5シーズン目の薪ストーブキャンプ論(後編)
Dec 17 , 2020
こんにちは。Kです。
今日は、「5シーズン目の薪ストーブキャンプ論」の後編です。
前編では、薪ストーブの安全性や、大まかな使い方を説明しました。
後編では、薪ストーブ本体の、素材や構造の違いについて説明したいと思います。
前編の記事はこちら
私たちが始めた頃と違い、今は色々なメーカーから、色々なストーブが販売されいます。
そして、それらを使った「薪ストーブキャンプ」の情報も多いので、その敷居は当時とは比べものにならないほど低くなりました。
しかし、それと同時に、薪ストーブの「選択肢」も沢山増えたので、いざ始めると思うと、「一体どれを買って良いのか分からない」と言う事にもなりそうです。
ということで、後編では、自分のキャンプスタイルに合った薪ストーブを選べるよう。
その判断基準となる、それぞれのスペックでの「違い」について説明してみます。
薪ストーブの「燃焼室」の大きさは、そのままストーブが持つ「熱量」の大きさとなります。
当たり前ですが、「大きいストーブ」の方が、薪が沢山燃やせるので、暖かかくなります。
例えば、大型の「時計型薪ストーブ」などをシェルター内で使うと、「外は0℃以下なのに、幕の中が30℃越え」というような、無茶苦茶な暖かさを楽しめます(笑)
ただ、大きい薪ストーブは、重く嵩張るので、本体自体の運用が大変です。
また、それ以上に大きな要素として、「薪の消費量」という大問題があります。
薪ストーブは、その構造上、薪を燃焼させた「熱エネルギー」を使って、吸排気を行います。
薪ストーブによっては、ダンパーや吸気口の開閉で、ある程度「燃焼量」をコントロール出来ますが、あまり絞り過ぎると、「不完全燃焼」を起こして、煙突詰まりや逆流、タールの付着などトラブルが発生します。
そのため、薪ストーブの運転には、その大きさに見合った、最低限の「薪の量」が常に必要なのです。
しかも、その量が結構多く、大きなストーブの場合、一晩に「4束以上(28kg以上)」も使う事もあるそうです。
この量を、ただでも足りな冬キャンプでの「車の積載量」をさらに圧迫しますし、それを嫌ってキャンプ場で買うとなると、場所によっては宿泊代より費用がかかりそうです。
ですので、薪ストーブの大きさは、車の積載量や、自分のキャンプスタイルとよく相談する必要があります。
ちなみに、私たちの「Fbストーブ・NEO」の薪の消費量は、通常の使い方なら一晩で2束(14kg)くらいです。
そのため、大きな「時計型ストーブ」などに比べれば、得られる熱量は相対的に低いです。
目安としては、2ルームテントの「トルテュPro」で使った場合、外気温+15℃〜20℃くらいです。
「暴力的に暖かい」と言うにはちょっとか弱いですが、薪を少しずつ入れながら、ゆっくりじんわい楽しむのには丁度良い熱量です。
また、薪の量は2束前後なので、最近のキャンプ場の薪相場を考えれば、経済的に薪ストーブキャンプが楽しめます(笑)
アウトドア用の薪ストーブの素材は、一部、「チタン」など特殊な素材の物もありますが、概ね「鉄(スチール)」か、「ステンレス」のどちらかが使われています。
通常のアウトドア製品なら、それほど差を感じる事がない、2つの素材ですが、薪ストーブの場合は、「素材による特性の差」はとても大きいので、ストーブ選びをする時の重要なポイントです。
そのため、薪ストーブとしての、それぞれの素材の特性を説明してみます。
鉄は「柔らかくて加工しやすく、値段が安い」とても便利な金属です。
そして、薪ストーブの素材としてみた場合、とても「暖かい」というのがあります。
その理由は、鉄が「熱放射(輻射熱)」という、熱線(赤外線)を出すためです。
薪ストーブの暖かさは、温度計で測定出来る「表面温度」が注目されます。
ただ、「表面温度」から得られる温もりは、そこに触れた「空気」が温められる事による「対流熱」のみです。(直接触ると熱伝導もしますが、火傷します)
そして対流熱は「上下方向」の熱の移動となるため、本体側面からちょっと離れると、直接的に対流熱を感じる事が出来ません。
ただ、素材が「鉄」のストーブの場合、本体から熱放射されるので、それが当たる範囲(本体が見える範囲)も温められます。
いきなり「熱放射の暖かさ」と言われるとピンと来ない人も居ると思いますが、例えば「赤外線電気ストーブ」や「焚火の温もり」の正体もこの熱放射です。
この効果は非常に大きく、家庭用の薪ストーブの素材が、鉄の中でも熱放射の強い「鋳鉄」が使われる理由でもあります。
また、鉄は熱を溜め込むので、燃焼室の温度を一定に保つ事がしやすいので、燃焼効率も抜群です。
しかし、鉄のデメリットは、「重い」というのと「錆びる」という点です。
蓄熱出来るほどの肉厚な鉄製薪ストーブは、とても重くなります。
また、家庭用と違い、屋外がメインのアウトドアでは、鉄の「錆やすさ」はかなり問題です。
鍋やダッチオーブンくらいの大きさなら、毎回「オイル引き」してもそれほど苦にはなりませんが、薪ストーブのサイズだと大変です。
薪ストーブは、水分に直接晒される事は少ないので、そこまでのメンテナンスは必要無いとは思いますが、それでもメンテナンスを怠ると、翌シーズンには「錆で真っ赤」という事もあり得ます。
ですので、鉄製薪ストーブによる「暖かい」というメリットを享受するには、それなりのスキルが要求されると思います。
鉄には、アウトドアで使うには大きなデメリットがあるため、最近販売される新型のアウトドア用薪ストーブは、「ステンレス」が主流になりつつあります。
薪ストーブの素材として見た場合、ステンレスの特徴は「固くて、錆びにくい」という点につきます。
ステンレスは鉄製と比べた時「同じ形状の薪ストーブ」でも軽量に作る事が出来ます。
また、錆びにくいと言う点では、ほぼ「メンテナンスフリー」と言って良く、オールステンレスというストーブなら、錆びさせる方が難しいくらいです。
オートキャンプの場合、いくら「薪ストーブキャンプ」と言っても、ストーブばかり弄ってる訳には行きません。
限られた時間を楽しむ為には、煩わしい「メンテンナンス作業」は無い方が良いと思います。
そう言う意味で、アウトドア用の薪ストーブとして、ステンレスは理想的な素材だと思います。
ただ、ステンレス薪ストーブにはとても大きな欠点があります。
それが、鉄製にくらべると「暖かくない」という点です。
そう言ってしまうと身も蓋もありませんが、理由としては、ステンレスは「熱放射が少ない」からです。
もちろん、ステンレス製の薪ストーブでも、温められた空気による「対流熱」があるので、それを幕内に閉じ込めれば、暖かく過ごせます。
ただ、「熱放射」による差はかなりあるので、同じ大きさの鉄製ストーブと比較すると、どうしても暖かさが弱いです。
とはいえ、「Fbストーブ・NEO」のように、ステンレス製ストーブでも暖かい製品もあります。
その理由は、ステンレスの特性をカバーする「耐熱ガラス」の存在です。
「Fbストーブ」に代表される「大きな耐熱ガラス」は、まず、その見た目から、「薪が燃える炎を見ながら楽しめる」という所があります。
もちろん、揺らぐ炎が見えるか見えないかは、「薪ストーブの非日常感」という意味でも重要です。
ただ、ステンレス製の薪ストーブにガラスを装着する最大のメリットは、そこから「熱放射」が出る事にあります。
ただし、耐熱ガラスの熱放射と、鉄から出る熱放射は若干違います。
鉄の場合は、溜め込んだ熱エネルギーを熱放射しますが、耐熱ガラスから出るのは、ガラスの向こうで燃えている「薪そのもの」の熱放射です。
「それはどう違うの?」と思うかも知れませんが、一番の違いは「暖かさの持続性」だと思います。
薪の燃焼は、木の中の可燃ガスが炎を上げて燃える工程と、可燃ガスが無くなり「熾火」の状態で炭素が燃える工程の2つがあります。
鉄製ストーブの場合、この両方の熱を溜め込み、外側に「熱放射」するので、一定して暖かいという特徴があります。
しかし、耐熱ガラスから感じる「熱放射」は、薪から燃え上がる「炎」なので、「熾火」の状態になると一気に感じる温度が下がります。(焚火も薪が熾火となって炎が出なくなると、暖かさを感じなくなるのと同じ理屈だと思います)
ですので、薪の燃焼の状態や、新しい薪を入れるタイミングなどで炎の出方が変わると、それに合わせて、感じる暖かさにムラが発生します。
とはいえ、ステンレス製でも熱放射を感じられるのはとても重要です。
ですので、ステンレス製のストーブを選択する場合、「耐熱ガラスの有無」と言うのが、選択の重要なポイントになると思います。
ちなみに、Fbストーブ・NEOの場合、片面ガラスと、両面ガラスの2つの仕様があります。
とうぜん、両面の方が暖かいですが、片面だと「熱量が半分」と言う事では無さそうです。
おそらく、熱放射は、赤外線などの「電磁波(光)」なので、反対面がステンレスの板の場合、ある程度はそこに反射してガラス面から照射されるからだと思います。(確かな事は解りませんが・・・。)
私たちはホリデーロードの佐野代表と、圧倒的なズブズブの関係です。
そのため、
「どんなストーブが良いですか?」
と聞かれたら、
「Fbストーブ・NEOです。」
としか答えません(笑)
まぁ、それはそれで間違いないのですが(じゃないと5シーズンも使わないです)、そう言ってしまうと、今回の記事の意味が無くなります。
ですので、あえて5シーズンの経験から、実際に使って見ないと気がつきにくい、薪ストーブ選びの「この部分が意外と重要」という所を挙げてみます。
●本体重量
まず、重量は「10kg以下」が理想だと思います。
それ以上でも持ち運びは出来ますが、たとえば「15kg」以上となると、かなり運用が大変で、私たちの周囲でも「重いので使わなくなる」と言うパターンが多いと思います。
逆に、「10kg以下」であれば、重さに対する煩わしさはほぼ感じなくなると思います。
私たちのFbストーブ・NEOは、7.5kg、幕よけなどのパーツを入れても10kg以下です。
細かいギミックがあるので、組立てには多少時間が掛かりますが、重さについては不具合を感じた事は無く、女性でも持ち運びが簡単です。
オートキャンプと言えど、「軽さは正義」ですから、なるべく軽いストーブを選ぶのが、最終的に長く遊べると思います。
● 燃焼室の長さ
また、本体の薪が燃える場所を燃焼室と言いますが、その長辺の長さは、「45cm以上」あった方が良いと思います。
理由は、日本の一般的な「薪の長さ」との関係で、これが通常でも30cm以上あり、長い物だと40cmを越えます。
そのため燃焼室長が、40cm以下だと、キャンプ場や薪の販売店で売っている薪がそのまま入らない場合があります。
そうなると「切る」しかないのですが、薪は、縦方向には鉈や斧で簡単に割れますが、横方向には裂けないので、ノコギリなどで切断する事になります。
1本2本ならまだ良いですが、薪ストーブは一晩で、2束3束も薪を使うので、それを全てノコギリでカットするのは、かなりの重労働となります。。、
そういった作業を含めて「薪ストーブが大好き」なら構いませんが、できれば、買った薪をそのまま放り込める「燃焼室が長いストーブ」が良いと思います。
● 火の粉止めの構造
あとは、ストーブの構造の部分です。
出来れば、燃焼室と煙突の間に「火の粉止め」のパーツがある物が良いと思います。
「火の粉止め(スパークアレスター)」と言うと、「煙突上部」というイメージですが、その部分は、温度低下によって「煤」が付着しやすく、目詰めりしやすくなります。
ですので、純正品のスパークアレスターは、目の粗い物が多く、テントにダメージを与える大きさの火の粉も通してしまう傾向があります。
しかし、「火の粉止め」が、燃焼室と煙突の間であれば、高温なので煤の付着もなく、編み目の大きさは、排気効率ギリギリまで小さくする事が可能です。
また、別の構造だと、一番ポピュラーな「時計型薪ストーブ」では、燃焼室と煙突の間に「中子」という仕切り板があります。
これによって、「火の粉」が直接煙突から出るのを防ぐので、ノスタルジックな見た目と裏腹に、火の粉のダメージが少ないとても優秀な薪ストーブです。
薪ストーブのロストル自作(ホンマ時計型)とサビサビのファイヤグリル
それ以外の要素は、多分に好みの問題だと思います(笑)
ともあれ、どんな種類の薪ストーブでも、気に入って使えば、それが「最高のストーブ」です。
今から5年前の2015年。
当時はオープンカーで夫婦でキャンプをしていたのもあり「薪ストーブキャンプ」は車を乗り換え無いと不可能な遊び方だと思っていました。(当時は大きな薪ストーブが主流でした)
ところが、その年の11月に、ふらっと訪れたマイクスのイベントで出会ったのが、ホリデーロードの「Fbストーブ」だったのです。
その圧倒的にコンパクトになる仕様(特に3メートルの煙突でも1つに巻いて仕舞える巻き煙突)と大きな「耐熱ガラス」に惚れ込み、その場で即決して購入し、その冬から薪ストーブを始めました。
それ以降、10月下旬から11月上旬から薪ストーブをスタートし、3月下旬までの「約5ヶ月間」、ほぼ薪ストーブキャンプを続けています。
そのため、私たちの薪ストーブキャンプは、通算で60回、70泊を越えました。
そこまでやると、薪ストーブがあまりにも当たり前になり、現在は、キャンプレポートでわざわざ触れる事も少なくなっています(笑)
ただそれは、薪ストーブが持つ「ワクワク感」や「非日常感」が無くなったと言うわけではありません。
むしろ、その回数からも解るように、今の私たちには、Fbストーブ無しでの冬キャンプが考えられなくなっているだけなのです。
私たちは、この薪ストーブキャンプが「最高に楽しいキャンプ」の1つだと思っています。
ですので、この楽しさを知り、それを共に共有できる仲間が1人でも増える事を願っています。
ということで、理解して使えば、安全で素晴らしい薪ストーブ。
皆さんもこの冬、それを使って「薪ストーブキャンプ」を始めてみては如何でしょうか?
そこには、今までのキャンプでは味わえなかった、圧倒的な「非日常」が待っています。
おわり。。。。。
薪ストーブ関連の詳しい記事はこちら
今日は、「5シーズン目の薪ストーブキャンプ論」の後編です。
前編では、薪ストーブの安全性や、大まかな使い方を説明しました。
後編では、薪ストーブ本体の、素材や構造の違いについて説明したいと思います。
前編の記事はこちら
2020/12/15
こんにちは。Kです。私たちの冬は「薪ストーブキャンプ」がメインとなります。凍てつくフィールドと対称的なポカポカの幕内でのキャンプは、まさに究極の「非日常」です。薪ストーブについてはすでに何本も記事を書いています。ただ、今年は空前の「キャンプブーム」となっていて、今シーズンより「薪…
5シーズン目の薪ストーブキャンプ論(後編)
私たちが始めた頃と違い、今は色々なメーカーから、色々なストーブが販売されいます。
そして、それらを使った「薪ストーブキャンプ」の情報も多いので、その敷居は当時とは比べものにならないほど低くなりました。
しかし、それと同時に、薪ストーブの「選択肢」も沢山増えたので、いざ始めると思うと、「一体どれを買って良いのか分からない」と言う事にもなりそうです。
ということで、後編では、自分のキャンプスタイルに合った薪ストーブを選べるよう。
その判断基準となる、それぞれのスペックでの「違い」について説明してみます。
薪ストーブの大きさ
薪ストーブの「燃焼室」の大きさは、そのままストーブが持つ「熱量」の大きさとなります。
当たり前ですが、「大きいストーブ」の方が、薪が沢山燃やせるので、暖かかくなります。
例えば、大型の「時計型薪ストーブ」などをシェルター内で使うと、「外は0℃以下なのに、幕の中が30℃越え」というような、無茶苦茶な暖かさを楽しめます(笑)
ただ、大きい薪ストーブは、重く嵩張るので、本体自体の運用が大変です。
また、それ以上に大きな要素として、「薪の消費量」という大問題があります。
薪ストーブは、その構造上、薪を燃焼させた「熱エネルギー」を使って、吸排気を行います。
薪ストーブによっては、ダンパーや吸気口の開閉で、ある程度「燃焼量」をコントロール出来ますが、あまり絞り過ぎると、「不完全燃焼」を起こして、煙突詰まりや逆流、タールの付着などトラブルが発生します。
そのため、薪ストーブの運転には、その大きさに見合った、最低限の「薪の量」が常に必要なのです。
しかも、その量が結構多く、大きなストーブの場合、一晩に「4束以上(28kg以上)」も使う事もあるそうです。
この量を、ただでも足りな冬キャンプでの「車の積載量」をさらに圧迫しますし、それを嫌ってキャンプ場で買うとなると、場所によっては宿泊代より費用がかかりそうです。
ですので、薪ストーブの大きさは、車の積載量や、自分のキャンプスタイルとよく相談する必要があります。
ちなみに、私たちの「Fbストーブ・NEO」の薪の消費量は、通常の使い方なら一晩で2束(14kg)くらいです。
そのため、大きな「時計型ストーブ」などに比べれば、得られる熱量は相対的に低いです。
目安としては、2ルームテントの「トルテュPro」で使った場合、外気温+15℃〜20℃くらいです。
「暴力的に暖かい」と言うにはちょっとか弱いですが、薪を少しずつ入れながら、ゆっくりじんわい楽しむのには丁度良い熱量です。
また、薪の量は2束前後なので、最近のキャンプ場の薪相場を考えれば、経済的に薪ストーブキャンプが楽しめます(笑)
薪ストーブの素材
アウトドア用の薪ストーブの素材は、一部、「チタン」など特殊な素材の物もありますが、概ね「鉄(スチール)」か、「ステンレス」のどちらかが使われています。
通常のアウトドア製品なら、それほど差を感じる事がない、2つの素材ですが、薪ストーブの場合は、「素材による特性の差」はとても大きいので、ストーブ選びをする時の重要なポイントです。
そのため、薪ストーブとしての、それぞれの素材の特性を説明してみます。
鉄製のストーブの特長
鉄は「柔らかくて加工しやすく、値段が安い」とても便利な金属です。
そして、薪ストーブの素材としてみた場合、とても「暖かい」というのがあります。
その理由は、鉄が「熱放射(輻射熱)」という、熱線(赤外線)を出すためです。
薪ストーブの暖かさは、温度計で測定出来る「表面温度」が注目されます。
ただ、「表面温度」から得られる温もりは、そこに触れた「空気」が温められる事による「対流熱」のみです。(直接触ると熱伝導もしますが、火傷します)
そして対流熱は「上下方向」の熱の移動となるため、本体側面からちょっと離れると、直接的に対流熱を感じる事が出来ません。
ただ、素材が「鉄」のストーブの場合、本体から熱放射されるので、それが当たる範囲(本体が見える範囲)も温められます。
いきなり「熱放射の暖かさ」と言われるとピンと来ない人も居ると思いますが、例えば「赤外線電気ストーブ」や「焚火の温もり」の正体もこの熱放射です。
この効果は非常に大きく、家庭用の薪ストーブの素材が、鉄の中でも熱放射の強い「鋳鉄」が使われる理由でもあります。
また、鉄は熱を溜め込むので、燃焼室の温度を一定に保つ事がしやすいので、燃焼効率も抜群です。
しかし、鉄のデメリットは、「重い」というのと「錆びる」という点です。
蓄熱出来るほどの肉厚な鉄製薪ストーブは、とても重くなります。
また、家庭用と違い、屋外がメインのアウトドアでは、鉄の「錆やすさ」はかなり問題です。
鍋やダッチオーブンくらいの大きさなら、毎回「オイル引き」してもそれほど苦にはなりませんが、薪ストーブのサイズだと大変です。
薪ストーブは、水分に直接晒される事は少ないので、そこまでのメンテナンスは必要無いとは思いますが、それでもメンテナンスを怠ると、翌シーズンには「錆で真っ赤」という事もあり得ます。
ですので、鉄製薪ストーブによる「暖かい」というメリットを享受するには、それなりのスキルが要求されると思います。
ステンレス製のストーブの特長
鉄には、アウトドアで使うには大きなデメリットがあるため、最近販売される新型のアウトドア用薪ストーブは、「ステンレス」が主流になりつつあります。
薪ストーブの素材として見た場合、ステンレスの特徴は「固くて、錆びにくい」という点につきます。
ステンレスは鉄製と比べた時「同じ形状の薪ストーブ」でも軽量に作る事が出来ます。
また、錆びにくいと言う点では、ほぼ「メンテナンスフリー」と言って良く、オールステンレスというストーブなら、錆びさせる方が難しいくらいです。
オートキャンプの場合、いくら「薪ストーブキャンプ」と言っても、ストーブばかり弄ってる訳には行きません。
限られた時間を楽しむ為には、煩わしい「メンテンナンス作業」は無い方が良いと思います。
そう言う意味で、アウトドア用の薪ストーブとして、ステンレスは理想的な素材だと思います。
ただ、ステンレス薪ストーブにはとても大きな欠点があります。
それが、鉄製にくらべると「暖かくない」という点です。
そう言ってしまうと身も蓋もありませんが、理由としては、ステンレスは「熱放射が少ない」からです。
もちろん、ステンレス製の薪ストーブでも、温められた空気による「対流熱」があるので、それを幕内に閉じ込めれば、暖かく過ごせます。
ただ、「熱放射」による差はかなりあるので、同じ大きさの鉄製ストーブと比較すると、どうしても暖かさが弱いです。
とはいえ、「Fbストーブ・NEO」のように、ステンレス製ストーブでも暖かい製品もあります。
その理由は、ステンレスの特性をカバーする「耐熱ガラス」の存在です。
耐熱ガラス
「Fbストーブ」に代表される「大きな耐熱ガラス」は、まず、その見た目から、「薪が燃える炎を見ながら楽しめる」という所があります。
もちろん、揺らぐ炎が見えるか見えないかは、「薪ストーブの非日常感」という意味でも重要です。
ただ、ステンレス製の薪ストーブにガラスを装着する最大のメリットは、そこから「熱放射」が出る事にあります。
ただし、耐熱ガラスの熱放射と、鉄から出る熱放射は若干違います。
鉄の場合は、溜め込んだ熱エネルギーを熱放射しますが、耐熱ガラスから出るのは、ガラスの向こうで燃えている「薪そのもの」の熱放射です。
「それはどう違うの?」と思うかも知れませんが、一番の違いは「暖かさの持続性」だと思います。
薪の燃焼は、木の中の可燃ガスが炎を上げて燃える工程と、可燃ガスが無くなり「熾火」の状態で炭素が燃える工程の2つがあります。
鉄製ストーブの場合、この両方の熱を溜め込み、外側に「熱放射」するので、一定して暖かいという特徴があります。
しかし、耐熱ガラスから感じる「熱放射」は、薪から燃え上がる「炎」なので、「熾火」の状態になると一気に感じる温度が下がります。(焚火も薪が熾火となって炎が出なくなると、暖かさを感じなくなるのと同じ理屈だと思います)
ですので、薪の燃焼の状態や、新しい薪を入れるタイミングなどで炎の出方が変わると、それに合わせて、感じる暖かさにムラが発生します。
とはいえ、ステンレス製でも熱放射を感じられるのはとても重要です。
ですので、ステンレス製のストーブを選択する場合、「耐熱ガラスの有無」と言うのが、選択の重要なポイントになると思います。
ちなみに、Fbストーブ・NEOの場合、片面ガラスと、両面ガラスの2つの仕様があります。
とうぜん、両面の方が暖かいですが、片面だと「熱量が半分」と言う事では無さそうです。
おそらく、熱放射は、赤外線などの「電磁波(光)」なので、反対面がステンレスの板の場合、ある程度はそこに反射してガラス面から照射されるからだと思います。(確かな事は解りませんが・・・。)
理想的なアウトドア薪ストーブとは?
私たちはホリデーロードの佐野代表と、圧倒的なズブズブの関係です。
そのため、
「どんなストーブが良いですか?」
と聞かれたら、
「Fbストーブ・NEOです。」
としか答えません(笑)
まぁ、それはそれで間違いないのですが(じゃないと5シーズンも使わないです)、そう言ってしまうと、今回の記事の意味が無くなります。
ですので、あえて5シーズンの経験から、実際に使って見ないと気がつきにくい、薪ストーブ選びの「この部分が意外と重要」という所を挙げてみます。
●本体重量
まず、重量は「10kg以下」が理想だと思います。
それ以上でも持ち運びは出来ますが、たとえば「15kg」以上となると、かなり運用が大変で、私たちの周囲でも「重いので使わなくなる」と言うパターンが多いと思います。
逆に、「10kg以下」であれば、重さに対する煩わしさはほぼ感じなくなると思います。
私たちのFbストーブ・NEOは、7.5kg、幕よけなどのパーツを入れても10kg以下です。
細かいギミックがあるので、組立てには多少時間が掛かりますが、重さについては不具合を感じた事は無く、女性でも持ち運びが簡単です。
オートキャンプと言えど、「軽さは正義」ですから、なるべく軽いストーブを選ぶのが、最終的に長く遊べると思います。
● 燃焼室の長さ
また、本体の薪が燃える場所を燃焼室と言いますが、その長辺の長さは、「45cm以上」あった方が良いと思います。
理由は、日本の一般的な「薪の長さ」との関係で、これが通常でも30cm以上あり、長い物だと40cmを越えます。
そのため燃焼室長が、40cm以下だと、キャンプ場や薪の販売店で売っている薪がそのまま入らない場合があります。
そうなると「切る」しかないのですが、薪は、縦方向には鉈や斧で簡単に割れますが、横方向には裂けないので、ノコギリなどで切断する事になります。
1本2本ならまだ良いですが、薪ストーブは一晩で、2束3束も薪を使うので、それを全てノコギリでカットするのは、かなりの重労働となります。。、
そういった作業を含めて「薪ストーブが大好き」なら構いませんが、できれば、買った薪をそのまま放り込める「燃焼室が長いストーブ」が良いと思います。
● 火の粉止めの構造
あとは、ストーブの構造の部分です。
出来れば、燃焼室と煙突の間に「火の粉止め」のパーツがある物が良いと思います。
「火の粉止め(スパークアレスター)」と言うと、「煙突上部」というイメージですが、その部分は、温度低下によって「煤」が付着しやすく、目詰めりしやすくなります。
ですので、純正品のスパークアレスターは、目の粗い物が多く、テントにダメージを与える大きさの火の粉も通してしまう傾向があります。
しかし、「火の粉止め」が、燃焼室と煙突の間であれば、高温なので煤の付着もなく、編み目の大きさは、排気効率ギリギリまで小さくする事が可能です。
また、別の構造だと、一番ポピュラーな「時計型薪ストーブ」では、燃焼室と煙突の間に「中子」という仕切り板があります。
これによって、「火の粉」が直接煙突から出るのを防ぐので、ノスタルジックな見た目と裏腹に、火の粉のダメージが少ないとても優秀な薪ストーブです。
薪ストーブのロストル自作(ホンマ時計型)とサビサビのファイヤグリル
それ以外の要素は、多分に好みの問題だと思います(笑)
ともあれ、どんな種類の薪ストーブでも、気に入って使えば、それが「最高のストーブ」です。
今から5年前の2015年。
当時はオープンカーで夫婦でキャンプをしていたのもあり「薪ストーブキャンプ」は車を乗り換え無いと不可能な遊び方だと思っていました。(当時は大きな薪ストーブが主流でした)
ところが、その年の11月に、ふらっと訪れたマイクスのイベントで出会ったのが、ホリデーロードの「Fbストーブ」だったのです。
その圧倒的にコンパクトになる仕様(特に3メートルの煙突でも1つに巻いて仕舞える巻き煙突)と大きな「耐熱ガラス」に惚れ込み、その場で即決して購入し、その冬から薪ストーブを始めました。
それ以降、10月下旬から11月上旬から薪ストーブをスタートし、3月下旬までの「約5ヶ月間」、ほぼ薪ストーブキャンプを続けています。
そのため、私たちの薪ストーブキャンプは、通算で60回、70泊を越えました。
そこまでやると、薪ストーブがあまりにも当たり前になり、現在は、キャンプレポートでわざわざ触れる事も少なくなっています(笑)
ただそれは、薪ストーブが持つ「ワクワク感」や「非日常感」が無くなったと言うわけではありません。
むしろ、その回数からも解るように、今の私たちには、Fbストーブ無しでの冬キャンプが考えられなくなっているだけなのです。
私たちは、この薪ストーブキャンプが「最高に楽しいキャンプ」の1つだと思っています。
ですので、この楽しさを知り、それを共に共有できる仲間が1人でも増える事を願っています。
ということで、理解して使えば、安全で素晴らしい薪ストーブ。
皆さんもこの冬、それを使って「薪ストーブキャンプ」を始めてみては如何でしょうか?
そこには、今までのキャンプでは味わえなかった、圧倒的な「非日常」が待っています。
おわり。。。。。
薪ストーブ関連の詳しい記事はこちら
2019/01/29
ホリデーロードの「Fbストーブ」についての記事のまとめです。本体の性能や、扱い方、テントでの使い方などです。Fbストーブ(NEO)の紹介記事ホリデーロードの「Fbストーブ」を紹介した記事です。最後の記事以外は、旧型の「FbストーブS50」での説明ですが、新型と旧型の違いは、「燃焼室の大きさ…
コメント
素晴らしいレポート有難うございます!FBストーブの火の粉が心配です。トルトュは結構穴だらけなのですか?よろしくお願いします!
キャンパーさん。こんにちは。
横引きでインストールするトルテュproは5シーズン使っていますがノーダメージです。
でもストレート出入れたバランゲルキャンプは、数カ所、1mm以下ですが穴を空けました。
「ストレートの方が引きが強い」というのはそのことです。
その対策として、本体の中子の上に、「ステンレスの金網(開目4.5mm)」を入れました。(スチールの金網だと数回で焼き切れます)
入れ方は、本体後部の6本の蝶ネジを外すと、裏蓋が外れるので、そこに適当な大きさにカットした網を入れるだけです。(ステンレスのメッシュはニッパで切ろうとすると刃が欠けるので、金切のこぎりを使った方が安全です)
それ以降は、どちらの使い方でも、火の粉のダメージを受けたことはありません。
横引きでインストールするトルテュproは5シーズン使っていますがノーダメージです。
でもストレート出入れたバランゲルキャンプは、数カ所、1mm以下ですが穴を空けました。
「ストレートの方が引きが強い」というのはそのことです。
その対策として、本体の中子の上に、「ステンレスの金網(開目4.5mm)」を入れました。(スチールの金網だと数回で焼き切れます)
入れ方は、本体後部の6本の蝶ネジを外すと、裏蓋が外れるので、そこに適当な大きさにカットした網を入れるだけです。(ステンレスのメッシュはニッパで切ろうとすると刃が欠けるので、金切のこぎりを使った方が安全です)
それ以降は、どちらの使い方でも、火の粉のダメージを受けたことはありません。
こんばんは。楽しみにしてました!
「ズブズブの関係」に吹いてしまいましたが、薪ストーブは素敵だけどそもそもどんなもん?、がいまいちピンときてなかった我が家にぴったりの記事でとってもとってもわかりやすかったです!
我が家は、今季は調査をじっくりしてー、、、て思ってますが、最近薪ストーブの話題ばっかり夫婦で話してるので、今、沼のほとりで、ダイブ手前という感じです。
収納されてる姿を見ると、Fbストーブやっぱりいいですねえ、、、
「ズブズブの関係」に吹いてしまいましたが、薪ストーブは素敵だけどそもそもどんなもん?、がいまいちピンときてなかった我が家にぴったりの記事でとってもとってもわかりやすかったです!
我が家は、今季は調査をじっくりしてー、、、て思ってますが、最近薪ストーブの話題ばっかり夫婦で話してるので、今、沼のほとりで、ダイブ手前という感じです。
収納されてる姿を見ると、Fbストーブやっぱりいいですねえ、、、
あ〜、やっぱり大きなガラス窓が側面に付いてるのが欲しくなる仕組みだったのですね(爆)
しかし、懐かしい記事引っ張り出して来ましたね
これ読んで家に金切バサミがあることを思い出しました(笑)
しかし、懐かしい記事引っ張り出して来ましたね
これ読んで家に金切バサミがあることを思い出しました(笑)
おはようございます。
こちらは大きな両面窓仕様にしたいなと思いつつ、4シーズン目に突入です(笑)
今回の記事は薪スト沼にはまりたい人にとって、めちゃくちゃ参考になりますね!
火の粉対策とかを書いているブログってあんまりないと思います。穴開けちゃうとショックですからね〜
ちなみに、私もステンレス金網を入れてますが、ニッパーを使ったら見事に歯欠けしてしまいました(笑)
こちらは大きな両面窓仕様にしたいなと思いつつ、4シーズン目に突入です(笑)
今回の記事は薪スト沼にはまりたい人にとって、めちゃくちゃ参考になりますね!
火の粉対策とかを書いているブログってあんまりないと思います。穴開けちゃうとショックですからね〜
ちなみに、私もステンレス金網を入れてますが、ニッパーを使ったら見事に歯欠けしてしまいました(笑)
マトリョーシカさん。こんにちは。
幕内の暖房は、ボトムの有無でも大きく変わります(無いと隙間風で結構冷たいです)
その点、タケノコテントだとFbストーブ・NEOだけでも十分温められると思います。
仕様を見ると、サイドベンチレーターが開閉できるようなので、そこから煙突が出せそうですね。
幕内の暖房は、ボトムの有無でも大きく変わります(無いと隙間風で結構冷たいです)
その点、タケノコテントだとFbストーブ・NEOだけでも十分温められると思います。
仕様を見ると、サイドベンチレーターが開閉できるようなので、そこから煙突が出せそうですね。
しくさん。こんにちは。
そうそう。耐熱ガラスが欲しくなる仕組みにしました(笑)
でも、今回の記事を書くのに、久々に薪ストーブを調べたら、殆どのメーカーが「ステンレス+耐熱ガラス」になっていました。
なにせ、あのホンマ制作所の時計型すら、今は「3面ガラス仕様」ですよ(笑)
時代は完全に変わりましたね。
そうそう。耐熱ガラスが欲しくなる仕組みにしました(笑)
でも、今回の記事を書くのに、久々に薪ストーブを調べたら、殆どのメーカーが「ステンレス+耐熱ガラス」になっていました。
なにせ、あのホンマ制作所の時計型すら、今は「3面ガラス仕様」ですよ(笑)
時代は完全に変わりましたね。
Egnathさん。こんにちは。
Fbストーブの火の粉対策は、ステンレス金網でファイナルアンサーですね。
アレを入れてから火の粉の問題は無くなりました。
でもニッパーはそもそも私がやらかしてるので、そこも伝えておけば良かったですね。。。
後から聞いたら、ステンレスはハサミで切るのが難しい素材なんだそうです(笑)
Fbストーブの火の粉対策は、ステンレス金網でファイナルアンサーですね。
アレを入れてから火の粉の問題は無くなりました。
でもニッパーはそもそも私がやらかしてるので、そこも伝えておけば良かったですね。。。
後から聞いたら、ステンレスはハサミで切るのが難しい素材なんだそうです(笑)
こんにちは!
大きくかさ張る、総重量20kg以上の鉄製薪ストーブを運用し、外0度、幕内30度を楽しみ、気付いたら一晩で4束以上の薪を消費し、サイト代より薪代の方が高く付いている者です(笑)
薪ストーブの知識がほぼない頃、キャンプで薪ストーブを使うってことは「でっかいテントにでっかい薪ストーブ」こんな感覚だったこともあり現在に至ります。
もちろんこれはこれで「超」が付く快適空間となるのですが、ここだけの話し1泊のキャンプだとかなりキツイ・・・(ええ、自爆です)
よって1泊でも気軽に使えてコンパクトな薪ストーブがあるとイイんだけどな~
あ!ここにあった!「Fbストーブ・NEO」
現在こんな心境です・・・
大きくかさ張る、総重量20kg以上の鉄製薪ストーブを運用し、外0度、幕内30度を楽しみ、気付いたら一晩で4束以上の薪を消費し、サイト代より薪代の方が高く付いている者です(笑)
薪ストーブの知識がほぼない頃、キャンプで薪ストーブを使うってことは「でっかいテントにでっかい薪ストーブ」こんな感覚だったこともあり現在に至ります。
もちろんこれはこれで「超」が付く快適空間となるのですが、ここだけの話し1泊のキャンプだとかなりキツイ・・・(ええ、自爆です)
よって1泊でも気軽に使えてコンパクトな薪ストーブがあるとイイんだけどな~
あ!ここにあった!「Fbストーブ・NEO」
現在こんな心境です・・・
Kei2017さん。こんにちは。
でっかいテントにでっかい薪ストーブは、憧れのスタイルですね。
でも実際やるとかなり体力が必要です(笑)
Fbストーブ・NEOは、煙突の組立てなどに一手間かかるので、「気軽さ」より「積載性」のウェイトが強いストーブです。
もし、検討するなら、横浜のmyXの別製で、煙突の接続部分が改良されている「G-tove煙突仕様」が良いと思います。
これなら、パイプ煙突を継ぐだけで、すぐ使えるので便利です。
でっかいテントにでっかい薪ストーブは、憧れのスタイルですね。
でも実際やるとかなり体力が必要です(笑)
Fbストーブ・NEOは、煙突の組立てなどに一手間かかるので、「気軽さ」より「積載性」のウェイトが強いストーブです。
もし、検討するなら、横浜のmyXの別製で、煙突の接続部分が改良されている「G-tove煙突仕様」が良いと思います。
これなら、パイプ煙突を継ぐだけで、すぐ使えるので便利です。