとも「表現」として、原則を破るのはアリです。
「プライベートライアン」という映画の冒頭のノルマンディ上陸作戦のシーンは、敢えて速いSSで撮影されています。
フラッシュバックのような硬い絵を見せることで、観客にその場にいるような緊張感を強いるためです。
長文ホントすいません。
同じ光のコントロールでも、写真と随分(見た目の)作法が違いますね。
横道に逸れてしまいますが、光のコントロールの話なので薀蓄にお付き合いください。
動画もシャッタースピードがあります(笑)
例えば映画と同じ24p(1秒間に24枚の絵)で撮るとき、SSはその2倍程度までが自然に映ると言われます。つまり1/50より遅いSSで撮ることになります。
なぜ遅いSSが良いかというと、被写体ブレがないと自然な動きのある絵にならないからです!そのため浅い被写界深度で「表現」したいときは、ndフィルターを使って光の量を減らし適正露出を確保します。
もっとも「表現」として、原則を破るのはアリです。
「プライベートライアン」という映画の冒頭のノルマンディ上陸作戦のシーンは、敢えて速いSSで撮影されています。
フラッシュバックのような硬い絵を見せることで、観客にその場にいるような緊張感を強いるためです。
長文ホントすいません。
同じ光のコントロールでも、写真と随分(見た目の)作法が違いますね。
こんばんわ。
前回2回より、いきなり難しくなりました^^;
でも、この前の星空撮影でこの3つのバランスが重要というのは体感したつもりだったので、タイムリーな記事でした。
>一つを1段明るく、別を1段暗くすると写真の露出は変化しないと言うこと
これはすごいわかりやすかったです!!
>通常は1/3でステップ、「ISO感度」も「シャッタースピード」も「絞り」もこのステップで統一されています。こちらもなんとなく理解^^;
で、、、、すごい初心者な質問で恥ずかしいのですが、
数値を覚えないといけないのは、なぜなのでしょうか?
マニュアルで撮る場合のためでしょうか?
前回2回より、いきなり難しくなりました^^;
でも、この前の星空撮影でこの3つのバランスが重要というのは体感したつもりだったので、タイムリーな記事でした。
>一つを1段明るく、別を1段暗くすると写真の露出は変化しないと言うこと
これはすごいわかりやすかったです!!
>通常は1/3でステップ、「ISO感度」も「シャッタースピード」も「絞り」もこのステップで統一されています。こちらもなんとなく理解^^;
で、、、、すごい初心者な質問で恥ずかしいのですが、
数値を覚えないといけないのは、なぜなのでしょうか?
マニュアルで撮る場合のためでしょうか?
Egnathさん。おはようございます。
そうか、コマがあるので、SSあるんですね。
>フラッシュバックのような
動きの速いものがきっちりしてると確かに違和感がありそうです。
なるほど、動画のSS、写真とはかなり違いますがまた別の世界で面白そうですね。
そうか、コマがあるので、SSあるんですね。
>フラッシュバックのような
動きの速いものがきっちりしてると確かに違和感がありそうです。
なるほど、動画のSS、写真とはかなり違いますがまた別の世界で面白そうですね。
naopionさん。
「車を運転するのにエンジンの仕組みを知る必要があるか?」というのと一緒ですね。
知ってても、知らなくてもOKです。
でも「エンジンの仕組みを知らない」レーサーとか(草レースでも)あまりいないと思います。
カメラの話も同じです。
「車を運転するのにエンジンの仕組みを知る必要があるか?」というのと一緒ですね。
知ってても、知らなくてもOKです。
でも「エンジンの仕組みを知らない」レーサーとか(草レースでも)あまりいないと思います。
カメラの話も同じです。
naopionさん。朝、パタパタコメントしたので自分で読んでも分かりにくいです。
追記しますね。
露光はカメラの基本で、その操作を「SS」と「絞り」と「ISO」で調節します。
これが「上位」にあります。
そして、それを「マニュアルで撮るか」「プログラムモードで撮るか」というのが次の選択です。
その決定には同時に「タッチ」と表現したSSや絞りによって変化する絵作りの話が出てきます。
写真はカメラガチャガチャ弄りながら撮れるときもありますが、「一瞬の判断」で取り上げないといけない場合もあります。
そのときの瞬時の判断に「1段」というのは重要なんです。
知らなくてもデジカメは優秀なので「良い写真」を撮ることは出来ますが、もう一歩先を目指すなら「1段」というのを知っておいた方がいいですよ〜。ということなんです。
追記しますね。
露光はカメラの基本で、その操作を「SS」と「絞り」と「ISO」で調節します。
これが「上位」にあります。
そして、それを「マニュアルで撮るか」「プログラムモードで撮るか」というのが次の選択です。
その決定には同時に「タッチ」と表現したSSや絞りによって変化する絵作りの話が出てきます。
写真はカメラガチャガチャ弄りながら撮れるときもありますが、「一瞬の判断」で取り上げないといけない場合もあります。
そのときの瞬時の判断に「1段」というのは重要なんです。
知らなくてもデジカメは優秀なので「良い写真」を撮ることは出来ますが、もう一歩先を目指すなら「1段」というのを知っておいた方がいいですよ〜。ということなんです。