薪ストキャンプ! ホリデーロード「Fbストーブ」その2(機能性)
Oct 5 , 2016
こんにちは。Kです。
薪ストーブ「Fb.ストーブ」のその2です。
前回の記事
アウトドア用の薪ストーブといえば、
新保製作所やホンマ制作所の「薪ストーブ」
小川の「ちびストーブ」
海外製の「フロンティアストーブ」
もっとキャンプに特化している商品としては、
テンマクの「iron-stove」
笑’sの「焚き火の箱」
などです。
それぞれ本体が組立式でコンパクトになったり、部品を本体内にしまえたりと工夫されています。
材質に注目すると「スチール(鉄)」と「ステンレス」に分かれます。
「暖房効率」だけを重視すると「ステンレス」より「スチール」の方が赤外線がより出るので暖かいです。
しかし、鉄は「重い」ので運搬が大変ですし「錆び」ますので、重量やメンテナンスの事まで考えるとキャンプ用のストーブとしては「ステンレス」の方が良いと思います。(暖房効率も後述する耐熱ガラスを使うと解決します)
Fbストーブはステンレス製です。私たちの「Fb.ストーブ S 50」は、本体重量で「4.7kg」です。
あとで説明する周辺パーツを合わせても「6kg」を超える事は無いと思います。
色々な薪ストーブ。屋外で使う分にはどのストーブでも良いと思いますが、テント入れるとなると、考えなければならない点が出てきます。
それが「煙突の延長」です。
標準で2メートル以上の煙突があればほぼ問題ないですが、大抵の場合、テントに合わせた「延長煙突」が必要になります。
通常、このパーツが本体以上の積載量が必要となり、オートキャンプでの障害となります。
特に、私たちはプジョーの308ccという「オープンカー」でフルスペックのオートキャンプをしてます。(バカですね・・・)
ですので、「薪ストーブ」に関しては、「車を買い換えたら考えたいなぁ」くらいに思っていました。
しかし「Fb.ストーブ」に出会い、これなら行けると思いました(そして出来ました)
私たちが「Fb.ストーブ」の購入を決めたのは何より「積載性」特に「煙突の収納性」など、周辺パーツを含めた「積載性」です。
●Fb.ストーブの煙突の構造
一般的な薪ストーブと違い、「Fb.ストーブ」の煙突はステンレスのバネ材の「板」です。
※ホリデーロードHPより
この板を丸めて・・・
※ホリデーロードHPより
ワイヤで止めて煙突にして使います。
※途中に見えるのがワイヤーで、これを外すと板に戻ります。
このタイプの煙突の利点は、煙突が何本あろうと、板を重ねて巻き取れば1個の小さな筒になることです。
私たちは煙突を横出ししているので、横1メートル、縦2メートルと都合3メートル分の煙突を使用しています。
Fb.ストーブはそれら追加パーツを含めて全て本体内に収納できます。
また、煙突を開く事が出来るので「掃除」も楽です。
撤収時は煙突を開いて水洗い。もしくはタワシでゴシゴシすれば煤は落ちます。
長い煙突の煤掃除は大変だと聞くので、この点はとても良いと思います。
このタイプの煙突で気になるのは「丸めてるだけ」なので煙突の隙間からの「煙漏れ」です。
しかし、素材がバネ材なので外側に開こうとする力があること、また、煙突内は空気の流れがあるので、いままでに煙が「横漏れ」した事は全くありません。
縦方向はもちろん、ストーブに近い横引きの煙突からも「煙漏れは」無いです。
●収納性
Fb.ストーブの本体はネジを外せばばらせますが、基本的に本体は畳めません。
しかし、先ほど言った煙突を含めてすべてのパーツが本体内に収納出来ますし、「煙突の横引き」をするための「追加のパーツ」のほとんども、同じ本体内に収納出来ます。
実際、幕よけの板以外はこのようにボストンバッグ1個に入れて持って行ってます。
※本体内に入っていないのは、横引き用のエルボー2つと、煙突を支えるパーツです。
冬キャンは、防寒着や厚いシュラフなど積載が厳しくなりがちですが、ボストンバッグ1個に収納出来る積載性はかなり助かります。
(実際、石油ストーブよりコンパクトです)
実際使ってみて、とても良いと思う「Fb.ストーブ」の優れている点です。
●火力調節機能。
通常のアウトドア用の薪ストーブは薪をくべて燃やすだけなので、火力の調節は薪の量で調節します。
しかし、Fb.ストーブは前扉についている「吸気用の窓」と、本体と煙突の接続部分に「排気調節用のダンパー」の2カ所に火力調節ができるギミックがあります。
「吸気用の窓」は本体前面の蓋にあります。
燃え始めや燃焼が弱い時に全開にします。
燃焼が強すぎるときはここを閉めると新しい空気を少なくする事ができ、燃え方が弱まります。
しかし、本体横に空気孔が適度にあるので閉めたからと言って空気不足になる事はありません。
「排気ダンパー」は、本体と煙突の間にあります。
※ホリデーロードHPより
本体上にあるL字のパーツで調節します。
※ホリデーロードHPより
構造はこんな感じで丸い蓋を回転させて開け閉めをします。
「排気ダンパー」は煙突の開閉をコントロールするので、燃焼の仕方が大きく変わります。
このダンパーを全閉にするとストーブの煙突が完全に閉まるので、本体から煙が吹き出します(笑)
ただ、開閉具合を上手く調節すると、ちょうど良い燃焼具合が得られます。
●中子パーツ
薪ストーブ選びの際、あまり話第にならないパーツとして「中子」があります。
※ホリデーロードHPより
煙突を外すと見える「中子パーツ」Fb.ストーブはパンチ材でできてます。
これは、燃焼室と煙突の間に入るパーツで、煙突内に生の炎が入るのを防ぎ、燃焼室の燃焼性を安定させる、意外と重要なパーツです。
また、中子に火の粉が当たり粉砕するので、大きな火の粉が煙突から出て、テントやタープにダメージを与えるのを軽減します(無くなるわけではないです)
ただ、中子が無くても薪は燃えるので、ほとんどのメーカーは元々無いか、オプションパーツ扱いとなってます。(笑’sだとオプションの「バッファープレート」がだいたい同じ機能の部品だと思います)
Fb.ストーブはこの「中子パーツ」が標準で付いていますので、良く燃えて、火の粉が少ない燃焼をします。
●耐熱ガラス
暖房機器としてみれば、簡単便利な「石油ストーブ」の方が有利です。
しかし「薪ストーブ」をやるなら「焚き火が燃える炎」を眺めたいです。
「Fb.ストーブ」はオプションの「大型の耐熱ガラス」があるので、炎を眺めながら、テント内でキャンプができます。
これをはじめたら「薪ストーブ」を止められなくなります(笑)
また、ガラスは炎が見えるだけでなく、ガラス面から焚き火の「赤外線」が出るので、周辺が段違いで暖かくなり、暖房効率が上がります。
Fb.ストーブの耐熱ガラスは高いので、最初は片面だけいれましたが、具合がとても良いので、すぐにもう片面もガラスにしてもらいました。
佐野さんの話では、通常の耐熱ガラスより丈夫だけど高価な素材を使っているそうです。
普通の耐熱ガラスだと急な温度変化で割れる事があるので、水などはかけられませんが、Fb.ストーブのガラスは冷水をガンガンかけても大丈夫だそうです。
実際、ホリデーロードのHPには水をかけたテスト動画があります。
ホリデーロードのHPより
ですので、ガラスをいれてもストーブ上で鍋をかけても心配ありません。
私たちは薪ストーブを使う際は常にケトルでお湯を沸かしています。お湯割りを呑むのに使うのはもちろんですが、幕内が適度な湿度に保たれます。
次回は私たちが実際にスノーピークの「トルテュPro.」に入れている方法を記事にします。(あと2回くらいです)
楽天ショップ
ホリデーロード Fb.ストーブ・NEO(片面ガラス)
amazon
HOLIDAY ROAD ホリデーロード Fb.ストーブ・NEO(片面ガラス)
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薪ストーブ「Fb.ストーブ」のその2です。
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2016/10/04
アウトドア用の薪ストーブといえば、
新保製作所やホンマ制作所の「薪ストーブ」
小川の「ちびストーブ」
海外製の「フロンティアストーブ」
もっとキャンプに特化している商品としては、
テンマクの「iron-stove」
笑’sの「焚き火の箱」
などです。
それぞれ本体が組立式でコンパクトになったり、部品を本体内にしまえたりと工夫されています。
材質に注目すると「スチール(鉄)」と「ステンレス」に分かれます。
「暖房効率」だけを重視すると「ステンレス」より「スチール」の方が赤外線がより出るので暖かいです。
しかし、鉄は「重い」ので運搬が大変ですし「錆び」ますので、重量やメンテナンスの事まで考えるとキャンプ用のストーブとしては「ステンレス」の方が良いと思います。(暖房効率も後述する耐熱ガラスを使うと解決します)
Fbストーブはステンレス製です。私たちの「Fb.ストーブ S 50」は、本体重量で「4.7kg」です。
あとで説明する周辺パーツを合わせても「6kg」を超える事は無いと思います。
色々な薪ストーブ。屋外で使う分にはどのストーブでも良いと思いますが、テント入れるとなると、考えなければならない点が出てきます。
それが「煙突の延長」です。
標準で2メートル以上の煙突があればほぼ問題ないですが、大抵の場合、テントに合わせた「延長煙突」が必要になります。
通常、このパーツが本体以上の積載量が必要となり、オートキャンプでの障害となります。
特に、私たちはプジョーの308ccという「オープンカー」でフルスペックのオートキャンプをしてます。(バカですね・・・)
ですので、「薪ストーブ」に関しては、「車を買い換えたら考えたいなぁ」くらいに思っていました。
しかし「Fb.ストーブ」に出会い、これなら行けると思いました(そして出来ました)
私たちが「Fb.ストーブ」の購入を決めたのは何より「積載性」特に「煙突の収納性」など、周辺パーツを含めた「積載性」です。
●Fb.ストーブの煙突の構造
一般的な薪ストーブと違い、「Fb.ストーブ」の煙突はステンレスのバネ材の「板」です。
※ホリデーロードHPより
この板を丸めて・・・
※ホリデーロードHPより
ワイヤで止めて煙突にして使います。
※途中に見えるのがワイヤーで、これを外すと板に戻ります。
このタイプの煙突の利点は、煙突が何本あろうと、板を重ねて巻き取れば1個の小さな筒になることです。
私たちは煙突を横出ししているので、横1メートル、縦2メートルと都合3メートル分の煙突を使用しています。
Fb.ストーブはそれら追加パーツを含めて全て本体内に収納できます。
また、煙突を開く事が出来るので「掃除」も楽です。
撤収時は煙突を開いて水洗い。もしくはタワシでゴシゴシすれば煤は落ちます。
長い煙突の煤掃除は大変だと聞くので、この点はとても良いと思います。
このタイプの煙突で気になるのは「丸めてるだけ」なので煙突の隙間からの「煙漏れ」です。
しかし、素材がバネ材なので外側に開こうとする力があること、また、煙突内は空気の流れがあるので、いままでに煙が「横漏れ」した事は全くありません。
縦方向はもちろん、ストーブに近い横引きの煙突からも「煙漏れは」無いです。
●収納性
Fb.ストーブの本体はネジを外せばばらせますが、基本的に本体は畳めません。
しかし、先ほど言った煙突を含めてすべてのパーツが本体内に収納出来ますし、「煙突の横引き」をするための「追加のパーツ」のほとんども、同じ本体内に収納出来ます。
実際、幕よけの板以外はこのようにボストンバッグ1個に入れて持って行ってます。
※本体内に入っていないのは、横引き用のエルボー2つと、煙突を支えるパーツです。
冬キャンは、防寒着や厚いシュラフなど積載が厳しくなりがちですが、ボストンバッグ1個に収納出来る積載性はかなり助かります。
(実際、石油ストーブよりコンパクトです)
実際使ってみて、とても良いと思う「Fb.ストーブ」の優れている点です。
●火力調節機能。
通常のアウトドア用の薪ストーブは薪をくべて燃やすだけなので、火力の調節は薪の量で調節します。
しかし、Fb.ストーブは前扉についている「吸気用の窓」と、本体と煙突の接続部分に「排気調節用のダンパー」の2カ所に火力調節ができるギミックがあります。
「吸気用の窓」は本体前面の蓋にあります。
燃え始めや燃焼が弱い時に全開にします。
燃焼が強すぎるときはここを閉めると新しい空気を少なくする事ができ、燃え方が弱まります。
しかし、本体横に空気孔が適度にあるので閉めたからと言って空気不足になる事はありません。
「排気ダンパー」は、本体と煙突の間にあります。
※ホリデーロードHPより
本体上にあるL字のパーツで調節します。
※ホリデーロードHPより
構造はこんな感じで丸い蓋を回転させて開け閉めをします。
「排気ダンパー」は煙突の開閉をコントロールするので、燃焼の仕方が大きく変わります。
このダンパーを全閉にするとストーブの煙突が完全に閉まるので、本体から煙が吹き出します(笑)
ただ、開閉具合を上手く調節すると、ちょうど良い燃焼具合が得られます。
●中子パーツ
薪ストーブ選びの際、あまり話第にならないパーツとして「中子」があります。
※ホリデーロードHPより
煙突を外すと見える「中子パーツ」Fb.ストーブはパンチ材でできてます。
これは、燃焼室と煙突の間に入るパーツで、煙突内に生の炎が入るのを防ぎ、燃焼室の燃焼性を安定させる、意外と重要なパーツです。
また、中子に火の粉が当たり粉砕するので、大きな火の粉が煙突から出て、テントやタープにダメージを与えるのを軽減します(無くなるわけではないです)
ただ、中子が無くても薪は燃えるので、ほとんどのメーカーは元々無いか、オプションパーツ扱いとなってます。(笑’sだとオプションの「バッファープレート」がだいたい同じ機能の部品だと思います)
Fb.ストーブはこの「中子パーツ」が標準で付いていますので、良く燃えて、火の粉が少ない燃焼をします。
●耐熱ガラス
暖房機器としてみれば、簡単便利な「石油ストーブ」の方が有利です。
しかし「薪ストーブ」をやるなら「焚き火が燃える炎」を眺めたいです。
「Fb.ストーブ」はオプションの「大型の耐熱ガラス」があるので、炎を眺めながら、テント内でキャンプができます。
これをはじめたら「薪ストーブ」を止められなくなります(笑)
また、ガラスは炎が見えるだけでなく、ガラス面から焚き火の「赤外線」が出るので、周辺が段違いで暖かくなり、暖房効率が上がります。
Fb.ストーブの耐熱ガラスは高いので、最初は片面だけいれましたが、具合がとても良いので、すぐにもう片面もガラスにしてもらいました。
佐野さんの話では、通常の耐熱ガラスより丈夫だけど高価な素材を使っているそうです。
普通の耐熱ガラスだと急な温度変化で割れる事があるので、水などはかけられませんが、Fb.ストーブのガラスは冷水をガンガンかけても大丈夫だそうです。
実際、ホリデーロードのHPには水をかけたテスト動画があります。
ホリデーロードのHPより
ですので、ガラスをいれてもストーブ上で鍋をかけても心配ありません。
私たちは薪ストーブを使う際は常にケトルでお湯を沸かしています。お湯割りを呑むのに使うのはもちろんですが、幕内が適度な湿度に保たれます。
次回は私たちが実際にスノーピークの「トルテュPro.」に入れている方法を記事にします。(あと2回くらいです)
楽天ショップ
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2016/10/06
コメント
初めまして!
Fb.ストーブ。初めて見ました。
薪ストーブ考えていたので、これ欲しいかも。。。かっこいい!
プジョーでキャンプってすごいですね。
記事の続き楽しみにしてます!
Fb.ストーブ。初めて見ました。
薪ストーブ考えていたので、これ欲しいかも。。。かっこいい!
プジョーでキャンプってすごいですね。
記事の続き楽しみにしてます!
こんにちは。
Fb.ストーブ、いいですね~!
今まで、積載などの関係から薪ストーブは考えたことがなかったんですが、これなら積載も何とかなりそうですね。
いま、新幕でコットン幕の購入を考えていますので、薪ストの導入も検討していきたいと思います。
あと2回、楽しみにしています!
Fb.ストーブ、いいですね~!
今まで、積載などの関係から薪ストーブは考えたことがなかったんですが、これなら積載も何とかなりそうですね。
いま、新幕でコットン幕の購入を考えていますので、薪ストの導入も検討していきたいと思います。
あと2回、楽しみにしています!
isaisa13さん
はじめまして。Fb.ストーブいいですよ〜。
関東にお住まいであれば、今月オープンした「イルビフ」という三郷の焚き火専門のお店に現物が置いてあります。
確か、3台入れて、1台売れたらしいので、まだ2台はあると思います。
今度はテントへの入れ方を紹介しますので、是非遊びに来てください。
はじめまして。Fb.ストーブいいですよ〜。
関東にお住まいであれば、今月オープンした「イルビフ」という三郷の焚き火専門のお店に現物が置いてあります。
確か、3台入れて、1台売れたらしいので、まだ2台はあると思います。
今度はテントへの入れ方を紹介しますので、是非遊びに来てください。
あつゆきさん。
Fb.ストーブ、あまり知られていないストーブですが、とても良いストーブです。
新しいコットン幕って例のベルテントですか?(すみません。ブログ読ませて貰いましたが、コットン幕は使った事が無いのでコメント出来ませんでした・・・)
amazonの写真を見る限り、立ち上がりの部分に標準で煙突用の穴があるように見えますね。
と言う事は、あとは薪ストーブを買うだけですね(笑)
Fb.ストーブ、あまり知られていないストーブですが、とても良いストーブです。
新しいコットン幕って例のベルテントですか?(すみません。ブログ読ませて貰いましたが、コットン幕は使った事が無いのでコメント出来ませんでした・・・)
amazonの写真を見る限り、立ち上がりの部分に標準で煙突用の穴があるように見えますね。
と言う事は、あとは薪ストーブを買うだけですね(笑)