薪ストキャンプ！ ホリデーロード「Fbストーブ」その4 （幕よけパーツ）
Oct 11 , 2016
こんにちは。Kです。
薪ストーブ、ホリデーロード「Fb.ストーブ」についての4回目。
前回の記事
今回は横にでる煙突がテントの幕に触れるのを防ぐ「幕よけ」についてです。
私たちは、諸先輩方がやっているような「木の板」で幕よけを作りました。
本体は「木の合板」を蝶番で留めただけのシンプルな作りです。
この「横引き煙突」の熱対策として、煙突の幕よけの部分にグラスウールなどの「断熱材」を巻く方法をよく見ます。
しかし、わたしたちは横引き煙突には「断熱材」を付けませんでした。
理由としては。
①断熱材は煙突の保温になっても、幕への遮熱効果には限りがあること（断熱材が直接煙突に触れるので伝導熱で徐々に熱が伝わる）
②長時間使うストーブの熱対策としては、断熱（遮熱）だけでなく、放熱をする必要があり、そのために一番良いのは「空冷」だと思ったこと。
まあ、この考え方が本当に合っているかは解らないのですが・・・・・。
ただ、グラスウールなどの断熱材は基本的に「耐熱温度が高い物質」を「熱伝導率が低い空気を閉じ込める構造」で、表と裏で断熱します。
つまり、短時間であれば外側の温度は低いですが、長時間高温にさらせば「断熱材もそこそこ高温になる」と思います。
「熱」は「エネルギー」ですから、「断熱材」自体がため込んだ熱も「伝導」「放射」「対流」のいずれかで外に放出することになります。
「Fb.ストーブ」は私たちが使っている状態ですと、燃焼室に近い煙突で200℃前後、1メートル先で100℃ちょっとです。
と言う事は、1メートルくらいの長さで空気により100℃近く冷める事になります。
であれば、最初から「断熱材」を使わず、煙突を「空冷」にした方がいいのではと思いました。
（煙突の保温による燃焼効率のアップの為であれば断熱材は有効だと思います）
と言う事で、私たちは幕よけの内側をオープンにしています。（「幕よけ」の両側を密閉してしまうと、「幕よけ」内の空気がどんどん蓄熱してしまいます）
煙突に暖められた「空気」は「対流」して幕内に暖かい空気が入ります（これも良い事です）
「対流」するので下から「煙突」には「低温の空気」が常に供給されます（供給される空気まで高温だと幕内に居られないのでストーブを止めます）
あとは煙突からでる赤外線による「放射熱」ですが、これは幕よけの内側に「アルミ板」をホッチキスで止めて対策しました。
（どれくらい効果があるかはよくわからないですけど・・・）
ただ、煙突と幕よけ板の間には10センチくらいのスペースがあり、ストーブ運転中でもこのスペースは手が入れられないほど熱くはなりません。
また、念のため、煙突上面にカバーを吊しています。
これは煙突の端材をチェーンで吊って作っています。
一応注意点としては、木材は「熱伝導が低い」のでテントへのダメージが少ないですが、長時間使っていると「低温炭化」する場合があります。
「低温炭化」とは100℃前後の低い温度に長時間木材がさらされると炭化して発火し易くなる現象です。
ただ、「低温炭化」は明らかに木材が黒く炭化してから発火しますし、常に使用する「家庭用」と違い、週末の2、3日の間の数時間の使用ですので、使い続ける間に部材を取り替えるなどの対策をするば問題ないかと思います（もう少し使ってみないと断言できませんけど）
3角の幕よけがセットできたら、今度はその穴を塞ぐ必要があります（外と直結なので）
風防（風よけ）は幕よけの内側に付けてる人が多いようですが、煙突で温められた空気を幕内に入れたいので、風防は幕よけの外側に付けました。
ここは煙突に近いパーツなのでステンレスの「パンチング材」にしてます。
ただ、私たちは金属加工が出来ないので、これも「ホリデーロード」の佐野さんに特注で作って頂きました（汗）
煙突が通る部分に穴が空いていて、左右のパーツで挟み込みます。
幕よけの方に小さい釘が打ってあり、その釘にパンチの穴を引っかけます。
パンチ材なので密閉されず、ほどよく外気を取り入れてくれるので、幕よけ内が「超高温」になる事はありません。
気になる外気の吹き込みですが、風があっても吹き込みを感じる事はなく、幕内が寒くなる事はありませんでした。
この形で「トルテュPro.」に「Fb.ストーブ」をインストールして「冬キャン」をしました。
昨シーズンは合計6泊ほどこの方法で「Fb.ストーブ」を使いましたが、まったく問題はありませんでした。
おそらく、「熱対策」としてはかなり余裕をもっていると思います。
使用レポは今週末、道志方面にキャンプを予定してますので、そこでやります。
週末の予報は今の所晴れ、最高気温22℃、最低気温10℃、薪ストキャンプには良い季節になってきました。
楽天ショップ
ホリデーロード Fb.ストーブ・NEO（片面ガラス）
amazon
HOLIDAY ROAD ホリデーロード Fb.ストーブ・NEO（片面ガラス）
続きの記事はこちら
薪ストーブ、ホリデーロード「Fb.ストーブ」についての4回目。
前回の記事
2016/10/04
2016/10/05
2016/10/06
今回は横にでる煙突がテントの幕に触れるのを防ぐ「幕よけ」についてです。
私たちは、諸先輩方がやっているような「木の板」で幕よけを作りました。
本体は「木の合板」を蝶番で留めただけのシンプルな作りです。
この「横引き煙突」の熱対策として、煙突の幕よけの部分にグラスウールなどの「断熱材」を巻く方法をよく見ます。
しかし、わたしたちは横引き煙突には「断熱材」を付けませんでした。
理由としては。
①断熱材は煙突の保温になっても、幕への遮熱効果には限りがあること（断熱材が直接煙突に触れるので伝導熱で徐々に熱が伝わる）
②長時間使うストーブの熱対策としては、断熱（遮熱）だけでなく、放熱をする必要があり、そのために一番良いのは「空冷」だと思ったこと。
まあ、この考え方が本当に合っているかは解らないのですが・・・・・。
ただ、グラスウールなどの断熱材は基本的に「耐熱温度が高い物質」を「熱伝導率が低い空気を閉じ込める構造」で、表と裏で断熱します。
つまり、短時間であれば外側の温度は低いですが、長時間高温にさらせば「断熱材もそこそこ高温になる」と思います。
「熱」は「エネルギー」ですから、「断熱材」自体がため込んだ熱も「伝導」「放射」「対流」のいずれかで外に放出することになります。
「Fb.ストーブ」は私たちが使っている状態ですと、燃焼室に近い煙突で200℃前後、1メートル先で100℃ちょっとです。
と言う事は、1メートルくらいの長さで空気により100℃近く冷める事になります。
であれば、最初から「断熱材」を使わず、煙突を「空冷」にした方がいいのではと思いました。
（煙突の保温による燃焼効率のアップの為であれば断熱材は有効だと思います）
と言う事で、私たちは幕よけの内側をオープンにしています。（「幕よけ」の両側を密閉してしまうと、「幕よけ」内の空気がどんどん蓄熱してしまいます）
煙突に暖められた「空気」は「対流」して幕内に暖かい空気が入ります（これも良い事です）
「対流」するので下から「煙突」には「低温の空気」が常に供給されます（供給される空気まで高温だと幕内に居られないのでストーブを止めます）
あとは煙突からでる赤外線による「放射熱」ですが、これは幕よけの内側に「アルミ板」をホッチキスで止めて対策しました。
（どれくらい効果があるかはよくわからないですけど・・・）
ただ、煙突と幕よけ板の間には10センチくらいのスペースがあり、ストーブ運転中でもこのスペースは手が入れられないほど熱くはなりません。
また、念のため、煙突上面にカバーを吊しています。
これは煙突の端材をチェーンで吊って作っています。
一応注意点としては、木材は「熱伝導が低い」のでテントへのダメージが少ないですが、長時間使っていると「低温炭化」する場合があります。
「低温炭化」とは100℃前後の低い温度に長時間木材がさらされると炭化して発火し易くなる現象です。
ただ、「低温炭化」は明らかに木材が黒く炭化してから発火しますし、常に使用する「家庭用」と違い、週末の2、3日の間の数時間の使用ですので、使い続ける間に部材を取り替えるなどの対策をするば問題ないかと思います（もう少し使ってみないと断言できませんけど）
3角の幕よけがセットできたら、今度はその穴を塞ぐ必要があります（外と直結なので）
風防（風よけ）は幕よけの内側に付けてる人が多いようですが、煙突で温められた空気を幕内に入れたいので、風防は幕よけの外側に付けました。
ここは煙突に近いパーツなのでステンレスの「パンチング材」にしてます。
ただ、私たちは金属加工が出来ないので、これも「ホリデーロード」の佐野さんに特注で作って頂きました（汗）
煙突が通る部分に穴が空いていて、左右のパーツで挟み込みます。
幕よけの方に小さい釘が打ってあり、その釘にパンチの穴を引っかけます。
パンチ材なので密閉されず、ほどよく外気を取り入れてくれるので、幕よけ内が「超高温」になる事はありません。
気になる外気の吹き込みですが、風があっても吹き込みを感じる事はなく、幕内が寒くなる事はありませんでした。
この形で「トルテュPro.」に「Fb.ストーブ」をインストールして「冬キャン」をしました。
昨シーズンは合計6泊ほどこの方法で「Fb.ストーブ」を使いましたが、まったく問題はありませんでした。
おそらく、「熱対策」としてはかなり余裕をもっていると思います。
使用レポは今週末、道志方面にキャンプを予定してますので、そこでやります。
週末の予報は今の所晴れ、最高気温22℃、最低気温10℃、薪ストキャンプには良い季節になってきました。
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コメント
詳細なレポ、ありがとうございます！
今期の導入は難しいと思いますが、fbストーブ、やはり素敵ですね。うらやましい！
それはそうと、Kさん、プジョーCで車載は如何されてるんですか？どう考えても、キャンプ道具一式トランクに収まらない気が（笑）
道志、寒いと思いますが、使用レポ楽しみです！
今期の導入は難しいと思いますが、fbストーブ、やはり素敵ですね。うらやましい！
それはそうと、Kさん、プジョーCで車載は如何されてるんですか？どう考えても、キャンプ道具一式トランクに収まらない気が（笑）
道志、寒いと思いますが、使用レポ楽しみです！
こんにちは〜！
またまたお邪魔します^ ^
すごくためになる記事でしたー！
Fb.ストーブますます欲しくなりますねー。
薪ストーブ検討したいと思います〜。
嫁へのプレゼンが一番の難関ですが。。
またまたお邪魔します^ ^
すごくためになる記事でしたー！
Fb.ストーブますます欲しくなりますねー。
薪ストーブ検討したいと思います〜。
嫁へのプレゼンが一番の難関ですが。。
Egnathさん。こんばんわ。
薪ストーブ、簡単な買い物ではないですよね。私たちもかなり悩みました。
でも、始めるとキャンプの世界が変わりますよ。
はい、プジョー308ccに乗ってます。プジョーが先で、キャンプが後で、結果的にそうなりました。
ですので、このブログの記事のキャンプ、すべて308ccのトランクと後部座席だけでやっています。
その辺の工夫もそれないりにあるので、今後そのあたりももっと記事にしていきたいと思っています。
薪ストーブ、簡単な買い物ではないですよね。私たちもかなり悩みました。
でも、始めるとキャンプの世界が変わりますよ。
はい、プジョー308ccに乗ってます。プジョーが先で、キャンプが後で、結果的にそうなりました。
ですので、このブログの記事のキャンプ、すべて308ccのトランクと後部座席だけでやっています。
その辺の工夫もそれないりにあるので、今後そのあたりももっと記事にしていきたいと思っています。
isaisa13さん。こんばんわ。
薪ストキャンプ、他の道具と違い、簡単とは言いませんが「難しいくて手が届かない」言うほどでは無いと思います。
ホリデーロードの代表の佐野さんはいろいろ相談に乗ってくださる方ですので、不安があれば連絡してみてください。
近々、HPも新しくされるようですよ。
薪ストキャンプ、他の道具と違い、簡単とは言いませんが「難しいくて手が届かない」言うほどでは無いと思います。
ホリデーロードの代表の佐野さんはいろいろ相談に乗ってくださる方ですので、不安があれば連絡してみてください。
近々、HPも新しくされるようですよ。
