琥珀色の麦酒の輝き ① 〜歴史探索、最初のビールのお話〜
こんにちは。Kです。
荒れ狂うサバイバルキャンプから帰還しました。
当然、生きて帰ったので、昨晩は夫婦でビールで乾杯しました(笑)
サバイバルレポで疲れた「体」と「頭」を休めるため、以前から温めていた「ビールの記事」をスタートしたいと思います。
ありふれたお酒であり、乾杯の代名詞「ビール」
このシリーズでは当たり前のようにそこにあるビールの「奥深さ」を探って行きます。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
題して、新シリーズ「琥珀色の麦酒の輝き」
20歳未満お断りの「大人のシリーズ」です。
では、「ビールの世界」にご案内します。
●お酒は二十歳になってから。
どこで飲んでも美味しいビールですが。やはり、キャンプ場で飲むビール。最高ですよね。

また、最近は日本各地の「クラフトビールメーカー(ブリュワリー)」が昔と違い「美味しいビール」を作るようになりました。
そのため、キャンプで訪れた土地の色々な「ビール」が楽しめます。
これ、20年前なら考えられない事で、本当に良い時代になったと思います。
ただ「ビール」は、他の「お酒」に比べ、やや軽んじられているのも事実です。
例えば、「ワイン」だと「書籍」や「雑誌」で色々な情報があったり、「ワイン教室」などもあるので、いわゆる「ワイン通」の方々が沢山いらっしゃいます。
それに対して、「ビール」はどちらかというと「とりあえず」の枕詞があるように、何となく地位が低いお酒です。
しかし、ビール。
実はとても「奥深い飲み物」です。
その奥深さを知るにはまず、ビールがたどってきた「歴史」を見てみます。
ビールはいったいいつ頃から飲まれているのでしょうか?
●古代のビール
ビールの歴史は相当古く、記録に残っているのは6,000年前の「メソポタミア文明」で、その記述が見られます。
はい、世界史の教科書の最初のページに出てくるあの「メソポタミア文明」です。
チグリス川、ユーフラテス川のあれですよ。
正確なビール発祥の時期は解りませんが、おそらく8,000年前~6,500年前くらいだと言われています。
ビールは「文明の発祥」から飲まれているんですね。
また、「古代エジプト文明」の文献(パピルス文書)では「ピラミット建設」の労働者への給料の支払いに「ビール」があるという記述が残っています。
と言うことはあの「ピラミット」を作った労働者達は、仕事が終わると一日の仕事の疲れを落とすため、みんなで「ビールで乾杯」していたのだと思います。

※エジプトで撮影したピラミットのイメージ。奥さんが大きいのは気のせいです。
しかし、この頃のビールは今のビールとは違い、「麦芽」を発酵して「ハーブ」などで味付けをしたものと言われています。
ビールの大切な要素である「発泡性」もどこまであったかは解りません。
また、古代エジプトで飲まれた「ビール」は、その文明の衰退とともに歴史のなかから消えていってしまいました。
しかし、その後「ビール」は別の場所、別の人達に伝わり発展していくこととなります。
それが、「ヨーロッパ」。
そして「ビール」を発展させた人達が「ゲルマン人」という人達でした。
●ゲルマン人と二つのビール
ヨーロッパ、特に「南ヨーロッパ」は気候的に「ブドウ」が育ちます。
ブドウはもともとが「糖質」で出来ているので、乱暴な言い方をすれば、ブドウはほっておけば「ワイン」になります。
ですので南ヨーロッパでは「ワイン」が主流で、当時の「ローマ帝国」でローマ人達が飲んでいたお酒は「ワイン」でした。
それに対して、気候的にブドウが育ちにくい「北ヨーロッパ」では寒くても育つ「麦」から作れるアルコールである「ビール」が発展したのです。
そして、その北ヨーロッパにいた人達が「ゲルマン人」でした。
北ヨーロッパにはゲルマン人達の主要な国があります。
それが、現在の「ドイツ」と「イギリス」の2つの国です。
ドイツでは「ビール」の事を「ビアー」と呼んでいます。
それに対して、イギリスではビールの事を「エール」と呼んでいました。
そのため「ビアー」と「エール」。2つのビールはそれぞれの地域で別々の発展をとげていく事となりました。
次回は私たちが呑んでる「ビール」の元となった「ドイツ」と「イギリス」でのビールの発展の歴史を追って行きたいと思います。
つづく。
続きの記事はこちらです
荒れ狂うサバイバルキャンプから帰還しました。
当然、生きて帰ったので、昨晩は夫婦でビールで乾杯しました(笑)
サバイバルレポで疲れた「体」と「頭」を休めるため、以前から温めていた「ビールの記事」をスタートしたいと思います。
ありふれたお酒であり、乾杯の代名詞「ビール」
このシリーズでは当たり前のようにそこにあるビールの「奥深さ」を探って行きます。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
題して、新シリーズ「琥珀色の麦酒の輝き」
20歳未満お断りの「大人のシリーズ」です。
では、「ビールの世界」にご案内します。
●お酒は二十歳になってから。
どこで飲んでも美味しいビールですが。やはり、キャンプ場で飲むビール。最高ですよね。

また、最近は日本各地の「クラフトビールメーカー(ブリュワリー)」が昔と違い「美味しいビール」を作るようになりました。
そのため、キャンプで訪れた土地の色々な「ビール」が楽しめます。
これ、20年前なら考えられない事で、本当に良い時代になったと思います。
ただ「ビール」は、他の「お酒」に比べ、やや軽んじられているのも事実です。
例えば、「ワイン」だと「書籍」や「雑誌」で色々な情報があったり、「ワイン教室」などもあるので、いわゆる「ワイン通」の方々が沢山いらっしゃいます。
それに対して、「ビール」はどちらかというと「とりあえず」の枕詞があるように、何となく地位が低いお酒です。
しかし、ビール。
実はとても「奥深い飲み物」です。
その奥深さを知るにはまず、ビールがたどってきた「歴史」を見てみます。
ビールはいったいいつ頃から飲まれているのでしょうか?
●古代のビール
ビールの歴史は相当古く、記録に残っているのは6,000年前の「メソポタミア文明」で、その記述が見られます。
はい、世界史の教科書の最初のページに出てくるあの「メソポタミア文明」です。
チグリス川、ユーフラテス川のあれですよ。
正確なビール発祥の時期は解りませんが、おそらく8,000年前~6,500年前くらいだと言われています。
ビールは「文明の発祥」から飲まれているんですね。
また、「古代エジプト文明」の文献(パピルス文書)では「ピラミット建設」の労働者への給料の支払いに「ビール」があるという記述が残っています。
と言うことはあの「ピラミット」を作った労働者達は、仕事が終わると一日の仕事の疲れを落とすため、みんなで「ビールで乾杯」していたのだと思います。

※エジプトで撮影したピラミットのイメージ。奥さんが大きいのは気のせいです。
しかし、この頃のビールは今のビールとは違い、「麦芽」を発酵して「ハーブ」などで味付けをしたものと言われています。
ビールの大切な要素である「発泡性」もどこまであったかは解りません。
また、古代エジプトで飲まれた「ビール」は、その文明の衰退とともに歴史のなかから消えていってしまいました。
しかし、その後「ビール」は別の場所、別の人達に伝わり発展していくこととなります。
それが、「ヨーロッパ」。
そして「ビール」を発展させた人達が「ゲルマン人」という人達でした。
●ゲルマン人と二つのビール
ヨーロッパ、特に「南ヨーロッパ」は気候的に「ブドウ」が育ちます。
ブドウはもともとが「糖質」で出来ているので、乱暴な言い方をすれば、ブドウはほっておけば「ワイン」になります。
ですので南ヨーロッパでは「ワイン」が主流で、当時の「ローマ帝国」でローマ人達が飲んでいたお酒は「ワイン」でした。
それに対して、気候的にブドウが育ちにくい「北ヨーロッパ」では寒くても育つ「麦」から作れるアルコールである「ビール」が発展したのです。
そして、その北ヨーロッパにいた人達が「ゲルマン人」でした。
北ヨーロッパにはゲルマン人達の主要な国があります。
それが、現在の「ドイツ」と「イギリス」の2つの国です。
ドイツでは「ビール」の事を「ビアー」と呼んでいます。
それに対して、イギリスではビールの事を「エール」と呼んでいました。
そのため「ビアー」と「エール」。2つのビールはそれぞれの地域で別々の発展をとげていく事となりました。
次回は私たちが呑んでる「ビール」の元となった「ドイツ」と「イギリス」でのビールの発展の歴史を追って行きたいと思います。
つづく。
続きの記事はこちらです
2017/01/23
コメント
おはようございます~
始まりましたねビールネタ(笑)
味、銘柄からではなく成り立ちからってのがzero21keiさんらしいですね~
次回楽しみにしてます(笑)
因みにわたくしお酒は好きです!
ですが殆ど飲めません(爆)
※ビール350mlぐらい?!
始まりましたねビールネタ(笑)
味、銘柄からではなく成り立ちからってのがzero21keiさんらしいですね~
次回楽しみにしてます(笑)
因みにわたくしお酒は好きです!
ですが殆ど飲めません(爆)
※ビール350mlぐらい?!
始めました。ビールネタ(笑)
蘊蓄系ブログの名に恥じぬよう、誰も興味を示さない深い深い所からのスタートです。
記事はある程度書き上げてあるので、ちょっとずつ上げていきます。
銘柄も勿論ですが、「スタイル」をキーワードに色々紹介していく予定です。
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