目くるめくデジカメの世界⑦ ~レンズとワインと明るさ~
Feb 13 , 2017
こんにちは。Kです。
週末は千葉の「森のまきばオートキャンプ場」へ行ってきました。
のんびり楽しいキャンプでした。
キャンプレポをアップしようと思っていましたが、不覚にも昨夜は寝てしまいまだ記事にしていません。。。
と言うことで、今日は先にストック記事の中から「カメラの記事」をアップします。
「目くるめくデジカメの世界」の7回目です。
デジタルカメラの良さ、写真の楽しさを伝えようと始めたシリーズも7回目を迎えました。
普通この手の記事を書くなら「こんなカメラが良いですよ!」という情報を盛り込むべきですよね。
「そう言う情報が少ないかな?」
と言うことは自分でも薄々気がついてたので、改めて自分でこのシリーズを読み返してみました。
あれですね。少ないどころか「皆無」でした・・・・。
まあ、「カメラの話」は他の人に譲るとして、ここでは開き直って、前回からの続き「絵を作る要素」となる「絞りとF値」の話をしていきたいと思います。
前回の記事
写真の記事、とても濃い内容が続いているので、今回は結論から言うと「明るいレンズは正義」という内容です。

『もっと光を!』というのは偉大な哲学者、ゲーテがカメラについて語った最後の言葉だと記憶しますが、まさにカメラの世界は「光の世界」です。
そして、カメラの中で直接「光の量」を担当するのは「レンズ」ですから、「レンズ」の良し悪しが、写真の良し悪しに直結するのも頷けます。
「ワインとレンズは高ければ高いほど良い」
と言うのは私の師匠の格言ですが、それだけでは何の事だかよく解りません。
カメラのレンズは、特殊で高価なレンズもありますが、一般的にレンズに必ず表記のある「F値(開放F値)」が小さい「明るいレンズ」ほど高価になります。
では、なぜ大枚を叩いてまで、フォトグラファーは「明るいレンズ」を求めるのでしょうか?
「被写界深度」とは「ピントが合って見える距離(範囲)」の事です。
これが狭いと、ピント位置より前後にある物はピントがボケた状態になります。

※丁度良いポートレートが無かったので。。。 実家にいる、十兵衛というデブ猫です。
絞りを使った「被写界深度」のイメージはこんな感じです。

絞りを絞ると、焦点前後の幅は狭くなり「見た目上」ピントが合って見えます。
逆にこの幅が広いと、焦点前後の角度がつくので「ピントが合っていない範囲」が広がります。
「被写界深度」を細かく説明すると本が1冊書けてしまいますが、被写界深度の幅は、以上のように完全に光学的な話になります。
つまり、どのくらいボケるのかは、「カメラ」と「レンズ」の構成で決定してしまうのです。
カメラ側は「受光面(センサー)」の大きさに依存します。
一眼レフの場合なら、35mmフルサイズの方が、APS-Cサイズよりも「被写界深度」を浅くとる事がでるので、よりボケた感じの写真を撮ることが可能です。
逆に言えば、スマホのカメラや、コンデジなどは「センサーサイズ」が「極小」なので、「被写界深度」がとても深く、全てにピントがあったように見えてしまいます。
レンズ側は「F値」に依存するので「F値」が小さい明るいレンズほど「被写界深度」が浅くなります。
ですので、ボケをつかった写真を撮りたい場合は、可能な限り明るいレンズをチョイスする必要があります。
しかし、レンズのF値は「焦点距離」を「有効口径」で割った数値です。
つまり、「有効口径」が大きくないと明るいレンズになりません。
「有効口径」とは乱暴に言えば「レンズの直径」です。
もし、カメラのレンズが1枚のレンズで出来ているなら、明るいレンズほど、直径の大きなレンズになります。
実際のカメラは複数のレンズを組み合わせて作られているので、直径が巨大なレンズはそれほどありませんが、明るくするには性能の良い「レンズ」が沢山必要だと言うことになります。
そのため、どのカメラでも明るいレンズほど「値段が高く」なる傾向にあります。
逆に言えば、暗いレンズでよければ「安く」作ることができるのです。
そしてレンズに付いている「絞り」はその「F値」を変化させる役割を担います。
絞りはレンズの開放側から、レンズ系を小さくするように働きます。
第5回で説明しましたが、レンズの絞りはこういう形になっています。

これが絞りを絞っていない開放状態です。
このときのレンズの明るさが「開放F値」となり、そのレンズの限界の明るさとなります。

これが絞った状態です。絞り羽根という羽がレンズを覆っています。
先ほど言ったように「レンズの直径」が小さくなり、F値があがって「被写界深度」が深くなります。
と言うことで、「明るいレンズ」は「絞り込む」事で「暗いレンズ」になりますが、「暗いレンズ」はどうあがいても「明るいレンズ」にはなりません。
フォトグラファーが「カメラを質に入れてでも明るいレンズが欲しい」というのは、そのためなのです。(表現は誇張してます)
もし、これからレンズの購入を考えているのであれば、レンズのスペックにある「F値」に注目してみましょう。
「明るいレンズ」はその対価を払うだけ価値がある「写真の表現の幅」を与えてくれるのです。
一眼レフの場合、「絞り」の状態は普通にファインダーを覗いていると確認する事ができません。
それは、シャッターを切るまで「絞り」が動かないからです。
しかし、機種にもよりますが「絞り込みボタン」を押すことで、ファインダー上で絞りの状態を確認することが出来ます。

キヤノンの一眼レフは通常、レンズの右側に付いています。これを押すと「絞り羽根」が閉じるので絞りによるピントの具合をみることが出来ます。
逆に「開放」によるボケ具合もファインダーには制限があります。
これも機種によってしまいますが、通常は「F2.8」より明るい「F値」のボケ具合はファインダー上では確認できません。
「フォーカシングスクリーン」という物を交換するとみることが出来る場合もありますが、その代わり、ファインダーが暗くなってしまいます。
ですので、F2.8以下のレンズでピントを合わせる場合は、ピントの位置に細心の注意が必要です。
次の記事はこちら
週末は千葉の「森のまきばオートキャンプ場」へ行ってきました。
のんびり楽しいキャンプでした。
キャンプレポをアップしようと思っていましたが、不覚にも昨夜は寝てしまいまだ記事にしていません。。。
と言うことで、今日は先にストック記事の中から「カメラの記事」をアップします。
「目くるめくデジカメの世界」の7回目です。
目くるめくデジカメの世界⑦ ~レンズとワインと明るさ~
デジタルカメラの良さ、写真の楽しさを伝えようと始めたシリーズも7回目を迎えました。
普通この手の記事を書くなら「こんなカメラが良いですよ!」という情報を盛り込むべきですよね。
「そう言う情報が少ないかな?」
と言うことは自分でも薄々気がついてたので、改めて自分でこのシリーズを読み返してみました。
あれですね。少ないどころか「皆無」でした・・・・。
まあ、「カメラの話」は他の人に譲るとして、ここでは開き直って、前回からの続き「絵を作る要素」となる「絞りとF値」の話をしていきたいと思います。
前回の記事
2017/01/30
写真の記事、とても濃い内容が続いているので、今回は結論から言うと「明るいレンズは正義」という内容です。

明るいレンズの功罪
『もっと光を!』というのは偉大な哲学者、ゲーテがカメラについて語った最後の言葉だと記憶しますが、まさにカメラの世界は「光の世界」です。
そして、カメラの中で直接「光の量」を担当するのは「レンズ」ですから、「レンズ」の良し悪しが、写真の良し悪しに直結するのも頷けます。
「ワインとレンズは高ければ高いほど良い」
と言うのは私の師匠の格言ですが、それだけでは何の事だかよく解りません。
カメラのレンズは、特殊で高価なレンズもありますが、一般的にレンズに必ず表記のある「F値(開放F値)」が小さい「明るいレンズ」ほど高価になります。
では、なぜ大枚を叩いてまで、フォトグラファーは「明るいレンズ」を求めるのでしょうか?
「F値」の変化で変化する「被写界深度」
「被写界深度」とは「ピントが合って見える距離(範囲)」の事です。
これが狭いと、ピント位置より前後にある物はピントがボケた状態になります。

※丁度良いポートレートが無かったので。。。 実家にいる、十兵衛というデブ猫です。
絞りを使った「被写界深度」のイメージはこんな感じです。

絞りを絞ると、焦点前後の幅は狭くなり「見た目上」ピントが合って見えます。
逆にこの幅が広いと、焦点前後の角度がつくので「ピントが合っていない範囲」が広がります。
「被写界深度」を細かく説明すると本が1冊書けてしまいますが、被写界深度の幅は、以上のように完全に光学的な話になります。
つまり、どのくらいボケるのかは、「カメラ」と「レンズ」の構成で決定してしまうのです。
カメラ側は「受光面(センサー)」の大きさに依存します。
一眼レフの場合なら、35mmフルサイズの方が、APS-Cサイズよりも「被写界深度」を浅くとる事がでるので、よりボケた感じの写真を撮ることが可能です。
逆に言えば、スマホのカメラや、コンデジなどは「センサーサイズ」が「極小」なので、「被写界深度」がとても深く、全てにピントがあったように見えてしまいます。
レンズ側は「F値」に依存するので「F値」が小さい明るいレンズほど「被写界深度」が浅くなります。
ですので、ボケをつかった写真を撮りたい場合は、可能な限り明るいレンズをチョイスする必要があります。
しかし、レンズのF値は「焦点距離」を「有効口径」で割った数値です。
つまり、「有効口径」が大きくないと明るいレンズになりません。
「有効口径」とは乱暴に言えば「レンズの直径」です。
もし、カメラのレンズが1枚のレンズで出来ているなら、明るいレンズほど、直径の大きなレンズになります。
実際のカメラは複数のレンズを組み合わせて作られているので、直径が巨大なレンズはそれほどありませんが、明るくするには性能の良い「レンズ」が沢山必要だと言うことになります。
そのため、どのカメラでも明るいレンズほど「値段が高く」なる傾向にあります。
逆に言えば、暗いレンズでよければ「安く」作ることができるのです。
そしてレンズに付いている「絞り」はその「F値」を変化させる役割を担います。
絞りはレンズの開放側から、レンズ系を小さくするように働きます。
第5回で説明しましたが、レンズの絞りはこういう形になっています。

これが絞りを絞っていない開放状態です。
このときのレンズの明るさが「開放F値」となり、そのレンズの限界の明るさとなります。

これが絞った状態です。絞り羽根という羽がレンズを覆っています。
先ほど言ったように「レンズの直径」が小さくなり、F値があがって「被写界深度」が深くなります。
と言うことで、「明るいレンズ」は「絞り込む」事で「暗いレンズ」になりますが、「暗いレンズ」はどうあがいても「明るいレンズ」にはなりません。
フォトグラファーが「カメラを質に入れてでも明るいレンズが欲しい」というのは、そのためなのです。(表現は誇張してます)
もし、これからレンズの購入を考えているのであれば、レンズのスペックにある「F値」に注目してみましょう。
「明るいレンズ」はその対価を払うだけ価値がある「写真の表現の幅」を与えてくれるのです。
【おまけ】
一眼レフの場合、「絞り」の状態は普通にファインダーを覗いていると確認する事ができません。
それは、シャッターを切るまで「絞り」が動かないからです。
しかし、機種にもよりますが「絞り込みボタン」を押すことで、ファインダー上で絞りの状態を確認することが出来ます。

キヤノンの一眼レフは通常、レンズの右側に付いています。これを押すと「絞り羽根」が閉じるので絞りによるピントの具合をみることが出来ます。
逆に「開放」によるボケ具合もファインダーには制限があります。
これも機種によってしまいますが、通常は「F2.8」より明るい「F値」のボケ具合はファインダー上では確認できません。
「フォーカシングスクリーン」という物を交換するとみることが出来る場合もありますが、その代わり、ファインダーが暗くなってしまいます。
ですので、F2.8以下のレンズでピントを合わせる場合は、ピントの位置に細心の注意が必要です。
次の記事はこちら
2017/02/23
コメント
こんにちは、いつまでも一眼初心者のワタシには、とても為になるカメラ講座
ゆっくり読ませていただきますね、助かります
ゆっくり読ませていただきますね、助かります
fielderさん。こんにちは。
カメラシリーズ、読んで頂いてありがとうございます。
基礎的な事をくどくどと説明する内容で、読んでもすぐには上手くなりませんが、写真を撮る為に必要で大切な事を書いているつもりです。
不定期更新ですが、ちょっとづつ続けていく予定です。
カメラシリーズ、読んで頂いてありがとうございます。
基礎的な事をくどくどと説明する内容で、読んでもすぐには上手くなりませんが、写真を撮る為に必要で大切な事を書いているつもりです。
不定期更新ですが、ちょっとづつ続けていく予定です。
こんにちは〜
すごく良くわかりました〜
明るいレンズ必要ですね!笑
撒き餌レンズ逝っときます〜
このシリーズためになるし、わかりやすいので不定期更新楽しみにしています。
そしてあの黒いボタンはそういうためのものだったんですね〜(^O^)/あとで触ってみます。
すごく良くわかりました〜
明るいレンズ必要ですね!笑
撒き餌レンズ逝っときます〜
このシリーズためになるし、わかりやすいので不定期更新楽しみにしています。
そしてあの黒いボタンはそういうためのものだったんですね〜(^O^)/あとで触ってみます。
追伸 十兵衛可愛いですね!
いつも綺麗な写真を拝見して、関心をしております。
なかなか、kei さんのような綺麗な写真が撮れません。
レンズ沼 深くて怖いですよね。
はまらないように気を付けてはいますが・・・・
光の入れ方がなかなか上手くいきません。
難しいですね。 (+_+)
なかなか、kei さんのような綺麗な写真が撮れません。
レンズ沼 深くて怖いですよね。
はまらないように気を付けてはいますが・・・・
光の入れ方がなかなか上手くいきません。
難しいですね。 (+_+)
ぴのこさん。こんにちは。
明るい単玉レンズ、私は好きで必ず1つは入れてます(ミラーレス、1眼レフ、両方とも)
明るいレンズは楽しいですが、ピントがすごいシビアになるので難しいですよ。
でも、写真は面白くなるので是非試してみてください。
明るい単玉レンズ、私は好きで必ず1つは入れてます(ミラーレス、1眼レフ、両方とも)
明るいレンズは楽しいですが、ピントがすごいシビアになるので難しいですよ。
でも、写真は面白くなるので是非試してみてください。
こんにちは~
む、難しい。。。です。。。
暗いレンズでISOとシャッタースピードで調整ではダメなんでしょうか?
明るいレンズのメリット。。。被写界深度が浅い=ボケをつかった写真が撮りやすい。
ってことはボケを意識しない写真の場合はあまりメリットがない?
あと、遠くの物にもピントが合うのってどういう事なんでしょ(汗)
カメラのディスプレイでピントを合わせる時は近くの物は合ったり合わなかったり。。。
遠くの物は良く合う気がしますが被写界深度範囲外でもあうの?
か、書いてる方も何を言っているかよく分からなくなってきました(涙)
F値が小さい程良くボケるんですよね(涙)
いつもの如く質問になってしまいました(涙)
む、難しい。。。です。。。
暗いレンズでISOとシャッタースピードで調整ではダメなんでしょうか?
明るいレンズのメリット。。。被写界深度が浅い=ボケをつかった写真が撮りやすい。
ってことはボケを意識しない写真の場合はあまりメリットがない?
あと、遠くの物にもピントが合うのってどういう事なんでしょ(汗)
カメラのディスプレイでピントを合わせる時は近くの物は合ったり合わなかったり。。。
遠くの物は良く合う気がしますが被写界深度範囲外でもあうの?
か、書いてる方も何を言っているかよく分からなくなってきました(涙)
F値が小さい程良くボケるんですよね(涙)
いつもの如く質問になってしまいました(涙)
shorouさん。こんにちは。
今回は「明るいレンズの方が良い」というお話でしたが、写真全体で考えると、一部の要素に過ぎません。
言ってしまうと、どんなカメラ、どんなレンズでも良い写真は撮れます。
そこが、写真の面白い要素なんですよね。
今回は「明るいレンズの方が良い」というお話でしたが、写真全体で考えると、一部の要素に過ぎません。
言ってしまうと、どんなカメラ、どんなレンズでも良い写真は撮れます。
そこが、写真の面白い要素なんですよね。
taku-cさん。こんにちは〜。
む、難しかった。。。ですか。。。
>暗いレンズでISOとシャッタースピードで調整ではダメなんでしょうか?
明るいレンズのメリット。。。被写界深度が浅い=ボケをつかった写真が撮りやすい。
ってことはボケを意識しない写真の場合はあまりメリットがない?
明るいレンズのメリットは「被写界深度が浅い(ボケやすい)」のと「シャッタースピードを早く出来る」の2つだけが暗いレンズに比べたメリットです。
ただ、f2のレンズとf5.6のレンズは明るさで「3段」の違いがあります。これは、シャッタースピードだと「1/15」と「1/125」の違いとなり、ISOだと「800」と「6400」の違いです。
これを小さいと見るか、大きいと見るかで評価が分かれます(普通はそれは大きいのでメリットがあると考えます)
>遠くの物にもピントが合うのってどういう事なんでしょ(汗)
カメラのディスプレイでピントを合わせる時は近くの物は合ったり合わなかったり。。。
遠くの物は良く合う気がしますが被写界深度範囲外でもあうの?
上のレンズの図、焦点と書いてある所が被写体なので、これを右側にスライドさせたと考えてください(要するに遠方に合わせる)
図の縦軸がピントが合って見える範囲ですが、右にすればするほど、「被写界深度」の範囲が広がるのがイメージできますか?
つまり遠くの方を撮るとき、ピントが合うのは「被写界深度」の範囲外ではなく、「被写界深度」そのものが広がりすぎて全てにピントが合った状態になります。
これが「無限遠」というレンズの状態です。
ボケるのは、レンズの「無限遠」の距離より手前側に「被写体」がある時です。
その状態で、初めて、その前後がボケた状態になります。
つまりどんなに明るいレンズでも、遠い被写体はそもそもボケません。
「富士山の向こう側にある月をボカす」というのは例え富士山まで数キロで、月が38万キロの彼方であってまも、レンズの無限遠の外側の話ですので、両方ともピントが合ってしまうので出来ません。
>F値が小さい程良くボケるんですよね
そうですよ。ただし、無限遠より手前の被写体にピントを合わせた場合で、被写体が近いほど、ボケます。
む、難しかった。。。ですか。。。
>暗いレンズでISOとシャッタースピードで調整ではダメなんでしょうか?
明るいレンズのメリット。。。被写界深度が浅い=ボケをつかった写真が撮りやすい。
ってことはボケを意識しない写真の場合はあまりメリットがない?
明るいレンズのメリットは「被写界深度が浅い(ボケやすい)」のと「シャッタースピードを早く出来る」の2つだけが暗いレンズに比べたメリットです。
ただ、f2のレンズとf5.6のレンズは明るさで「3段」の違いがあります。これは、シャッタースピードだと「1/15」と「1/125」の違いとなり、ISOだと「800」と「6400」の違いです。
これを小さいと見るか、大きいと見るかで評価が分かれます(普通はそれは大きいのでメリットがあると考えます)
>遠くの物にもピントが合うのってどういう事なんでしょ(汗)
カメラのディスプレイでピントを合わせる時は近くの物は合ったり合わなかったり。。。
遠くの物は良く合う気がしますが被写界深度範囲外でもあうの?
上のレンズの図、焦点と書いてある所が被写体なので、これを右側にスライドさせたと考えてください(要するに遠方に合わせる)
図の縦軸がピントが合って見える範囲ですが、右にすればするほど、「被写界深度」の範囲が広がるのがイメージできますか?
つまり遠くの方を撮るとき、ピントが合うのは「被写界深度」の範囲外ではなく、「被写界深度」そのものが広がりすぎて全てにピントが合った状態になります。
これが「無限遠」というレンズの状態です。
ボケるのは、レンズの「無限遠」の距離より手前側に「被写体」がある時です。
その状態で、初めて、その前後がボケた状態になります。
つまりどんなに明るいレンズでも、遠い被写体はそもそもボケません。
「富士山の向こう側にある月をボカす」というのは例え富士山まで数キロで、月が38万キロの彼方であってまも、レンズの無限遠の外側の話ですので、両方ともピントが合ってしまうので出来ません。
>F値が小さい程良くボケるんですよね
そうですよ。ただし、無限遠より手前の被写体にピントを合わせた場合で、被写体が近いほど、ボケます。
こんばんわ~
回答ありがとう御座います~!
すいません、初心者で(汗)
なるほど、なるほどの内容ですね~
「無限遠」聞いた事はあったんですがこう言う事なんですね~
>明るいレンズのメリット
「3段」の違いが分からないんでしょうね。。。すいません。
自分のレンズ調べちゃいました。
15-45mm F3.5-6.3。。。明るいんですかね?!普通かな(汗)
なんか豚に真珠なのかな…(涙)
もっと勉強せねば(汗)
回答ありがとう御座います~!
すいません、初心者で(汗)
なるほど、なるほどの内容ですね~
「無限遠」聞いた事はあったんですがこう言う事なんですね~
>明るいレンズのメリット
「3段」の違いが分からないんでしょうね。。。すいません。
自分のレンズ調べちゃいました。
15-45mm F3.5-6.3。。。明るいんですかね?!普通かな(汗)
なんか豚に真珠なのかな…(涙)
もっと勉強せねば(汗)
こんばんわ。わざわざレンズを確認してもらって恐縮です。
15-45mm F3.5-6.3は普通の広角ズームレンズですよ。
15mmの広角側がF3.5、45mm側だとF6.3になるレンズで、明るさという意味では広角側は普通、標準側がやや暗いレンズです。
「レンズのメリット」とは単体のレンズの話ではなく「比較」の話です。
お持ちのレンズで「F2.0」で撮れる写真は逆立ちしても絶対に撮れませんが、「F2.0」のレンズは絞りを「F3.5」にすれば同じ写真が撮れます。
その差を「メリット」と呼んでいるので、仰るようにボケを気にしなければ、メリットがメリットになりません。
まして、写真は「ボケりゃいい」って事では無いですし、実際に私のブログの写真もボケを使って表現している写真はそこまで多くありません。
ただ、「ここぞと言うときにその表現が使えるか?」の差は、写真を突き詰めていくと必ず現れる差でもあります。
明るいレンズの良さは宇宙戦艦ヤマトの「波動砲」みたいなものなんです。
15-45mm F3.5-6.3は普通の広角ズームレンズですよ。
15mmの広角側がF3.5、45mm側だとF6.3になるレンズで、明るさという意味では広角側は普通、標準側がやや暗いレンズです。
「レンズのメリット」とは単体のレンズの話ではなく「比較」の話です。
お持ちのレンズで「F2.0」で撮れる写真は逆立ちしても絶対に撮れませんが、「F2.0」のレンズは絞りを「F3.5」にすれば同じ写真が撮れます。
その差を「メリット」と呼んでいるので、仰るようにボケを気にしなければ、メリットがメリットになりません。
まして、写真は「ボケりゃいい」って事では無いですし、実際に私のブログの写真もボケを使って表現している写真はそこまで多くありません。
ただ、「ここぞと言うときにその表現が使えるか?」の差は、写真を突き詰めていくと必ず現れる差でもあります。
明るいレンズの良さは宇宙戦艦ヤマトの「波動砲」みたいなものなんです。
記事も分かり易くて凄いなぁと思いましたが、コメント欄のやりとりも凄いなぁと思いました。ぜひこのシリーズ継続して下さい!
へりさん。おはようございます。
コメントだけで1本記事が書けそうですね(笑)
写真の仕事を20年近くやっているので「当たり前」が多くなり過ぎているようです。
質問を頂くと自分でも「なるほど、そう言う事が解らないのか」と気がつかされるので、とても助かります。
歴史シリーズと違い、目くるめくはコンテンツ的にいろいろあるので継続できると思います。
コメントだけで1本記事が書けそうですね(笑)
写真の仕事を20年近くやっているので「当たり前」が多くなり過ぎているようです。
質問を頂くと自分でも「なるほど、そう言う事が解らないのか」と気がつかされるので、とても助かります。
歴史シリーズと違い、目くるめくはコンテンツ的にいろいろあるので継続できると思います。
おはようございます。
このシリーズの「コアな」ファンとしては遅まきながら、コメントです。
最近はセンサー性能が良くなったので、キットレンズでも暗い所でソコソコ撮れるようになった感じがしますが、おっしゃるように「保険」として明るいレンズは欲しくなりますね〜 表現方法も広がるし。
ということで、私はマイクロフォーサーズで動画を撮ってますが、いつも付けているのは大体単玉ですね。
ホントは便利ズームとして24-70(12-35)のニッパチが欲しいのですけど手がでません(笑)
このシリーズの「コアな」ファンとしては遅まきながら、コメントです。
最近はセンサー性能が良くなったので、キットレンズでも暗い所でソコソコ撮れるようになった感じがしますが、おっしゃるように「保険」として明るいレンズは欲しくなりますね〜 表現方法も広がるし。
ということで、私はマイクロフォーサーズで動画を撮ってますが、いつも付けているのは大体単玉ですね。
ホントは便利ズームとして24-70(12-35)のニッパチが欲しいのですけど手がでません(笑)
Egnathさん。こんにちは。
昔に比べて、ISO感度で3〜6段はあげられるので、デジタルカメラは暗いところに確実に強くなってます。
35mmだとf2.8のレンズは使いやすくて、絵を作るにバランスが良いですよね。
ただ、マイクロフォーサーズだと同じボケ足を表現するには、あと1段くらい明るいレンスが欲しくなります(f2くらい)
昔に比べて、ISO感度で3〜6段はあげられるので、デジタルカメラは暗いところに確実に強くなってます。
35mmだとf2.8のレンズは使いやすくて、絵を作るにバランスが良いですよね。
ただ、マイクロフォーサーズだと同じボケ足を表現するには、あと1段くらい明るいレンスが欲しくなります(f2くらい)